はじめまして! ピースボートセンターおおさか でボランティアスタッフをしている「イーリンイー」です!
来年の夏に出航予定の ピースボート地球一周の船旅 Voyage121 の乗船を目指しています。 ピーセンでは、趣味や好きなものからその人に合わせたあだ名をつける文化があり、私は、「イー リンイー」と言うあだ名をつけてもらいました。
この「イーリンイー」の由来は、私が中国ドラマが好きで、その流れから火箭少女101というアイドルが好きになり(今は解散したのですが……)この101の読み方をとって「イーリンイー」になりました。とても気に入っています。
今回は、私が参加した奈良キャラバンについてお話ししたいと思います。
地球一周を目指してボランティア活動中
奈良キャラバンの前に、まずは私が地球一周を目指すことになったきっかけから。
高校生の頃からよく街の至る所でピースボートのポスターを見ていて、叶うはずもないなーと思いながらも、いつか行きたいという思いはありました。
それから、コロナが始まり、いつ収束するのかわからないところから、諦めに近い気持ちを持っていました。
そんな中、今年たまたま行った美容院で担当してくれた美容師の方が 「実は去年の夏から冬までピースボートで地球一周してきた」と、夢を叶えた時の話をしてくれました。
地球一周がどんなものだったのか詳しく聞くことで、より行ってみたい気持ちが強まりました。
いつかみた夢が、現実になる第一歩だったと思います。そして私も地球一周を目指して、今ボランティアスタッフとして活動しています。
※ピースボートのボランティアスタッフは、活動に応じて船賃の割引を受けることができます。
初めてのキャラバンに参加してきました!
ここからは奈良キャラバンについてお話しします。
ピースボートのキャラバンとは、ピースボートセンターから普段なかなか行けない遠方へポスターを貼りにいくことをいいます。
今回は2泊3日で、奈良のいろんなエリアでポスターを貼ってきました。
普段の大阪のポスター貼りとどんなところが違うのかも合わせて紹介していきたいと思います!
まずは初日。朝7時半にピースボートセンターに集合してから奈良へ向かいました。いつもは早くても9時からなので、集合し た時はとても眠かったです。
でも、みんな眠いのは同じ!スタッフの方から応援メッセージや、みんなで出発前に写真を撮ったりしているうちに眠気は覚めてきました。
大阪から電車で奈良へ向かいました。奈良駅に着いてすぐパプニングが起きました!
ポスターを入れていたキャリーケースの車輪がひとつ取れてしまいました。 キャリーケースなのに、奈良に着いて早々キャリーされるケースになりました。
駅からホテルまでがまた長く、その道のりをみんなと協力しながら、階段を上ったり、キャリーケースを押したりとホテルに着く前から結構体力消耗しました。
ホテルに荷物を置いて向かった先は、奈良公園です! 「ポスターが貼れますように」と、鹿さんに挨拶をしてきました!挨拶は大切ですよね!
それから、いざポスター!ではなく、みんなとお昼ご飯です!栄養補給しておかないと!!! 今回はこちらのラーメンを食べました。
13時!いよいよそれぞれのエリアに分かれてポスター貼りへ!
私は、奈良駅周辺へ貼りに行きました。 お昼のラーメンが眠気を誘いながらも、頑張るぞ!という気持ちで貼りました。
夕方に貼り終えると、みんなと合流してご飯です。ホテルに戻ってからも話したりしていたら、就寝が翌日の4時になりました! 普段のピーセンにいたらまずありえない時間です(笑)。
2日目の朝は8時起きです。4時に寝たのに意外と元気でした。若さと仲間の力です!
この日私は天理市にお邪魔して、11時から20時まで貼りました。おかげで約2万円分のボランティアスタッフ割引を貯めることができまし た!
みんな遅くまで貼ってがんばりました。みんなと一緒にいるとついつい話が続いて、この日も寝たのは4時です(笑)。
最終日! 昨日と同様、でも昨日よりすこーし重たい体を引きずって、私は法隆寺へ!
この日は終了時間が決まっていることもあり、時間と闘いながら、また自分とも闘いながらのポスター貼りでした。
そして帰りは、例の壊れたキャリーケースをスタッフと一緒に奮闘しながら、無事大阪へ帰ってくることができました。
ハプニングもあったけど楽しい3日間でした
今回、初めてキャラバンに行きました。 なかなか行かないエリアもあって、中には10年近く前のポスターを見つけた仲間もいました。
貼る時は一人でも、貼り終えた先にはみんなとのご飯があり、ホテルではみんなと集まっては、 飲んだり、食べたりと、時間を気にすることなく楽しい時間で溢れていました。
先ほど書いたようにキャリーケースが壊れたり、私個人としては危うく4万のイヤフォンを失いかけたりと、ハプニングはいくつかありました。
これら全て、その時は大変で落ち込んだりもあったけど、振り返ればいい思い出です。
旅をするということはこういうことだと思います。何もないより、何かあったほうが旅の土産話として、ずっと宝として持っていられると私は思います。
いいことも悪いことも全てがあってこその旅だと思います。 旅は始まっている、こうした思い出ができるのもポスター貼りがあるからこそです。
そこには、ポスターを貼らせていただいたお店の方の協力や、色んな面で支えてくださるスタッフさんなど多くの方の支えがあるからこそ、できることです。
まずはこの場をお借りして感謝の気持ちを伝えたいです。ありがとうございました。
地球一周はもう始まっている
私にとっての地球一周は、ボランティアスタッフになった時から始まっていると感じています。
それぞれ違った環境の中で、ボランティアとして活動しています。世界一周という目標を叶えるた めに、それぞれの葛藤があり悩みもあります。
観光地に行くことも大切ですが、それぞれにしかつくれない思い出や経験の方がより濃く充実したものとして残るかなと思います。
文:イーリンイー 編集:森田幸子