みなさん、こんにちは。ピースボートセンターおおさかの森田幸子です。
秋も深くなってきました。秋といえば「食欲の秋」ということで、先月はピースボートスタッフおすすめの世界の絶品フードをご紹介しました。
秋といえば…、まだまだありますね!今回は「スポーツの秋」「芸術の秋」ということで、ピースボートスタッフが心に残った世界のスポーツ&アートを振り返ります。
こちらの地域からお届けです!
メキシコ・マンサニージョでサッカー交流
たけるの思い出 ~Sports~
サッカーは、世界で最も人気のあるスポーツといっても過言ではありません。どの国に行ってもサッカーをしている子どもたちに出会います。
ピースボートには、サッカーを通して地元の人々と交流するツアーがあります。僕はメキシコで高校生とサッカー交流をするツアーに参加しました。
僕が行ったときは、メキシコ代表(!)も何名かいてすごく強かった。なんと10対0くらいで負けました。走るスピードがもう現役だけあって追い付けるレベルではありませんでした。
10点も点数取られていたのですごく悔しさがわいてきました。後半から何とか1点追い上げてやろうと思いましたが、全然届きませんでした。
でもサッカーでの交流が終わった後はメキシコの郷土料理を食べる交流の機会もあり。サッカーで対決した高校生と心行くまで交流。楽しかったしおいしかったです。
ロシア・サンクトペテルブルクのエルミタージュ美術館
オイスターの思い出 ~Arts~
エルミタージュ美術館は、エメラルドグリーンの建物が印象的な宮殿です。
ここは当時のヨーロッパ最高の技術者たちによって作られた、ロシアの皇帝のきらびやかな住まいでした。黄金に輝く調度品や豪華な客間には、かつての栄華が感じられます。
エルミタージュ美術館の展示品をすべて見るには、総歩行距離22kmを歩かなければなりません。1つの美術品を1分鑑賞していると、全てを見るためには「25年」かかるとも言われています。
エルミタージュ美術館の中で最も人気があるものは、レオナルド・ダ・ヴィンチの2大名作「ベヌアの聖母」と「リッタの聖母」でしょう。
他にもラファエロ「コスタビレの聖母」などのルネッサンス期を中心とした15~18世紀のイタリア美術、ヴェラスケス「昼食」といった近代スペイン美術も充実しています。
歴史的な名作が所狭しと並べられた様に感動してしまうこと間違いなし。
コスタリカ・プンタレナスでハイキング
トミーの思い出 ~Sports~
コスタリカは、国土の4分の1が国立公園に指定されていて、エコツーリズムの先進国として知られています。
そんなコスタリカを代表する自然保護区であり、400種類以上の鳥類が生息するモンテベルデ自然保護区でハイキングをしました。
吊り橋を渡るスカイウォークを楽しみながら樹上の鳥たちを観察しました。
この日は小雨でしたが、それが幻想的で森林浴を思いきり楽しめました。
また、レストランでハチドリを見ることができて感動。レストランのロッジに蜜を入れた容器が吊り下げられていて,たくさんのハチドリが集まってきます。
コスタリカに行く際はぜひ大自然の中を歩いてみてください。
ピースボート船上でバレーボール
ゆりゆりの思い出 ~Sports~
私は地球一周中、myバレーボールを持って行き、船内で定期的にバレーボールを行っていました。
ピースボートの船上にはスポーツデッキがあって、バレーボールやバスケットボールもできます。青空の下、大海原の上でバレーボールができるなんて新鮮でした。
若者からシニアの方まで幅広い世代の方、またピースボートに参加しているいろんな国の方ともバレーをすることができました。
寄港地でもバレーボールを持って行っていろんな国でバレー交流しました。言語の壁を越えて交流できるスポーツはいいなぁと思います。
一緒にバレーをした人たちには、myバレーボールにみなさんの名前を書いてもらいました。地球一周の記念に大切に残しています♪
韓国・釜山の村ごとアート
あゆの思い出 ~Arts~
釜山にある甘川文化村(カムチョンドンムナマウル)は、ポップでカラフルな家々が斜面に連なり、町のいたるところに壁画や路上アートを見ることができます。
細い階段を上っていくと見晴らしのいい展望台もあって、パステル色の家々がギッシリと並んでいるのがわかります。
甘川文化村はもともと甘川洞(カムチョンドン) という町が、家屋を利用したアートで町おこしを行った結果、甘川文化村と呼ばれるようになりました。
外観がかわいくペイントされたカフェや町中いたるところに立体的に見える壁画やオブジェ、はたまた星の王子様と並んで写真が撮れるスポットもあり(人気で行列ができています)、どこを切り取っても映える場所ばかりです。
1時間ほど街歩きしながらアートの世界を楽しめる甘川文化村、とてもお勧めです。
アメリカ・セドナでトレッキング
むーの思い出 ~Sports~
ピースボート地球一周の船旅で出会って仲良くなった友人たちとアメリカ旅行をして、アリゾナ州にあるセドナを訪れました。
