イベント詳細


人種差別の歴史を終わらせて全ての人々が平和に暮らす「虹の国」を目指す南アフリカの取り組み

こんにちは、ピースボートスタッフの奥永です。9/20(木)にピースボートセンターおおさかにて行われるイベントをご紹介します。

20世紀最悪の政策「アパルトヘイト」

この日に取り上げる問題は、第100回ピースボート地球一周の船旅で訪れる国の一つ、南アフリカでかつて行われた人種隔離政策・アパルトヘイトについてです。南アフリカでは、1990年代まで少数の白人が、大多数を占める非白人を法律により差別し、そして支配するという図式がありました。南アフリカで大多数を占めるのは、従来からそこで生まれ生活していた人たち、いわゆる黒人です。

そしてアパルトヘイトが撤廃された時、迫害され弾圧されてきた人たちは、歴史を繰り返すのではなく、「黒人も白人も胸を張って歩ける、人間の尊厳が守られる社会を築こう。われわれが目指すのは平和な“虹の国”だ」という考えが生まれ、新たな未来に向けて歩き出しました。

アパルトヘイト政策下では黒人がオーケストラに参加することは禁止されていた。

なぜ、南アフリカでは大多数を占める黒人が少数の白人に差別されることになったのか。なぜ、黒人は法律により、苦しめられることになったのでしょうか。この問題の本質を考えること、そしてこの問題に立ち向かい解決に至った史実を振り返ることは、同じ過ちを犯さないために最も必要な事だと思います。

イベント概要

このイベントでは、ピースボートが実施している黒人居住区訪問ツアーの紹介を元に、南アフリカで行われた人種差別の歴史を振り返ります。そして『なぜ「差別」は生まれるのか?』ということを考えるきっかけになればと思います。

「ぼくらが船を出す理由~アパルトヘイト編~」
・日時 2018年9月20日(木)20:00-21:30(開場19:30)
・場所 ピースボートセンターおおさか(アクセス)
・参加費 無料
・講師 奥永徳人(ピースボートスタッフ)
・予約 予約は必要ありません。直接お越しください。

差別のない世界をつくるために地球一周の船を出す

ソウェトで、差別や貧困から犯罪や暴力に走りがちな子どもたちに将来の夢や希望を与えることを目標に生まれた音楽グループ「アフリカン・ユース・アンサンブル(AYE)」を訪問。日本で集めた楽器を手渡した。

わたしは2年前の第93回クルーズで南アフリカのソウェトを訪れるツアーに参加しました。ソウェトはかつての黒人居住区で、アパルトヘイトの下で黒人は専用の居住区に住むことを強制されました。実際にアパルトヘイトを体験して生き抜いた方の証言を聞き、「もし自分がその被害に直面していたら?」と考えることにもつながりました。

今でも世界中に迫害を受けている人たちがいます。また、生きにくさを抱えて生活している人たちも多くいるでしょう。人と人との「違い」で差別をすることなく、その「違い」が個性だという風に認められることになれば、わたしたちの生活する場はもっと豊かになると思います。そのためにわたしは、ピースボートの地球一周の船旅が必要であると考えて、「船を出す」という仕事をしています。

わたしたちの周りにもある問題だから一緒に考えよう!

アパルトヘイトの問題を知ることは、決してわたしたちとは無関係であるとは言えません。今なお、黒人差別や人種差別は起こり、ニュースにも取り上げられています。そして、わたしたちの周りにも差別は実際にあります。気づかなくて見過ごしてしまっているということもあるでしょう。

過去の南アフリカにおける差別の事例を通して、わたしたちの周りで起こっている差別について、考えるきっかけとなればと思います。第100回クルーズで南アフリカに行く人だけでなく、ピースボートの船に乗る予定がない人にも、皆さんに聞いてもらいたい話です。是非お越しください。

 

ピースボートスタッフ 奥永徳人