こんにちは!ピースボートの和田有紀です。
私事ですが、産前産後休暇と育児休暇を合わせて約2年休職して、今年の4月に復職しておりました。
そしてこの夏は、約5年ぶりのクルーズ乗船をしました。
2歳になった子どもと自分の母親にベビーシッターをお願いして3人で乗船することになりました!
スタッフとして船に乗るのは3回目ですが、子どもと乗船するのは初めての経験だったので仕事との両立ができるのか不安もありました。
いろんな方の協力があって実現できたことだったので、不安よりも「頑張ってみたい」という思いが強くなりスタッフ乗船を決めました!
乗船するにあたってパスポートが必要なので、息子は2歳にして人生で初めてのパスポートを取得しました。
2024年7月30日(火)に神戸を出航して8月10日(土)に横浜に帰港する12日間のクルーズで、5つの寄港地を巡るコースでした。
子どもの成長を感じた12日間
洋上では息子は有料プログラムの子どもアクティビティに参加していました。
保育士さんと一緒に、普段は入ることができない船を動かしている現場「操舵室」を見学したり、夏祭りで踊るダンスの練習をしたり、船のデッキでシャボン玉をしたりして遊んでいたようです。
洋上の最終日には保護者も招かれて「お楽しみ会」というイベントがあって、先生たちからプレゼントもいただきました。
「お楽しみ会」の会場もかわいく装飾されていて、子どもたちと一緒に作ったことがわかる絵には絵具で手形がペタペタ押されていて、とてもかわいかったです!
子どもたちの好奇心、学ぶ力と表現力を育む内容のアクティビティを企画してくれてこの12日間でかなり成長を感じました。
夏休み期間ということもあり、子ども達がたくさん乗船していました!
お兄ちゃんお姉ちゃんに刺激を受けて話せる言葉の数は増えたような気がします。
2歳の頃の記憶は残っている人の方が少ないと思いますが、今の息子にとってかけがえのない体験になったことでしょう。
※子どもアクティビティについては、「ピースボート子どもの家」ブログでも報告しています。
2024年夏ショートクルーズよりただいま〜未就学児編〜
船内の企画担当として乗船
寄港地と寄港地の間の移動日にあたる日は1日洋上生活になります。今回のショートクルーズは4日間ありました。
ピースボートの船内では毎日たくさんの企画が行われています。
今回はショートクルーズですが、地球一周の雰囲気も体験していただけるように地球一周クルーズで人気のイベントも企画されていました。
私は企画の担当で乗船していたので、毎日なにかしらの企画をしていました!
担当したのは、ショートクルーズ出航日に行われた「神戸出航式」、船長主催の「ウェルカムセレモニー」、洋上最後のイベント「エンターテインメントショー」などなど。
出航式は船が動き出す瞬間に合わせてお見送りの皆さんに向けて「行ってきまーす」と言ったり、音楽を流したり、タイミングがとても重要なんです。
その瞬間を見極めるのに真剣すぎて、我に返ったころには港からだいぶ進んでしまっていました(笑)。
家族が見送りに来てくれていたので、小さくなった姿でしか確認できませんでしたが、無事に出航できて一安心でした。
今回担当した企画で1番印象に残っているのは「洋上夏祭り」です。
子どもたちもアクティビティで練習したダンスを披露してくれたり、みんなで輪になって踊った盆踊りは大変盛り上がりました。
オプショナルツアーや親子で観光を楽しんだ寄港地
寄港地の済州島と金沢では、オプショナルツアーにサポートスタッフとして参加しました。
済州島ではサムギョプサルを食べて、世界遺産を観光。金沢では、港から1時間ほどかけて岐阜県の白川郷に行きました。昼食は飛騨牛をいただきました。
どちらもごはんがおいしくて大満足のツアーでした!
白川郷は合掌づくりの街並みが残る世界遺産に登録されている集落です。
自宅内部を一般公開しているお宅がいくつかあり、回ってみると私と同じ苗字の「和田邸」がありました。
せっかくなので記念に1枚。同じ苗字だとやはり親近感がわくものですね。
初めて訪れた地ですが、実家に帰ってきたかのような気持ちになりました(笑)。繋がりがあったりするのかどうか調べてみたいです。
久しぶりのクルーズで久しぶりのツアーに少し緊張気味でしたが、大きなトラブルもなく、無事に船に帰ってこれたときは安心しました。
毎回ツアーが終わってバスが無事に帰って来て船が見えるととっても安心するんです。
ツアー以外の寄港地は親子3人で観光を楽しみました!
1番印象に残っているのは舞鶴です。母がずっと行ってみたかったという「天橋立」と私が行きたかった舞鶴のソウルフード「ホルモン焼きうどん」を食べに行きました。
天橋立までは、舞鶴駅から40分ほどでした。乗った電車がとてもレトロでかわいらしかったです。
真夏の京都はとっても暑かったですが、お天気もよかったので頂上からの景色はとってもきれいでした!
続いて私がどうしても食べたかったホルモン焼きうどんやさんに。
暑すぎて本当はホルモン焼きうどんよりもかき氷が食べたい気分でしたが、実際食べてみると一瞬でペロリでした。
ホルモン焼きうどんは舞鶴市民のソウルフードだとか。
とってもおいしかったので後日、お土産にお取り寄せまでしてしまいました(笑)。
ぜひみなさんも舞鶴に行くことがあれば立ち寄ってみてください♪
舞鶴は肉じゃが発祥の地でもあるそうで、意外な発見が多かった寄港地でした!
次は子どもと一緒に地球一周!
将来的には家族で地球一周できたらいいなと思っているので、今回親子で乗船できる機会をもらえてとてもよい経験になりました。
親子乗船は、これまで1人で乗ってた感覚とは違うし、想像以上に仕事が忙しかったので(笑)、12日間ずっと子どもの面倒を見てくれた母にはとても感謝しています。
クルーズの雰囲気を味わっている暇もないくらい負担をかけてしまっていたと思いますが、母がいてくれたおかげで、集中することができました。
船での12日間は12日間以上の体験を得られるほど濃い時間でした。
100日の地球一周クルーズだとより濃い時間を過ごすことになるでしょう。訪れる国々も多種多様なので、より多くの刺激になることはまず間違いありません。
次は、地球一周クルーズでわが子の成長を見守りながら仕事ができることを目標にしたいと思います。
ピースボートスタッフ 和田有紀
「子どもにも『世界』を体感させたい、家族で地球一周したい」そんな声に応えて始まったのが、小さな子どもと一緒に旅する洋上のモンテッソーリ保育園「ピースボート子どもの家」です。詳しくはこちらのブログをご覧ください。現在航行中の船からもプログラムの様子を報告しています。