「理由なんていらない。心が動いたら、それが旅の始まり」森田親

ピースボートセンターおおさか(ピーセンおおさか)ではたらくスタッフを紹介します。今回は、好きなことには猪突猛進する森田親です。

森田親 Morita Chikashi(通称:チカシ)

群馬県高崎市出身。

散歩やスノボから、携帯ゲーム、アイドル、音楽、アニメまで、多趣味で話の引き出しが豊富なチカシ。特に音楽はtofubeats、ポルカドットスティングレイ、DAOKOが好き。アニメは「アイカツ!」シリーズと「CLANNAD」が推しです。

特技は味濃いめジャンク料理とどこでも寝られること。最近のマイブームはカフェ巡り。甘党でたい焼きが好物です。

チカシは、ピーセンおおさか に来るボランティアスタッフが地球一周の船に乗るまでをサポートしています。

ボランティアスタッフにとって頼れる存在のチカシ。彼と話せば、きっと楽しいピースボートライフが送れるはず。見かけたら気軽に声をかけてみてください!

レールを外れた?怪しげなポスターが人生を変えた

地元の高校を卒業して東京の専門学校に進学したが3か月ほどで中退、その後フリーターに。バイト先と実家の往復以外で外には出ず、半引きこもり状態でした。

周りは新卒で社会人になった友人、大学生活を謳歌している友人ばかり。

田舎の狭い視野しか持っていなかった自分は、周りと比べて「早くもレールから外れた感」に苛まれて劣等感を抱いていました。

そんなとき、久々に地元の友人と居酒屋に行った際に目に飛び込んできた怪しげなポスター。

「地球一周」と書かれたそのポスターを見てまず最初に思ったことは「周りがやったことない面白いお金の使い方がある!」

それがピースボートとの出会いでした。

<イースター島でモアイと僕>

飽き性なので思い立った時に行動しないとやらなくなる性格なので、ピースボートのホームページを見つけてちょうど次の日に東京で説明会があることを知り参加しました。

100日間の地球一周に参加できるのは、僕のようなフリーターで時間がある人が多いと思っていました。実際にピースボートに来てみると、地球一周を目指している方の中には多くの社会人や大学生もいました。

仕事や授業の合間に自分で時間を見つけてボランティアスタッフ活動に参加し、地球一周できるように計画を立てていて、すごいなぁと感心しました。

知的好奇心と冒険心を刺激するピースボートの船旅

<インドで船旅の友人と>

地球一周の船旅では「地球大学」を受講していました。これは船内でのゼミと寄港地での現場体験を組み合わせたピースボートの平和教育プログラムです。

クルーズごとにテーマが異なりますが、僕が参加した船では「世界に学び、地域に根ざす」をテーマに、貧困や紛争を克服して新しい地域社会をつくろうとする動きを学びました。

その中で南インドに住む方の家にホームステイして交流しました。そこに暮らす人々から環境問題や経済格差などについて、そして教育と医療に力を入れたこの地域独自の取り組みについて話を聞きました。

知識として学ぶだけではなく、直接当事者と交流したり現地で体験することは、なかなか他ではできない貴重な機会でした。

<感動したサグラダファミリア>

そして、海外旅行経験があまりない自分でも教科書に載っていた有名な建築物を自らの足で訪れ、実際見られたことに感動しました。

特に、スペイン・バルセロナのサグラダファミリアとイタリア・ローマのコロッセオは印象に残っています。

地球一周がくれた「人とのつながり」

<エジプトといえばピラミッド>

地球一周することで、180度世界が変わったと豪語できるほど大きな変化はもしかしたらないかもしれません。

でも、半引きこもりだったフリーター時代で止まっていた「人とのつながり」はおつりが返ってくるほど広がりました。

寄港地で出会った世界中の人々と、船内で100日間を共に過ごした仲間たちと知り合えた、交流できた時点でピースボートに乗った価値はあったなと思います。

はじめましておおさか!

<今年3月までスタッフとして地球一周していました。南アフリカのケープタウンで>

ひょんなことで船に乗り、世界の一部を見てきました。そして今はピースボートで働いています。

これまで東京のピースボートで長らく仕事していましたが、この春 ピーセンおおさか にやってきました!

地元の群馬県高崎市と東京しか住んだことのない僕にとっては初の関西住みで、街を歩くだけでもワクワクしてます。

大阪の雰囲気にも順応していきつつ、自分らしさでポスター貼り担当としてボランティアスタッフのみなさんをサポート、お手伝いしていければと思ってます。

一緒に地球一周を目指しましょう!

きっかけはなんでもOK!チカシが ピーセンおおさか で待っています!

実は普段国内旅行すらまともに行ったことのなかった僕でも、ピースボートに参加することで世界のいろんな場所でたくさんの経験ができました。

何があるかわからないからこそ人生は面白い。

そのひとつの「きっかけ」としてピースボートに来てくれた方のお手伝いがしたくて ピーセンおおさか で皆さんを待っています。ぜひ遊びに来てみてください。

理由なんて人それぞれで、それは「ちょっと興味がある」「気になった」だけで充分です。

迷っている人もいきなり変わる必要はないです。自分のペースで少しずつでも。

僕がお手伝いします!

 

文:森田親  編集:森田幸子