みんなでつくる地球一周を彩る出航曲

こんにちは!ピースボートスタッフの関美衣です。

ピースボート地球一周の船旅 Voyage120 の出航まであと1か月と迫ってきました。そして今回は、新たな試みとして 「出航曲」 を AIで作成しました!

ピースボートクルーズ史上初の試み、ピースボートスタッフ・ピースボートボランティアスタッフ・そしてAIがいっしょに作った「出航曲」の誕生物語です。

そもそも「出航曲」とは?

<ニューヨークの夜景を見ながら出港(Voyage118)>

ピースボートには、それぞれのクルーズごとに「出航曲」と呼ばれるテーマソングがあります。

この曲は、船が日本を出航する時、そして各寄港地を出港する際に流れ、旅のさまざまな場面を彩ります。

私は、2015年4月に出航した 第87回ピースボート地球一周の船旅 に参加者として乗船しました。そして出航曲はアンディー・グラマーの『Back Home』でした。

ここからはぜひ↑『Back Home』をBGMにお読みください(^^)

毎回、寄港地から出港する際、船の後方デッキで出港式が行われます。

寄港地でさんざん歩き周り、船に帰ってきて仲間とともにどんなふうに過ごしたのか喋ったり、港町を眺めていると出港式が始まり、その後に船が出港します。

その時に必ず出航曲が流れるのです。他にも、船内での講座や企画、イベントで頻繁に流れます。

下船してから、たまたまその曲が流れたりするのを聞くと踊りだしそうになるぐらい身体が反応しますし、87回クルーズでの記憶も蘇ります。

人生の中で思い入れある曲の一つになりました。

<地球海にあるキプロス共和国のリゾート地・リマソールで>

Voyage120では、そんな象徴的な一曲をゼロから自分たちで作ろう! という試みが、今回のAI出航曲プロジェクトです。

AIで出航曲をつくろう!

これまでは既存の曲から選んでいた出航曲ですが、今回のVoyage120ではAIで作成されるのです。

では、どのように作ったのか?手順をご紹介します!

<AI出航曲の制作プロセス>

① キーワードの募集

まずは歌詞の土台となるキーワードを全国のピースボートセンターでそれぞれ募集しました。

たとえば「海」「船旅」「北極圏」など、Voyage120をイメージする言葉を自由に挙げてもらいました。

ピースボートセンターおおさか(ピーセンおおさか) に関わっているメンバーから個性豊かなキーワードがたくさん集まりました!

② キーワード決定

集まったたくさんのキーワードの中から、 5つのワードを選出しました。

方法は話し合い。定例ミーティングに参加したメンバーが中心となり、みんなの思いがこもった言葉を選びました。

ピーセンおおさか では、キーワードを1語ずつ紙にプリントし、パズルのように分類してみたり、このキーワードを選んだ理由を語り合ってみたり、「これ120っぽいね!」とおしゃべりしながら、5つのキーワードを選出しました。

そして、ピーセンおおさか で決まったキーワードはこちら!

「LOVE&PEACE」「感謝」「仲間」「冒険」「I&I」

レゲェが好きなメンバーの影響も受けてこんなキーワードが出ました。

③ 歌詞の決定

各センターで選ばれた5つのキーワードのうち、1センターにつき1つ以上のワードを含めて AIが歌詞を作成しました。

ピーセンおおさか からは「感謝」「仲間」「冒険」の3ワードが選ばれていました。

歌詞は4パターンが作られて、どれを採用するかピースボートスタッフとボランティアスタッフが投票しました。

定例ミーティングに参加したみんなで、「このフレーズ好き!」 「このキーワードの使い方が面白い!」「船の上で歌ったらどんな感じかな?」 などなど、イメージを沸かせながら、それぞれの歌詞をじっくり読み込みながら選びました。

④:メロディの決定

最後は、全国の投票の結果で決まった歌詞にメロディがつきます。メロディもAIによって5曲が作られました。

イメージしやすいようにこれまでのクルーズの出航シーン動画を見ながら、一曲ずつ聞いていきます。

曲の出だしや、歌いだし、テンポもガラッと変わるので、曲を聞くたびに雰囲気が変わり悩みました。

そして、全国の投票結果から出航曲が決定しました!

4月23・24日、新しい出航曲とともにVoyage120が出航します!

4月23日(水)に横浜港、24日(木)は神戸港からいよいよ、Voyage120が出航します!

AIとみんなのアイデアが詰まった新しい出航曲が、この船旅を彩ります。

どんな曲になったのか?

ぜひ、当日港でいっしょに出航曲を聞きながら出航を見送ってください!

 

ピースボートスタッフ:関美衣