こんにちは、ピースボートセンターおおさか(ピーセンおおさか) の德永(ほたる)です。
だんだんと寒さが増し、布団から出たくない朝を迎える日々も多くなりましたね。
今年は春夏秋冬がある日本にいたにも関わらず、秋の訪れが一瞬だったような気がします。
ピースボートに長く関わっていると、クルーズの出発時期が春、夏、冬のため、余計に夏から冬にかけての時間があっという間に感じてしまうのは私だけなのでしょうか…(笑)。
ということで、12月には夏に出航した地球一周クルーズが帰ってきて、次のクルーズが出航していきました。
Voyage118が地球一周から帰ってきました!
12月2日(月)、夏に出発した ピースボート地球一周の船旅 Voyage118 が神戸港に帰ってきました。
夏クルーズは人気のヨーロッパはもちろん、アイスランド近海でオーロラチャンスがあり、後半には南米ペルーにある世界遺産マチュピチュ遺跡と南太平洋の島々を訪れるという欲張りさんコース。
今回Voyage118で、無事にオーロラの観測に成功!というよりそれ以上!?
緑のオーロラだけでなく赤いオーロラも観測できたそうです!!ちょうど航行中に太陽フレアが爆発した影響で見られた赤いオーロラ。なんと運がいいんでしょう!
自然現象なので必ず見られるというわけではないのですが、ここまで見れちゃうと…見てみたくなっちゃいますよね(笑)。
来年の夏出航クルーズに乗船予定のボランティアスタッフは、帰ってきた人たちからたくさんのオーロラ写真を見せてもらっていました。
その時の彼らの表情はワクワクそのもの。まさに好奇心の塊のようでした。
実は最近、太陽の活動周期から、来年2025年をピークに非常に強いオーロラが発生し、また広い範囲でそれらを観測できるという説を多く目にします。
行く前から期待しすぎると見られなかった時のショックが大きいと思うのであまり多くを語らないようにしていますが、今年の観測状況を見ると、流石に期待してしまいますね。
来年のクルーズでも見られることを祈りつつ、日頃の行いを少しずつ良くしていこうかなと思います。(こればっかりは運も大事ですよ)
おかえりなさいパーティでもう一度「おかえりー!」
帰港から数日後、ピースボートセンターおおさかで「おかえりパーティー」がありました。
Voyage118からは10人くらいが参加して、久しぶりの再会を喜び合いました。こちらは次のクルーズ、Voyage119に乗船するボランティアスタッフが主催してくれました。
Voyage118が航海中の8〜12月頭までの ピーセンおおさか での出来事も知ってもらおうと、ピーセンでの大きなイベントから日常の面白シーンまで振り返ってみました。
その名も「裏Voyage118」!そのまんまなタイトルですが我ながら、なかなか気に入っています(笑)。
最後は、出航の時に作成した ピーセンおおさか 名物の「お見送り横断幕」と一緒に記念撮影をしました。
次はVoyage119!
Voyage118が帰ってきた次の週にはもう次の地球一周の船旅、Voyage119が出航します。出航を前に準備するのはそう、横断幕です。
毎回お見送りするボランティアスタッフが作成しているんですが、この寒い時期は皆さん体調を崩しやすく…予定通りに作成できずに、調整できた作業時間はなんとほぼ2日間でした(笑)。
これまでで一番短い作業時間でしたが、想いを込めて作成しました。
なんとか無事に完成し、Voyage119の出航を見送ることができました!
作るのに関わってくれたボランティアスタッフの皆さん、ありがとう!そしてお疲れ様でした!
そしてついにVoyage119出航〜!!!
12月11日(水)16時30分をすぎると、出航式が始まりました。乗船者を代表して数名がスピーチをするコーナーがあるのですが、一人一人の思いがひしひしと伝わるものばかり。
そして今回は ピーセンおおさか で活動していたボランティアスタッフの1人も登壇しました。
4年前に乗船予定だったのが、コロナによって中止になり、それでもクルーズ再開をずっと待ってくれていました。そしてこの日、地球一周に出発!
スピーチを聞いてこれまでの道のりを想像するだけで視界が涙でぼやけていました。
横断幕を見て喜んでいるみんなの姿も印象的でした。写真を撮る際に背景に入れて撮影するのは至難の業ですが、撮ってくれていました。
相手の顔を最後の最後まで見ながらゆっくり離れていく船旅だからこそのシーンだなぁ。
そして船をよく見てみると…
なんと私(ほたる)宛の横断幕がありました(笑)。見送り側が作った指名制横断幕は見たことがありましたが、さすがに逆横断幕には目を疑いました。
私は ピーセンおおさか に来る前、横浜のピースボートセンターに約3年3ヶ月もの間、在籍していました。
横浜には長い月日を共に過ごしたというだけではなく、コロナの影響で船が出なかった時期もお互いにこれからのことに関する悩みや考えをぶつけ合った、特殊な繋がりがあるボランティアスタッフがいます。
あの時向き合ってきたメンバーが船の上にいて、しかもメッセージ入りの横断幕を掲げてくれたことがとても嬉しく、電話を繋ぎながらお互いに声を聞き、ふと気づいたら泣いていました。
このメッセージも嬉しかったのですが、さらに嬉しかったのはその近くに ピーセンおおさか から乗船したメンバーがいたこと、そして出航からしばらく経った最近は、みんなのSNSにお互い違うピースボートセンターの人たちとの楽しそうな船内の様子がシェアされていることです。
思いっきり楽しんでいるようでまずは一安心です。
これからは私たちの時代!Voyage120以降のメンバーによる大阪決起集会
出航式を見た後は、出航後恒例の決起集会を開きました!総勢31人で2時間、数人のテーブルに分かれての交流会をおこないました。
出航式を見た後ということもあり、自分たちの地球一周ももうすぐだ!とワクワクする人や、何準備したらいいんやろ…と実感が沸いて現実を見つめる人まで、たくさんの話題が飛び交っていました。
最近ボランティアスタッフを始めた人も多く、これからの日々もまた楽しくなっていくなぁと胸が膨らみました。
変わりゆくもの、変わらないもの
ボランティア活動する人や船に乗っていく人、クルーズや寄港地、いろんなものが時間の流れと共に変わっていきます。
つい先日、帰ってきたばかりのVpyage118の乗船者と対談する機会がありました。
乗船前のボランティア活動時の話や、乗船中の船内や寄港地での出来事を聞けば聞くほど、私が経験したことと共通するものが多くあり、5年前の自分の初乗船の頃を思い出しました。
知らない世界を自分の目で見たいとピースボートセンターに通い、地球一周へと旅立ち、そして「ただいま」とまたピースボートセンターに帰って来る。これからもこの場所で大好きな人たちの帰りを待ちながら、新たな旅人たちと一緒に世界を知る準備をしていくとしますか。
改めて、Voyage118の皆さん、おかえりなさい。
Voyage119の皆さん、気をつけていってらっしゃい。そして帰りを待ってます。
また、これまでのクルーズ参加者の皆さん、いつでも帰ってきて旅の話を聞かせてください。
そしてこれから地球一周する皆さん、準備は始めていますか?これから残りわずかの時間でできる限りのことを一緒にやっていこう!
ピースボートセンターおおさか 德永涼子