普段は山登りなどしない自分でしたが、初めてセドナにある「カセドラル・ロック」のトレイルに挑戦しました。
セドナという街は、広大なアメリカの中でも大自然を楽しめる場所として有名で、「エアポートメサ」「ベルロック」「カセドラルロック」「ボイントン・キャニオン」という4つの場所がパワースポットとして有名です。
カセドラルロックのトレイルはただ山道を歩くというよりは、全身を使って岩山を上るという感じでした。
頂上付近で見る事ができる景観は圧倒的で、体力もかなり使いますが、その疲れが一瞬で吹き飛ぶような気持ちになります。
山を登ってエネルギーを感じる事ができたのは初めての経験で、これがきっかけで山登りが好きになり、またいつかこの場所を訪れたいと思える場所になりました。
バチカン市国のシスティーナ礼拝堂
オイスターの思い出 ~Arts~
システィーナ礼拝堂は、ローマ教皇の公邸であるバチカン宮殿にある礼拝堂です。
「ダビデ像」などの彫刻作品で有名なミケランジェロは、名画と称賛される作品も数多く残しています。その一つがシスティーナ礼拝堂の天井に描いた「天地創造」です。
天地創造は、ミケランジェロが主に旧約聖書の「創世記」に基づいて描いたもので、この世界と人間は神によって造り出されたが、人間は堕落してしまったので、神の救済が必要だという教義が表現されています。
私が今まで鑑賞した美術作品の中でも圧倒的な迫力を感じたシスティーナ礼拝堂の天井画。ここでは写真撮影が禁止されているので、ぜひ皆さんの目に焼き付けてください。
タヒチ・モーレア島でシュノーケリング
トミーの思い出 ~Sports~
ピースボートの船が寄港したタヒチのパペーテからモーレア島へ。
モーレア島は美しい山並みが続く島です。そして周りはサンゴ礁に囲まれどこまでも透き通った海が続いています。
トレッキングにサファリツアー、シュノーケリング、スキューバダイビングと、山と海のアクティビティが楽しめる島です。
わたしは離れ小島の小さなビーチに移動してシュノーケリングをしました。サメやエイ、綺麗な魚たちがたくさんいて餌付け体験ができます。
南太平洋の中でもタヒチの海は群を抜いて美しいので、とてもおすすめです。
ピースボート船上でペルー伝統音楽
アニマルの思い出 ~Arts~
ペルー出身、静岡在住のアンデス音楽グループ「イジャイ (ILLAY)」のみなさんは、ピースボートの水先案内人(船のゲスト)として何度か乗船されている方々です。
グループ名は、南米にてインカの時代から話されているケチュア語で”輝き”という意味だそうです。
リーダーのジョンと弟のアレックス、そしてその子どもたちというファミリーで演奏しています。イジャイの企画の時間になるといつも会場は満席で毎回立ち見が出るほどの人気!
アンデス地方の民族楽器を使って演奏し、ダンスを混じえて行います。そこに参加者の手拍子も加わって、一体感のある空間が出来上がります。
そして、日本でも有名な「コンドルは飛んでいく」では一番の盛り上がりを見せます。中でも、子どもたちが本当に楽しそうに演奏しているのが印象的でした。他に、楽器体験もさせてくれました。
イジャイは静岡を中心に活動していて、ディズニーランドでも演奏されていたことがあるので、会ったことがある方もいるかもしれませんね。イジャイのウェブサイトへ
日本やいつかピースボートに乗る機会があれば、イジャイの世界観をお楽しみいただければ嬉しいです。
カンボジア・シェムリアップでシッティングバレーボール
アイフルの思い出 ~Sports~
カンボジアの地雷問題を学ぶツアーで、地雷被害者の社会復帰を支援するNGOを訪問しました。
ここでは、障がい者スポーツにも力を入れていて、国際大会にも出場するようなカンボジア代表選手もいます。
地雷被害者のみなさんと、座ってやるバレーボール=シッティングバレーボールをしました。
地雷で脚を失って普段は車イスや杖を使って歩いている人がほとんどですが、近距離からの迫力あるアタックや素早いレシーブに圧倒されました。
そして、点数が入るとみんなで喜びあったり、笑いあったり…、とっても楽しい時間となりました。
彼らは地雷被害によってつらい過去を生きてきました。今も貧困や差別、健康の問題などを抱えている人が少なくありません。
職業訓練や経済的な支援はとても大切。そして、彼らの心を癒すスポーツも重要なんだなと実感しました。
スペイン・バルセロナの サグラダ・ファミリア
れたすの思い出 ~Arts~
バルセロナの名所といえばこれ! 着工から100年以上が経過しても今なお建設途中という、珍しい世界遺産「サグラダ・ファミリア」。
このサグラダ・ファミリアの設計図は建築家アントニ・ガウディの頭の中にしかないと言われており、たった1枚のスケッチだけで現在も建設がされているんです。
私は、サグラダ・ファミリアを見るために地球一周したほど大好きな教会建造物なんですが、皆さんが現地に行ったらぜひ注目してほしいスポットがあります!
