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絶景、出会い、そして平和を考えた108日間。スタッフとして体験した地球一周

絶景、出会い、そして平和を考えた108日間。スタッフとして体験した地球一周

みなさん、こんにちは。

この度新しく ピースボートセンターおおさか のスタッフとなりました武田詩歩(ミケ)といいます。

2019年12月、世界の旅を夢見て初めて ピースボートセンターおおさか を訪れました。当時、ある1人のスタッフが熱心に船内での思い出を話してくれたことが印象的でした。

でもその直後、またたくまに新型コロナウイルスが流行し船は催行中止となり、世界一周を諦めかけたこともありました。

でも「やっぱり行きたい」。その想いで、2020年9月に再来訪し、ボランティアスタッフを始めました。

コロナ禍でしたが、ポスター貼りなどのボランティア活動をし続け、船賃の全額割引を貯めて、2023年12月に出航した ピースボート地球一周の船旅 Voyage116 に乗船しました。

帰国後はスタッフとなり、約一年後の2025年4月のVoyage120に乗船しました。約1,700人の乗船者とともに、18か国21寄港地をめぐりました。

今回はそんな私が初めてスタッフ乗船したVoyage120のご報告をさせていただきます。

インタビューで繋がる!船の国際交流

<船内新聞局で韓国語・英語・中文翻訳する翻訳チームと>

私は船内新聞とイベントガイドを作る担当として乗船しました。

船内新聞とは、船内で行われる企画の紹介や、船からのお知らせが記載されているものです。毎日夕方、部屋に投函され、その新聞を見ながら翌日の予定を決める方が多いです。

また、韓国、中国、シンガポールなどのアジア諸国を中心に様々な地域からも乗船されているため、新聞は日本語を元に中文(簡体字・繁体字)・英語・韓国語に翻訳されます。

そのため毎日、参加者とスタッフの分を含め1,500枚以上の新聞を印刷していました。

<中国から乗船された方に参加者インタビュー中>

イベントガイドは2週間に一度発行され、今後船内で行われるイベントの紹介、乗船している参加者へのインタビュー、船旅がもっと楽しくなる工夫などの記事を載せた情報誌といったものです。

特に参加者インタビューは毎回載せていて、「なぜピースボートに乗船しようと思ったのか」「クルーズでの思い出」などを聞きます。

せっかく様々な地域から乗船されているので、ぜひ色んな方から感想を伺いたい!ということで時には通訳をしてもらいながら日本、韓国、中国、メキシコから計6組の家族、ご夫婦にインタビューしました。

<実際に作られたイベントガイド>

イベントガイドを通じて船旅の魅力が伝えられるように、またピースボートは国際交流を目的としているので、インタビューをすることで乗船者の方々が交流するきっかけの一つになってほしいと日々作成していました。

後日インタビューした方から「船内で声をかけられるようになった」と聞いて、新しい交流が生まれていることを実感しました。

また、元々指揮者をしていた方が「船内でもしたい」とおっしゃっていたのを掲載したことがありました。クルーズ最後にあった船内合唱祭でその方が指揮者をしているのを発見して、あのインタビューがきっかけになったのかな?とうれしくなりました。

奇跡の晴天!息をのむアラスカの絶景クルーズ

<アラスカフィヨルドの氷河>

Voyage120のみどころといえば、アラスカフィヨルド遊覧です。

アラスカフィヨルドに行く前には船内で「HAI しろくまツアーズ代表」の安藤正康さんによる講演もありました。専門家によるアラスカ地域の見どころや、どんな野生動物が生息しているのかなどのお話に、期待が高まりました。

アラスカ地域の天候はほとんどが曇りで、晴れることはあまりないそうですが、訪れた時は奇跡的にも晴天に恵まれました。青空の中、雄大な白く美しい氷河を見ることができました。

今までこの氷河を3回見に来たことがある方も、こんなに晴天なのは初めてだったとのことです。荘厳な静けさの中にたたずむ巨大な氷河が現れた時は歓声があがりました。

ここには野生のラッコが生息しています。事前に安藤さんの講演会で聞いていたので、デッキではラッコ探しが始まりました。ラッコを見つけた!と歓声が上がった次の瞬間には水中にもぐってしまいます。

私は残念ながらはっきりとラッコを見ることはできませんでしたが、沢山の方が見つけて写真に納めていました。他にもクジラの潮吹きやイルカたちも見ることができました。

アラスカフィヨルドは水色の海の上に白い氷河があり、綺麗の一言につきました。丁度、氷河の崩落を見ることもできましたが、温暖化の影響でだんだん氷が解けていることも実感しました。

航海のテーマ「TIME FOR PEACE」:洋上で向き合う平和

<「洋上国際会議:TIME FOR PEACE」の様子>

今年は第二次世界大戦の終結から、広島と長崎に原発を落とされてから80年を迎えます。Voyage120のテーマは「TIME FOR PEACE (今こそ平和を)」でした。

その一つの取り組みとして、2名の被爆者に乗船していただき、各寄港地で被爆証言会をするプロジェクト「ヒバクシャ地球一周 証言の航海」も行いました。これは、地球一周を通して、戦争の被害を知る世界の人たちとつながりながら、国境や世代を超えて平和を訴える活動です。

また船内では、「核兵器廃絶のために私たちが出来ることはなにか」を考える企画や、参加者の皆さんでTIME FOR PEACEサポーターズが作られ、みんなで学びあったりいろんな船内企画を開催していました。

核兵器や戦争の被害にあっているのは日本人だけではありません。アメリカの核実験被害者、カザフスタンの核実験被害者の支援団体の若者、ウクライナの戦時性暴力の被害者、イラク(フセイン政権)の化学兵器による被害者など多数のゲストによる講演会が行われました。

その集大成として、1日かけて「洋上国際会議:TIME FOR PEACE」を行いました。会議には様々な世代や地域出身者が混じって登壇し、戦争をさせない社会をつくるために何ができるのか、共に考える場となりました。

「楽しかった!」が宝物。スタッフになって見えた景色

<水先案内人として乗船されたアウシュビッツ強制収容所日本人ガイドの中谷剛さんと美しいポルトの街並み>

ピースボートの参加者は休学や休職、退職をした方、または定年まで働いて人生のご褒美にと大きな決断をして乗船された方がたくさんいます。108日間の旅は決して容易に決められるものではなく、お金もかかります。

「そんな中で決断をしてピースボートを選んでくださった皆様の期待に応えたい」「国籍、年齢に関係なく楽しめるにはどうしたら良いのか」お客さんで乗船したときには見えなかったそんなスタッフ達の裏側の努力や、試行錯誤がありました。

帰国の際に多くの方に「楽しかった」「また乗船したい」という言葉や、「今一度平和について考えたい」「ピースボートが船を出す意味が分かった」という言葉もあり、私たちの活動の意味を知っていただけたことを嬉しく思いました。

<ピースボートスタッフとコミュニケーションコーディネーター全員の集合写真>

ぜひ、ブログを読んでどんな船か気になるという方は ピースボートセンターおおさか にお越しください!

船旅を目指す沢山の仲間が待っていますよ。

 

ピースボートセンターおおさか 武田詩歩

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