ボランティアスタッフが気になるあのスタッフに突撃インタビューしてみた!~平林昂我~

こんにちは!ボラスタのかづきです。今回は「ボランティアスタッフが気になるあのスタッフに突撃インタビューしてみた!」と題して、ピースボートセンターおおさかで活動するスタッフを紹介します。

今回は平林ヒロ昂我(ひらばやしひろくうが)さんをインタビューしました。あだ名はこんぶです。名前の「昂」という漢字が、「昆布」の「昆」に似てるということから「こんぶ」というあだなになったそうです。普段はピースボートのお問い合わせ窓口で勤務しているので、ピースボートセンターではなかなか会う機会が少ない人もいると思いますが、この記事を通して少しでもこんぶの事を皆さんに知ってもらえればいいなと思ってます。

ピースボートを知ったきっかけ

かずき:乗船したのは第100回ピースボート地球一周の船旅(2018年12月出航)ですよね。地球一周のきっかけは何だったんですか?

こんぶ:4年前の夏、当時専門学生だった時に、自分の進路やこれから先の人生に対して悩んでいた時期がありました。今自分が知ってる世界の中だけで進む道を決めるのはすごくもったいないと思って、色んなところに行って、色んな人と出会って、もっと自分の世界を広げてから、やりたい事や進む道を決めてもいいかな~と思ったんです。元々旅に対しても憧れがあり、いつかは海外に行きたいと思っていた時に、友達からピースボートの存在を聞いて、興味をもったのがきっかけです。

地球一周すると決めてからは、ピースボートセンターよこはまに通ってボランティアスタッフ活動をしていました。ほとんど毎日ポスターを貼って1年ちょっとの期間で船賃全額割引達成(通称:全クリ)しました!

地球一周をした「こんぶ」にいくつか質問をしてみました

ボランティアスタッフでの印象的な体験

ボランティアスタッフは活動に応じて船賃の割引を受けることができます

かづき:ボランティアスタッフをしていた頃の思い出を教えてください。

こんぶ:ポスター貼り活動をしていてたまたま入ったアジア系のお店が定休日だったんですが、そのお店で火鍋をごちそうしてもらったことは今でもとても印象に残っています。他にも地雷廃絶キャンペーンP-MACの街頭募金など、自分が直接貢献できる事がすごく嬉しくて、皆で同じ目標に向かって頑張ることとか、そういう機会は大人になればほとんどないから、すごく新鮮でした。

かづき:ボランティアスタッフをしている期間がすごく楽しかったんだろうな~ということが話している表情から読み取れます。こんぶはどうして100回クルーズに乗船することにしたんですか?

こんぶ:実は、当初は第99回ピースボート地球一周の船旅(2018年8月出航)に乗船予定だったんですが、アメリカ国籍を持っていたため、出航直前に手続きの問題で乗船できなくなってしまったんです。そのため、別のクルーズに変更するしかない状況になってしまったんですが、早く行きたいという思いもあり、次のクルーズに変更したんです。それがたまたま南半球クルーズでした。行先で選んだわけではなかったんですが、結果的に南航路に行くことができて良かったです!

寄港地での印象的な体験

かづき:そんなことがあったんですね。でも、たまたま選んだ南半球航路がそこまでよかったと思えたのはなぜだったんですか?

こんぶ:南半球航路のみどころは日本にいると絶対に見ることのできないスケールの大自然や、見渡す限りの地平線などを自分の目で見ることができるところですね。アフリカでは「本当の豊かさとは何なのか」という事をすごく考えさせられました。自分が持っていた価値観がいい意味で壊されたんです。地球一周する前は就職することが幸せなのかな~と思っていたんですが、アフリカに実際訪れたことで、豊かさや幸せのかたちは沢山あるということを知ることができました。

かづき:めちゃくちゃいいですね!では、たくさん訪れたなかでも印象的な寄港地でのエピソードを教えてください!

こんぶ:寄港地では行動パターンとしてオプショナルツアーに参加するか自由行動をするかの2パターンに分かれますが、僕は寄港地のほとんどを船で仲良くなった人と一緒に自由行動をして過ごしていました。とくに予定を決めずに「今日は北に向かってひたすら歩こう」とか、2日間滞在する港では外で野宿したりと行き当たりばったりな日もあり、すごく楽しかったです。

かづき:自由行動がほとんどだったみたいですが、オプショナルツアーではどんなツアーに参加したんですか?

こんぶ:マダガスカル、アルゼンチン、タヒチで交流ツアーに参加しました。タヒチでは、反核・先住民族の自立を目指すNGO「ヒティ・タウ」代表のガビさんが経営してる農園に訪れて、自然と共存している民族の暮らしを見に行きました。乗船前にスタッフさんに「交流ツアーは絶対に参加した方がいいよ!」と言われていた意味がよくわかりました。ブエノスアイレスのサッカー交流では、現地の学生達が日本語を勉強していたため、みなさん日本語がとてもうまくて、楽しく交流することができたのは印象に残っています。

船内での印象的な体験

かづき:船内で印象に残っていることはなんですか?

こんぶ:「地球大学」というプログラムに参加していたんですが、そこでは年齢もバックグラウンドも違うメンバーと世界の問題に関して毎日考えます。アフリカ周辺では貧困などをテーマに皆でディスカッションしたり、太平洋付近では海洋プラスチック問題について学びました。また、学ぶだけではなく、これからどう活かしていくかなども深く追求して話したり解決策を考えたりします。いろんな人が関わっているからこそ、いろんな意見が出てくるというおもしろい環境で学べたことが印象にのこっています。

かづき:私も、ピースボートのオンラインコミュニティOCEANで行われた「オンライン地球大学」に参加していたのですが、地球大学は普段日本ではなかなか知ることができない世界の環境問題や社会問題の現状を知ることができ、深く学べるプログラムです。実際に地球一周中の船では、旅をしながら学べるのでオンラインではなく実際に参加してみたいなと思っています。

ピースボートセンターおおさかってどんなところ?

かずき:少し前まで東京のピースボートセンターで勤務されてましたが、ピーセンおおさかの印象はどうですか?

こんぶ:めちゃめちゃ活気があってみんな凄く楽しそうに活動している場所だと思います。初めて来たときも、みんな暖かく受け入れてくれたりと馴染みやすくてアットホームな所が好きです。

かずき:ピーセンおおさかを好きになってもらえて、私も嬉しいです♪

これから地球一周するボランティアスタッフのみなさんにひとこと

「皆にはまず乗って欲しい!地球1周するまでの時間も、帰国後の時間も色んな出会いや学びが旅の中にはいっぱいあります。色んな選択肢がある中でピースボートの地球一周を選んでくれたからこそ、楽しんでほしいし、いろんな出会いを体験してほしいです」

こんぶはいつもニコニコ笑顔で、とっても話しやすいです。直接話を聞きたいと思った人はぜひピーセンおおさかにお越しくださいね!次回はどんなスタッフの紹介でしょうか?楽しみにしていてくださいね!

 

文:水野華月 編集:和田有紀