《西日本豪雨災害》ボランティア募集中!

岡山県倉敷市で避難所運営や家屋清掃などの支援活動を一緒にしてくれるボランティアの募集です。初めての方も大歓迎!

西日本を中心に大きな被害を受けた平成30年7月豪雨。約二ヶ月経ちましたが、ピースボート災害ボランティアセンター(以下PBV)ではボランティアの受け入れを続けています。

3日間からの短期ボランティア
1週間以上の長期ボランティア

人こそが人を支援できるということ

こんにちは。ピースボートスタッフの荒木梨央です。
私がPBVにボランティアとして参加した8月中旬には、まだ壊れた家がそのままになっていました。ずっと手付かずだった為に、家具や衣類は水に浸った状態のままでそれを手に取ると異臭がしました。写真も色褪せてほとんど何も写っていませんでした。

そんな中で被災した方々と共に家の清掃をしている時に私が感じたことは「人こそが人を支援できるということ」です。これはPBVの掲げるコンセプトでもあります。この、人こそが出来ること、というのを身をもって感じました。

今の時代、機械やロボットなんかの技術が発展してとても便利な世の中になりましたが、こういった災害があった時に人を支えられるのは人です。

心に寄り添って癒せるのもやっぱり人だから

清掃をしていると、アルバムや卒業証書、誰かから送られてきた手紙などたくさんの思い出が家の中から出てきます。それを見つける度に家主さんに声を掛けて、とっておくかどうか尋ねていました。これは感情のない機械には出来ないことです。

そして被災し疲れ切った心を癒せるのも人です。避難所でボランティアをしている時、来てくれて本当にありがとうと言われた時はお互いが笑顔になりました。ロボットでは人の心に寄り添うことは出来ません。

「人こそが人を支援できるということ」はとても大切なことです。何かがあった時、本当に支え合えるのは人同士だと思います。私はそれを今回のボランティアで学ぶことが出来ました。そして過酷な状況下でもとても優しい真備町の方々が大好きになりました。ただ漠然と被災地の助けになりたいと思っていたのが、「真備町の方々の助けになりたい」と思うようになりました。

あなたの力をかしてください

今なおその真備町の方々は助けを必要としています。日が経ちどんどんボランティアの数は減ってきており、メディアで報道することも減っています。自然災害大国である日本で次々と起こる災害に心がついていくことに精一杯なところもありますが、災害はもう終わったと思われている場所にも困っている方々はたくさんいます。

全ては知ることから始まると思うので、まずはこの記事を見て真備町のこと、ボランティアのことを知ってもらい、そして可能な方はボランティアに参加してもらえたら嬉しいです。

ボランティア募集について詳しくは…

募集概要については以下のPBVのウェブページをご覧ください。短期と長期に分けて募集しています。参加条件などが詳しく書かれていますのでよくご覧いただき、ボランティアに関するご質問はウェブ内にあるPBVのお問い合わせ先にお願いいたします。

西日本豪雨 短期災害ボランティア(3日間以上)
西日本豪雨 長期災害ボランティア(1週間以上)

皆さまのご協力をお願いします。

 

ピースボートスタッフ 荒木梨央