ピースボートの地球一周ポスターの実態
ピースボートと言えば、街中のあちこちに貼られてるあのポスター。一度は見たことある方も多いはず。以前、テレビ番組の「月曜から夜更かし」でも取り上げられたこともありました。
このブログ内でも、ボランティアスタッフたちの楽しそうな様子は何度も紹介していますが、今回は実際どんな活動をしているか体験するため、ボランティアスタッフのポスター貼りについて行ってみました!
ボランティアスタッフ活動って?
地球一周クルーズに参加する前に、全国5カ所にあるピースボートセンターでボランティアスタッフ活動を行うと、活動時間に応じて乗船時に船賃が割り引きになる制度。35歳未満であれば最大で船賃を全額分を割引でまかなうことができます!
※業務はポスター貼り以外にもポスターの準備(内勤作業)や募金活動など様々あります。
ポスター貼りについて行ってみた!
まずは準備
活動は午前中から始まります。ピースボートセンターに立ち寄り、エリアを選び、ポスターの準備をします。
その日に貼るエリアは決められていて、どこでも貼っていいわけではありません。このエリアなら何枚貼れる、「このお店は貼ってはいけない」など、過去の記録を見るのも大切な準備のひとつです。
この日は曇天の中、大阪市此花区エリアを行くことに。
普段はピースボートセンターから電車を使ってエリアまで向かいますが、今回は自宅からすぐのエリアなので、前日に準備をして徒歩で行きました。
いざ!ポスター貼り開始!
基本的には1軒ずつお店をまわりながら交渉していきます。「お忙しいところ失礼します!ピースボートのポスターを貼らせてください!」という具合です。
いきなり4軒立て続けに断られる・・。それでも見つける店は全て扉を叩き、1軒ずつ丁寧にまわります。
ここでチャンスが!
既に貼ってあるポスターを見つけた!
古いポスターは貼り替えることで、新しい1枚と同じようにカウントされるため、新規のお店に交渉するよりも説明の手間や、店長さんの理解度が遥かに違うんです。
お店の人は当然快諾。
「あそこにも貼ってあるよー」と、この店では合計4枚のポスターを貼らせてくれました!
新しいポスターを貼った後は、「ご掲示カード」と呼ばれるポスター掲示承認用紙に、ポスター貼りを承認した証として社判、もしくは許可した人のサインをもらいます。この「ご掲示カード」はのちにボランティアスタッフ割引を付ける時にも必要になる大切なもの。お店の情報も載っているので、失くさないように大切にセンターまで持って帰ります。
「営業中にありがとうございました!」とお礼を伝え、また次のお店に向います。
活動のペースは人それぞれ
こんな具合に地道にポスターを貼って割引を貯め、地球一周を目指すボランティアスタッフたち。貯めるペースや金額は人それぞれで、半年~1年半ほどかけ て学校や仕事の合間をぬってコツコツ貯める人や2〜3ヶ月ほとんど毎日通いつめ、短期間で集中して割引を貯める人もいます。
今回取材に協力してくれたのは、荒木梨央さん(通称:ステファニー)。
現在、4月出航の94回クルーズを目指してほぼ毎日ポスター貼りをしています。週の半分ほどはベテランとして、初めてのポスター貼り活動を行うボランティアスタッフの初心者講習も行っています。
なんと高校を卒業したばかりの19歳!
現在活動中のボランティアスタッフ荒木さんからひとこと
初めはなかなかお店に入れず、交渉も緊張しながらポスター貼りをしてましたが、徐々に慣れてきて、今はポスター貼りも楽しいです。
地球一周ではいろんな人に出会えることが楽しみです。特に現地で、実際にその土地に住んでる人たちとたくさん話がしたいです!
さいごに・・・
謎に包まれていた「あの地球一周のポスター」の秘密が少しだけわかっていただけましたか?
皆さんも興味があれば一回でもお試しにボランティアスタッフ活動を経験してみてはいかがでしょうか?
先ほど、ポスターの貼り替えについて触れましたが、実はピースボートのポスターは、数ヶ月周期でデザインが変わっています。次はどんなデザインなのかな?なんていうのもピースボートのポスターの楽しみ方です。
使われている写真は乗船者から提供された写真もあって、もしかしたらあなたが知ってるあの人が写っているかも・・・。次にポスターを見かけたときには、使われている写真にも注目してみてくださいね(^^)
PEACEBOAT ANDO Kazato