ピースボートは、国連との特別協議資格を持つNGOとして、国連「持続可能な開発目標 (以下SDGs)」の達成を目指すさまざまなプロジェクトに取り組んでいます。そして、わたしたち一人ひとりの行動もSDGsを意識することで、よりよい世界をつくることにつながっています。ピースボートスタッフが考える、それぞれの「SDGsとピースボートとわたし」の関係を紹介します。
こんにちは!ピースボートスタッフの大西真央(通称:れたす)です。
今回は、古着好きな私がピースボートセンターおおさかで行なった「サスティナブルファッション」のイベントについて紹介したいと思います!
その前に「私と古着とSDGs」の関係についてお話します。
「持続可能な世界」のためにアクションを起こそう
SDGsって今や電車の中や商品パッケージなど、生活で目にすることが多くなりましたが、どんなものか皆さんは知っていますか?
SDGsとは、「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称です。このSDGsには、世界が抱える様々な問題を解決するための17の目標があります。
すべて持続可能な世界にするための目標ですが、「持続可能な世界」ってどんな世界だと思いますか?
SDGsは「豊かに幸せに生きる環境が続く世界」を「持続可能な世界」としています。この世界に近づくにはすべての国がSDGsの目標に取り組まなければなりません。
つまり、私たちもSDGsに取り組み、地球のことを考えてアクションする必要があります。
意外と知らない 古着とSDGs
私が大好きな古着は、SDGsの目標12「つくる責任つかう責任」と深く関係しています。
これは持続可能な生産・消費の形を確保することを目的としています。
私たちは毎日何かを消費しています。食べ物、着ているもの、文房具など生活用品、電気などエネルギー…色々消費していますよね。
これらは自然に増えるものではありません。誰かの手で生産されたり、地球から分けてもらっているものもあります。
もらってばかりでは底をついてしまうので、消費を減らしたり、地球に負担がかからないような「地球にやさしいこと」を考え、アクションする必要があるのです。
でも、考える・アクションするってどうすればいいのか分からない!取り組みやすい方法って何だろう?
そう私も思っていました。
ですが、取り組める方法は身近にあったんです!
私の場合は古着でした。
古着は、おさがりやダサい、着こなしが難しそうというイメージもあるかとおもいますが、最近はおしゃれなものもあるし、組み合わせ方次第など、実はそこまでハードルが高くないんです。
そして、もう一つ古着を選んだ理由が、生活に欠かせない衣食住の一つだからです。
裸で過ごすのはお風呂か生まれた時ぐらい、私たちの生活に密接に関係がある衣類。その衣類で環境にも優しく、おしゃれも楽しめたらめちゃめちゃいいですよね✨
楽しくおしゃれに地球にいいことをしよう
持続可能な生産や消費が難しい要因は、複数の素材を使ったり、そもそもリサイクルできない素材で生産されていたり…、資源の浪費です。
少ない資源で、より良質でより多くのものを生産・消費できる形態を、SDGsでは求めています。
ファッション業界はこの目標に特に注目しています。
有名な企業も、再生可能な素材に切り替えたり、生産工場の労働環境や価格設定を見直したりしています。
他にもリサイクルする、リメイクする、フェアトレードで生産者の生活を保障する、オーガニックコットンを使用する、伝統工芸品で地産地消に取り組む、動物実験や毛皮を使わないなど色々な方法がありますが、私はより簡単に身近にあるもので取り組みたい!
そう思い周りを見渡してみると、部屋にたくさんの古着がありました。もともと私は服好きな両親の影響で、よく古着を手にしていました。
これでアクションできるやん!多くの人に古着の魅力を伝えることで、SDGsをもっと身近に感じてほしい!
そう思って、古着を使ったイベントをしよう!ただ見てもらうだけでは面白くないので、ファッションショーをしよう!ということで、ピースボートセンターおおさかでボランティアスタッフと一緒にファッションショーを開催しました!
サスティナブルファッションショー in OSAKA
このイベントを「サスティナブルファッションショー」と名付けました。サスティナブルは、SDGsのS(Sustainable)のこと。「持続可能な」という意味です。
ファッションショーでは、協力してくれるボランティアスタッフの皆と一緒に、古着やリメイクした服を持ち寄ってコーディネートを考え、モデルになって披露しました。
ぜひ写真で当時の様子をお楽しみください!
会場も間接照明などを使い、普段のピースボートセンターおおさかと違った雰囲気にしました♪
過去に作業着や制服として使われていた古着やリメイクイベントでダメージをつけたり、ペイントをした作品など様々。
一見、派手にみえますが古着と合わせてコーディネートすると、案外普段でも着れそうですね!
また、古着をリメイクするイベントを開催したことがあるボランティアスタッフがいたので、開催の経緯ややってみた感想などを作品と共に紹介してもらいました。
着なくなった服や毎日愛用しているリュックなどに空き缶や電球など街で拾ったゴミを使ってペイントをしたという話も聞けておもしろかったです。
個性が出てさらに愛着が湧きますね。
最後はみんなで持ち寄った服を手に記念撮影をしました!
恥ずかしがりながらランウェイを歩いたり、あーでもないこーでもないとコーディネートを考えたり、和気あいあいとしたイベントになりました。
改めて、協力してくれたボランティアスタッフの皆さん、当日参加してくれた皆さん、ありがとうございました!
このブログを読んでくださっている皆さんも、今夜家でクローゼットの中を見たら、街で古着やさんを見かけたら、SDGsや地球にやさしいことを考えてみようと思っていただければ嬉しいです♪
ピースボートスタッフ 大西真央