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地球4周目へ、いってきます!〜ありがとう、ピーセンおおさか で過ごした日々を振り返って〜

地球4周目へ、いってきます!〜ありがとう、ピーセンおおさか で過ごした日々を振り返って〜

こんにちは!ピースボートセンターおおさかの德永涼子(ほたる)です。

突然ですが、今年8月20日(木)出航予定の ピースボート地球一周の船旅 Voyage124 に乗船することになり、7月をもちまして ピースボートセンターおおさか(ピーセンおおさか) を去りました。

以前、Voyage117(2024年出航)乗船前に ピーセンおおさか にいるのは今回が最後になるであろうと書き残していたブログから、再び戻ってきて早くも2年のときがたった今、また同じように最後になってもいいように書き記そうとしています。

Voyage117下船後、2024年の夏から始まった、あっという間の毎日。

いざ出発の日が近づくと、同僚から「これをするのは今日が最後なんじゃない?」なんて言われるたび、胸の奥がちょっぴりぐっと来る感覚を覚えます。(ついこないだはイベント終了時に涙してしまいました笑)

今回は、私が ピーセンおおさか で過ごした幸せな記憶をシェアさせてください。おそらく今回も長くなると思いますので、途中で休み休み読んでいただけると幸いです。まだセンターに来たことがない方は、ぜひこの熱量を自分の目で確かめに、センターへ遊びに来てくださいね。

すべての始まりは、ここから 旅行説明会&ボランティアスタッフ説明会

やっぱり説明会が大好きです(笑)。

旅行説明会では船内の様子や寄港地での過ごし方を、ボランティアスタッフ説明会では乗船前の関わり方などを喋り手としてお伝えすることをメインに、幅広く担当していました。

好きなことを思いっきり伝えながら、目を輝かせながら聞いてくださる皆さんを見ていると、地球一周に行きたいと思っていた自分の当時の感覚を思い出して懐かしさを覚えます。

聞いている方がたとえ2、3人だったとしても、その時間を共有できるだけで嬉しいんです。

街中のポスターや広告、知人が乗船していて…、などいろんなきっかけがあってたどり着いてくださる方々との出会いに縁を感じる日々でした。

人生の節目に関わることができる時間でもありました。SNSで簡単に繋がれるこの時代に、超アナログで直接語り合える場所なんて、最高だと思いませんか?

ここが旅の始まり。つっこM

毎週木曜日の夜は、ピーセン集合!と他ブログや説明会時も案内している定例会議、”つっこM”。

中でも初めてつっこMに参加するボランティアスタッフの紹介時間”お初紹介”が好きなんです。自己紹介をかねて、他スタッフたちからの質問をしながら、ピースボート文化の一つのあだ名を命名していきます(もちろん名前で呼んでほしいという方は愛をこめて名前でお呼びしますよ!)。

この時間は単にあなたという一人を知っていくだけでなく、一足先に活動をしているボランティアスタッフの人が「これからよろしくね!」「ここにいて大丈夫だよ」と向かい入れる儀式のようなものでもあると思っていて。雰囲気が本当に暖かくて自分自身も安心して過ごしている時間のひとつです。

つっこM後にはせっかく集まるんだから世界のこと知りたいよね、とイベントを企画しています。このイベントの内容を何にするか、スタッフたちといつも頭を悩ませましたが、この企画が終わったらどんな変化や気づきがあるのかを想像するのも楽しくて。

それでももっとやりたかったのは、世界を一歩踏み込んで知っていく勉強会です。

やっぱり旅に出る前に知っておきたいことって限りがないので、もっと共有したかった世界があります。足りなかった分はぜひ実際に旅に出て、体感してみてもらえたらと思います。

またセンターを離れてフィールドワークに出てみたり、普段働いているスタッフや、ボランティアスタッフをより深ぼって紹介する時間をつくってみたり。お互いを深く知れる機会をもっと作りたかったです。

好きな言葉で「国とは”人”なのだと!!!」という言葉があります。『ONE PIECE』の作中で国王コブラの器の大きさを感じる名シーンなのですが、これはあらゆる組織や身近な存在にも言えることだと思っています。