それは「ステンドグラス」です。中に入ると色彩豊かなステンドグラスが教会内を彩りますが、訪れる時間帯によって教会の表情が変わるんです。
朝は青、昼は黄色や緑、夕方はオレンジなど、光の入る角度によって映し出される色が変わるようになっています。
柱も木をイメージして設計されているので教会にいながらも、自然の温かさを感じながら神に祈れるようにと、ガウディは狙って設計しました。
皆さんが訪れるときは、何色のサグラダ・ファミリアになるんでしょうか?
その瞬間のサグラダ・ファミリアを楽しんでくださいね♪
南アフリカ・ケープタウンでトレッキング
ちっぷの思い出 ~Sports~
南アフリカといえば、みなさんご存じの喜望峰!アフリカ大陸の南端で、インド洋と大西洋が目の前で交わる岬です。
喜望峰まで片道1時間半くらいのウォーキングコースをトレッキングしました。
お天気に恵まれ、大西洋の青と草木の緑のコントラストがとってもきれいで印象に残っています。
海の近くなので横風が凄かったんですが、気にならないくらい絶景でした。
結構険しい道のりではありましたが、あっという間の1時間半でした。喜望峰を満喫できるツアーだったと思います。
フランス・パリのルーブル美術館
オイスターの思い出 ~Arts~
ルーヴル美術館は、パリの中心一区のセーヌ河右岸にある世界最大級の美術館です。
12世紀のフランス王であるフィリップ2世がパリを守るために築いた要塞であるルーヴル城が、ルーヴル美術館の起源です。
その後フランス王が所有し宮殿として居住していた建物でもあり、王政が終了したフランス革命直後の1793年にミュージアムとしての一般公開が始まりました。
ルーヴル美術館にきたらやはり”世界一の微笑み”を外すことはできません。イタリアの芸術家レオナルド・ダ・ヴィンチが描いたとされる作品「モナリザ」です。
その他にも、不完全ゆえの魅力をもつ「ミロのビーナス」、エジプト文明の象徴「タニスの大スフィンクス」、ギリシャ彫刻「サモトラケのニケ」などの作品は必見でしょう。
ブラジル・リオデジャネイロでリオのカーニバル
トミーの思い出 ~Arts~
私が心に残っているのは、世界三大祭りのひとつに数えられる「リオのカーニバル」です。
ブラジルのカーニバルの起源は西洋からブラジルに持ち込まれた祭りです。そこに、アフリカ系黒人奴隷がバイーア地方(州都サルバドール)で生み出した「サンバ」というリズムと踊りが融合し、リオデジャネイロの貧困街に伝わり、どんどん巨大化。
瞬く間にサンバはカーニバルの重要な一部となり現在の『リオのカーニバル』となりました。
多民族国家ブラジルの歴史を反映する文化的遺産であるリオのカーニバルは、毎年4日間に渡っておこなわれ、街中で熱狂的な歌と踊りが繰り広げられます。
なんといっても見所は1984年に建設されたサンバ競技場「サンボードロモ」でのメインパレードのコンテストです。
このコンテストはブラジル中のサンバチームの頂点を決定するもので、地元の人々はこの日のために1年をかけて準備します。
ピースボートのツアーでは観戦ブースを一部貸切り、リオのカーニバルを大満喫できました。
カーニバルは夜から始まって明け方まで、夜を徹して行われますが、驚いたのは1つのチームが約2,500~4,000人で構成され、1チームのパレード時間はなんと1時間越えです。
このスケールの大きさはさすが世界三大祭りの一つだと思いました。皆様も一生に一度ぜひこの熱狂のカーニバルを体感してください。
地球一周はスポーツもアートも楽しめます
ピースボート地球一周の船旅には、有名な観光スポットを巡ったり、その国ならではの文化を学んだり、人々と交流したり…、さまざまな体験ができるオプショナルツアーがあります。
そしてスポーツやアートを満喫できるツアーもたくさん用意されています。
寄港地に着いたら自由行動して、自分だけのお気に入り体験をするのも楽しみの一つ。
地球一周しながらスポーツもアートも楽しもう!
編集:森田幸子