12月27日に出航する第100回ピースボート「地球一周の船旅」ボランティアスタッフを見送るパーティーは感動がいっぱいでした。
12月9日に100回クルーズ「いってらっパ」が行われました。 「いってらっパ」とは、いってらっしゃいパーティーの略で、各クルーズが出航する前にピースボートセンターで行われる催しのことです。ボランティアスタッフを頑張った人たちへの表彰、ゲームや歓談等、同じクルーズ同士はもちろん、違うクルーズの方とも交流を深められます。
こんにちは。ピースボートセンターおおさか(ピーセンおおさか)でボランティアスタッフをしている平岡佑夏(あだ名はボルト)です。私自身、2度目の「いってらっパ」に参加しました。前回の99回クルーズ「いってらっパ」はほぼ参加しただけでしたが、今回は準備からお手伝いさせていただき、司会も務めさせていただきました。
みんなで手作りする「いってらっパ」
当日の昼、同じボランティアスタッフをやっている仲間達と会場作り!今回は南半球航路のクルーズということもあり、リオのカーニバルをテーマに設定しました。前もってみんなで作ったブラジルにあるコルコバードのキリスト像や南米の動物などを壁に張りつけ、また、天井には100回クルーズで寄港する国の国旗とメッセージ付きの風船を吊り下げました。風船を作る時、なかなか膨らまなくてみんなでフグみたいな顔になりながら苦労していました(笑)。
ずっとサンバの曲をかけて全員でモチベーションを上げながら準備していたので準備の段階から既に楽しかったです(笑)。イベント自体が楽しいのはもちろんですが、準備もかけがえのない思い出のひとつです! ボラスタの期間ももっと大切にしようと改めて思えました。
ドキドキの司会デビュー
そしていってらっパの受付が開始!女装をしたちょっとおかしなお二人さんが受付をしてくれました。なかなか強烈な「いってらっパ」の始まりです。そしていよいよ司会の出番がせまって来ました。意外に人見知りな私(あまりそう見られないので嘘つけとよくみんなに言われます。見た目で決めつけないで〜)は心臓が飛び出そうなくらい本当に緊張していて、場を盛り上げられなかったらどうしようとばかり考えていました。
いざパーティーが始まると、勇気を振り絞ってサンバの曲と共に前に出て行きました。一緒に踊ってくれる人や拍手してくれる人、緊張がとても和らぎました。そして歓談が始まり、みんなで写真を撮ったり話したり幸せな時間をそれぞれが過ごしました。
フレンドリーなピーセンの雰囲気に感動
ゲームでは、名前ビンゴをしました。名前ビンゴは、9つのマスにそれぞれ友達の名前を書いてもらうのですが、相手に名前を書いてもらう時に必ずハイタッチをしてから書いてもらうというルールでした。みんながフレンドリーにハイタッチをしていて、あ、ピーセンっていいな、この自由な感じめっちゃ好きやなって思った瞬間でした。
そして、くじに名前が書いてあって、引いたくじに名前が書かれていた人は前に出てきて名前、何回クルーズなのか、一言を話してもらいました。偶然にも100回クルーズの人の名前が沢山引かれて奇跡を感じました(笑) 。
100回クルーズのみんな、いってらっしゃい!
次に、スタッフさんからのメッセージの時間。毎回この時間は感動します。特に私は、「旅はもう始まっているし、船を降りたあとも旅は続いている」という言葉が大好きでした。私はまだ船には1度も乗ったことはありませんが、ピーセンおおさかでもう既にこれからもずっと大切にしたいと思える仲間が沢山できました。
今、船に乗っている99回クルーズの人からもたくさんのメッセージが送られてきていて、1つ1つの言葉が心に響きました。 そして、100回のメンバーからピーセンおおさかにプレゼントが!時計と三脚を頂きました!大切に使いたいと思います。
最後に、私はピーセンおおさかは人の繋がりも広がるし、本当に素敵な場所だと思います。今回は、100回クルーズを見送る会でしたが、次は自分が見送られると思うと出発してからの3ヶ月間はきっと一瞬なんだろうなと思いました。船内生活だけでなく、今のボラスタ生活も精一杯楽しみながら頑張っていきたいなと改めて思いました。
文:平岡佑夏 編集:森田幸子