このセンターの場所を作るのはまさしく、ここにたどり着いた一人ひとりの存在で、だからこそ大切にしたいことでもある。その先がセンターだけでなく、船やこれからの旅路につながっていくものだと思い返しながら過ごす日々でした。

別れがあれば出会いもある 出航前後はお祭り騒ぎ

出逢いがあれば別れもあります。旅立つみんなを見送る出航は毎回心にくるものがあります。

出航直後には、これからの地球一周を目指すボランティアスタッフが集まる交流会があります。横浜出航後の交流会は全国から人が集まり、神戸出航後は関西圏のみなさんが来てくれます。

この交流会は、もう大好きでほぼ皆勤賞です(笑)。ちなみに2028年以降は発着地が横浜のみとなるため、神戸での交流会は、2027年12月発まであと5回しかチャンスがありません!皆さん、今のうちにぜひ楽しんでくださいね。

旅立つ人がいれば帰ってくる人もいます。地球一周報告会では、乗船前にセンターにあまり通っていなかった方との出会いもあって、旅の感想をきいたり「センターにきておけばよかったなぁ」といわれることも(ちょっとうれしいです)。

同じ地球一周をした人が聞いても新しい発見がある報告会。「旅は終わらない」ということを実感できる、大切な時間です。

世界とつながっている 街頭募金やプロジェクト

世界とのつながりを感じるのは報告会や勉強会だけではありません。

このブログを書いているまさにこのタイミング(8/30時点)で、熊本では震度7の地震が発生し、街頭募金をおこなう準備をしています。地震発生後すぐに現地入りをしているピースボート災害支援センター(PBV)、そしてそれに呼応する形ですぐにできることを探し動いていくピースボートセンターやピースボート自体の動きに、毎回感動しています。

地震や自然災害、また戦争などはニュースで見なくなると途端に終わったかのような雰囲気になる、つまり風化してしまう現象がどうしてもしみついている現代。その中でもがむしゃらにやれることをやっているスタッフやそこに関わってくださるボランティアスタッフの皆さんには尊敬で頭が下がります。

そしてそういった活動にかかわるのは勇気がいるかもしれませんが、気軽にかかわってみてほしいなと思います。

これまた好きな作品の話になるのですが、『鋼の錬金術師』の中で出てくる名セリフ「一は全 全は一」という言葉があります。

遠いどこかの地域で起こっていることかもしれない。でもそれは同じ地球に住み、ともに生活をしている要素の一つ、だからこそ無関係ではいられず、できることを自然と探す。

これも当たり前のようで難しいかもしれませんが、それをあきらめない場所があるということを知ってもらうこと、そして関わってみることから「全」へと進めると信じています。

第2のふるさと。シェアハウス

さて、そんないろんなこと言うてますが、やっぱり「全」をなすには「一」の自分から。普段の生活を支えてくれた、もはや、ただの複数人で共同生活をするだけの場としてのシェアハウスとはいえない場所。

ピースボートセンターから遠く離れたところに住んでいてもボランティアスタッフ活動をしたい方のためのシェアハウスがあり、スタッフも一緒に住んでいます。

私にとっては「家族」と住む場所、シェアハウス”いそべや”。

突如始まる夜ご飯作り、笑いが絶えないポスター貼りの疲れを癒すマッサージ、音楽に合わせて踊り明かした夜や、映画を見て泣いたり学んで考えを共有しあったり…。

何気ない趣味嗜好まで全部見えてしまうけれど、それすら愛おしい空間でした。

ピーセンおおさか での日常

やっぱり一番長くいる場所での何気ない思い出も今の私を語るうえでは欠かせない時間です。

暑かったり寒かったり雨が降っていたり、疲れがたまっている中でもポスター貼りを頑張っているみんなからの電話は、自分も頑張ろうと鼓舞させてくれたし、センターで活動するボラスタ、そしてボラスタのサポートに徹するフルタイムボラスタとの連携も私に力をくれました。

そして、みんなと一緒にお昼ご飯やお菓子を食べながら他愛のない話をしたり…。当たり前のような当たり前じゃない時間は私の宝物です。

次の地球一周は、みたい・やってみたいの新世界!

