第4回ボランティアスタッフ大交流会~事前勉強編~

こんにちは!ボランティアスタッフのかづきです。今回は、先日ピースボートのオンラインコミュニティOCEANで行われた「第4回ボランティアスタッフ大交流会~事前勉強編~」に参加させてもらったので、その様子を皆さんにもご紹介します。

会の前半では「ピースボートスタッフがおすすめする乗船前に見て欲しい映画」ということで、全国のピースボートスタッフが選んだ、有名で人気のあるものから全く聞いたことがなかった興味深い映画まで、たくさん紹介されました!ぜひ最後まで読んでみてください(^^♪

~ 乗船前に見て欲しい映画~

今回は2つのテーマにわけて紹介されました。1つは「旅や人生」についての映画。もう1つは、ピースボートならではの旅をするのであれば、世界問題や環境問題などの社会問題について事前に知ることができる映画です。

~旅や人生系の映画編~

最高の人生の見つけ方

こちらの映画は知ってる方も多いと思いますが簡単にあらすじを説明すると、余命6ヶ月を宣告された2人の男が、死ぬ前にやり残したことを実現するために、バケット(棺桶)リストをつくって冒険に出るハートフル・ストーリーです。

この作品は、死ぬまでにやりたい事をやり切って人生を思いっきり楽しむことの大切さや、最期まで前向きに自分らしく生きることの大切さを伝えてくれる作品です。

長州ファイブ

今から約160年前の江戸時代に日本の若者5人組がイギリスに留学する話で、ピースボートが出航する横浜港から船に乗り、半年かけて辿り着く密航の旅ストーリーとなっています。当時の5人の年齢は20~28歳と、今ボランティア活動を頑張っている皆さんと同年代です!

見たこと触れたことのないものに触れ、異なる言語と文化の中で多くを学ぶ。人との出会いと実体験を通して世界観が広がり、その旅路で自分の使命をみつけていく実話の作品となっています。

こちらの映画を推薦した、井上直さんからは「この一見なにを描いた映画なのかわからない、へんてこりんなタイトルの映画ですが、これから世界へ旅立つ若者が観れば150年前の同年代の若者とシンクロする部分があるかと思います。

今も昔も若い頃に世界を旅するということは、大なり小なりその後の人生を大きく変えるということがよくわかる映画だと思いますので、是非一度ご覧ください!」とコメントがありました。

今回初めてこの映画を知ったのですが、地球一周するまでに見てみようと思います。

~環境問題や社会問題編~

ジブリシリーズ

環境問題や社会問題編で、1つ目に紹介されたのはジブリシリーズです。ジブリ作品は、様々な社会問題に目を向けて作成されており、映画の中にはたくさんのメッセージが込められています。

以前にもピースボートセンターおおさかの勉強会で、スタッフのアニマルさんより「ジブリから見る社会問題」と題して、ジブリ作品の裏側に隠された様々な社会問題や環境問題について、とてもわかりやすく解説されていました。

その詳しい内容は、ブログやピースボートセンターおおさかのInstagram公式アカウントで、ご覧いただけます。興味のある方はぜひ見てみてください!

LIFE IS BEAUTIFUL

こちらの映画は、アウシュヴィッツを舞台にした作品です。アウシュヴィッツは、ナチス・ドイツ政権が設置した強制収容所のことで、ここで行われたホロコースト(ナチスドイツがおこなった、ユダヤ人の大量虐殺)が問題になっています。

この映画では、その当時の事が描かれており、強制収容所に送られたユダヤ人の父親が幼い息子を守るために意外な行動に出る姿を描いた、感動のヒューマンコメディ映画となっています。

ピースボートでは、おもに春と夏のクルーズのオプショナルツアーでアウシュヴィッツに訪れることができます。実際に訪れたスタッフがまとめたブログもぜひご覧ください。

The Boy in the Striped Pyjamas(縞模様のパジャマの少年)

こちらの映画もホロコーストが描かれており、見るには勇気がいる作品となっていますが、私達人間が生きていく上で考えなければならない、人種の違いをテーマにした映画となっていて、今生きる人に向けて作られた作品となっています。

インビクタス 負けざる者たち

この映画はアパルトヘイトがテーマとなっています。アパルトヘイトとは、南アフリカ共和国で行われていた人種隔離政策のことで、約2割の白人支配層が非白人を差別し、居住地区を定め、異人種間の結婚を禁じたり、参政権を認めなかったりしました。このアパルトヘイトは1991年に廃止されました。

インビクタスは、アパルトヘイト後の南アフリカで開催されたラグビーワールドカップの実話を映画化したもので、スポーツを通して差別を乗り越えていく感動のヒューマンドラマとなっています。

映画の評価も高く、白人や黒人。私たちアジア人など人種というものをいまいちど考える機会にもなると思うので、是非一度見てみてください。

今回は全部で約10本近くの映画が紹介されました。ここではすべてを書ききれないので、気になる方は個人的に聞いてもらえると、シェアさせてもらいますね!

みんなのおすすめ映画

後半は交流会タイムでした。ブレイクアウトルームという2~3人組にわかれて話す時間があり、今回は計2回、ブレイクアウトタイムがありました。

1回目は「あなたのおすすめの映画」をテーマに話すということで、私はピースボートセンターとうきょうでスタッフをしているゲバラさんと同じルームでした。ゲバラさんからは「ラブアゲイン」という映画を「まじで、これは面白くて最高だから絶対見てみてほしい!」と強くおすすめしてもらいました。

早速見てみるととっても面白くて最高の映画でした。途中の展開も想像を超えてきて、後半から特に面白かったです。皆さんもラブアゲインはとても面白いロマンティック・コメディとなっているので、ぜひ見てみてください。

私からは「アイ・フィール・プリティ」という映画をおすすめさせてもらいました!この映画は、すごく前向きで明るい気持ちにさせてくれて、自分という人間もそのままでもじゅうぶん価値のある人間なんだ。って思わせてくれる。そんな映画です!

落ち込んでる時や明るい気持ちになりたい時にぜひ見てみて欲しい作品です!!

2回目のブレイクアウトルームでは「なぜピースボートに参加しようと思ったのか」がテーマで、私はピースボートセンターなごやのスタッフ、大城なつきさんと同じでした。まだまだ私たちは映画やアニメの話から抜け出せず、ピースボートに参加しようと思ったきっかけについては正直1ミリも話せず、ずっと映画やアニメについて語りました笑笑

一瞬で時間が過ぎてしまったので、次はオンラインか直接かはわかりませんが、なつきさんのピースボートに参加しようと思ったエピソード、ぜひ聞いてみたいです!

イベント自体は約1時間と短かく、あっという間に過ぎてしまって、時間が足りないと感じました。こんなご時世の中でも、オンラインを通して全国のピースボートセンターの人たちと交流したり、いろんな話ができたりと、乗船までに知り合いが増えるのも嬉しいですし、本当だったら同じクルーズに乗らない人達とも繋がることができて参加して良かったと思いました!

第5回もまた話した事がない人や、同じクルーズに乗る人などと出会えればいいなと思います!

この企画は、ピースボートオンラインコミュニティ―OCEANで開催されました。OCEANでは、「旅」「心と体を整える」「出会いと発見」をテーマに多種多様なイベントを開催しています。また、サークル活動や交流の場もあり、まさにオンライン空間に再現されたピースボート船内です。

 

文:水野華月 編集:和田有紀