【イベント報告】アンコールワットだけじゃないカンボジア

私たち地雷原だった場所に学校を建てました

今まで旅を通して、世界を見る度に思う。『世界のために何か出来ないだろうか。』

そんな思いから始まったのが、ピースボート地雷廃絶キャンペーンP-MAC。18年前、ピースボートがカンボジアを訪れて、地雷除去を続ける人々に出会ったのが始まりです。それ以来、日本であつめた募金を使って、カンボジアの地雷除去を支援しています。

そして今年、カンボジアのジャングルに囲まれたスナハイ村の地雷を除去して、そこに小学校を建設しました。

まさか地雷原に学校を建てるなんて・・・当初は半信半疑だった私たち。

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しかしそこには学校が建ち、この夏開校式を行ってきました!!

 

10/29(土)カンボジアに行ったスタッフが報告会を行いました

event_cambodia161029_4約20名の方が報告会に参加してくださいました。

報告をおこなったのは、スタッフの富岡あゆみ、戸田良明、遠山明子の3名。カンボジアで体験した、スナハイ村の開校式や地雷除去現場の様子、地雷被害者たちとの交流、現在のカンボジアに今も影響を与え続ける内戦や虐殺の歴史を紹介しました。

 

 

私たちの募金活動は確実にカンボジアの子どもたちの未来をつくっている

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スナハイ村の開校式では、この学校をつくるために募金活動を頑張ってきたボランティアスタッフが、子どもたちにスピーチをおこないました。富岡は、数百人の子どもたちに語りかけるボランティアスタッフを見て、涙があふれてきたと話します。

「日本で集めた募金で、カンボジアの地雷がなくなり学校がつくられている。子どもたちが安全に勉強できる。募金活動がどのように形になっているか、それを知ることができました。ボランティアスタッフのみんなが、自分たちが集めた募金でできた学校でスピーチをしている姿を見ると感動しました」

 

終了後のアンケートでは、

・カンボジアのイメージはアンコールワットや子どもたちのキラキラした笑顔だったりプラスな印象だったのが残酷な歴史もあった事を知り、さらに詳しく勉強したくなった

・世界に興味を持つことができた!

・カンボジアの新たな知識が増えた。

などなどカンボジアをきっかけに世界の事を「知りたい!」と興味をもってくれた方も!

あとはカンボジア風焼きそばを食べながら…

event_cambodia161029_5イベント終了後は交流の時間。

イベント中、実はすぐ後ろでスタッフがジュウジュウいわせながらこれをつくっていました。

カンボジア風焼きそば!

普通の焼きそばにみえますが、ナンプラーや唐辛子をつかったとってもカンボジアっぽいソースがかかっています。おいしかったです!

食べながら、カンボジアの教育問題や地雷除去の大変さなど、深い話が続きました。

 

Peace Boat Staff:Morita SACHIKO