そんなセンターを離れるのはとても寂しいですが、世界は待ってくれないので自分の目でも今何が起きているかを見に地球一周へ行ってきます。約2年ぶりの世界一周ということもあり、ある意味新鮮な気持ちで旅ができるのが楽しみです。

・担当は… 初めての挑戦だらけ!

Voyage124には「PA担当」で乗船します。パブリックアドレスの略なのですが、船内では主に音響関連全般を担当します。音がするあらゆるところにいると思ってください(笑)。

つまりどの企画にも関わっていきます。企画には企画者の「伝えたい想い」があります。それを100%以上に引き上げられるよう、初めてのことだらけの中ではありますが、全力で挑んできます。

人と人が繋がる瞬間に必ず居合わせる存在として、参加者の皆さんの変化に立ち会えることが今からとても楽しみです。

・やりたい企画

メインの担当は裏方として皆さんを支えていきますが、個人としては企画したいことがたくさんあるので、実現できるように実はひっそり準備を始めていて…(笑)。

大好きな作品『進撃の巨人』を題材に「アニメから見る世界」について話したいと考えてたり、バンドフェスや音楽ワールドナイトなどなど、音楽に関するイベントも考えています。

今回は初めて担当するということもあり準備も念入りに、8月頭から東京で準備期間に入ります。きっとこのブログがアップされているころには東京で目を血走らせながら頑張っていることでしょう(笑)。

「旅ができる」は奇跡。当たり前ではない環境と世界の現実

様々な準備を重ねていよいよ旅へと出発するわけですが、その際にどうしても心に留めておきたい大切なことがあります。

それは、「旅ができる」は、決して当たり前のことではないということです。

まず、このブログの「説明会」の部分でも触れたように、乗船される一人ひとりが旅立てる状況を整えるまでに、多くの事柄に区切りをつけてこられたはずです。そうして一人ひとりがこの船に乗るという選択をしたからこそ、奇跡のような出会いや乗船前からのつながりが生まれるのだと感じています。

さらに、私たちが旅を続けられる環境そのものについてもいえます。船に関わるすべての人にとって、温かく受け入れてくれる港や人々がいなければ、船が着岸することすら叶いません。

これまでに信頼と実績を積み上げてきてくれた先輩スタッフや参加者の皆さんの歴史があるからこそ、私たちは今、安心して旅を楽しみ、現地の方々と交流することができます。これは本当に、有り難く特別なことです。

だからこそ、私は一人でも多くの方と一緒にたくさんの場所を訪れ、世界中に友だちの輪を広げていきたいと考えています。

前述した「世界は待ってくれない」という言葉には、良い側面もあれば、厳しい側面もあります。

具体的な例を挙げると、現在スエズ運河は緊迫した情勢の影響により、航行することができない状態が続いています。これを単に「エジプトや地中海へ行けなくなって残念だ」という表面的な出来事として捉えるだけでなく、ぜひその背景へと一歩踏み込んで想像してみてほしいのです。

「どうして行くことができないのか」。ただ危険だからと避けるのではなく、なぜそのような状況に陥っているのかという背景を知ることから、本当の旅が始まるのだと思います。

それは、いま私たちが当たり前のように訪れているすべての港、そしてすべての旅先にも共通して言えることです。

2023年10月以降、深刻さを増している情勢の裏側で、世界では一体どのような出来事が起きているのか。その現実から目を背けず、しっかりと心に焼きつけていきたいと思います。

最後に

19歳で初めて地球一周するまでは、命を絶とうとしていた私が、今こうして全力で笑い、涙し、感情をさらけ出せるようになるなんて思ってもみませんでした。(私の過去が気になる方は、ぜひこちらのブログも読んでみてください)

今では、一緒に旅をしたい仲間が周りにたくさんいて、本当に幸せ者です。

その一周は世界でたった一つ。二度と同じ人や時を過ごせないのだから、後悔のない選択を。

ピーセンおおさか で出会ったすべての皆さん、数えきれないほどの思い出を本当にありがとうございます。

それでは、Voyage124(そしてその前の準備で東京へ)いってきます!

ピースボートセンターおおさか 德永涼子

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