「~another ocean ~想いの数だけ旅がある」と題して、ピースボートセンターおおさか(ピーセンおおさか)で活動するボランティアスタッフを紹介しています。今回紹介するボランティアスタッフは、仕事をしながら船賃全額分の割引を貯めた菅誉さんです。
自己紹介
こんにちは、菅誉です。読み方は「すが たかし」と読みます。フルネーム漢字2文字という個性的な名前でかつ難しい漢字なので覚えていただければ非常に喜びます。因みに余談ですが兄、父、祖父そして偶然母も家族全員漢字2文字です。
ピースボートの皆様には「ガースー」と言われています。
現在、社会人6年目で某大手キャリアの携帯ショップ現役で働いております。回転寿司はデザートも含めると、21皿を食べるまだまだ元気な29歳です。
ピースボートの地球一周の船旅を目指した理由
元々学生時代にイギリス、タイ、シンガポール、ベトナムなど色んな国を周っていました。単発で1つの国に飛行機で行くことはありましたが、3ヶ月のクルーズで複数箇所の国を周っていく世界一周は非常に魅力的であり衝撃的でした。
一番最後に海外に行ったのがベトナム(2019年6月)でした。その時は初めて1人で海外に行きました。日本語が通じないので、携帯の翻訳機能を駆使して4泊5日してきました。
海外に行くことで文化の違いを知り、日本では常識だと思っていたことが海外で通用しなかったりして、すごく刺激になることばかりでした。その頃から1か国ずつ旅行するのではなく、世界一周してみたいと思っていました。
現実的にできるものがないかと探していた時にSNSでたまたま見かけたのがピースボートでした。すぐに説明会に応募したのを鮮明に覚えています。
ピースボートのボランティア活動は平日にできて、私の仕事の休みも平日が多いので時々参加できるかなと思ってピースボートに決めました。
今どれくらい割引たまっている?
ボランティアスタッフは活動に応じて船賃の割引を受けることができます。
ボランティアスタッフ活動を始めてから1年半、ついに今年の5月18日に「全クリ」しました! 全クリとは、船賃全額分の割引を貯めて(全額割引クリア)、実質0円で地球一周することです。
私は仕事が休みの日にポスター貼りの活動をして、コツコツと割引を貯めていきました。
始めた当初はここまで活動する予定はありませんでした。また、コロナの影響でボランティア活動ができない時期もあって時間がかかりましたが、仕事も緩めることなく全クリすることができました。
どんな旅にしたい?
20代最後の締めくくりの旅にしたいと思います。後は人生のターニングポイントになれる旅にしたいです。今しかできないこと、旅でしかできないことを体験して、後悔のない旅にしたいです。
地球一周の中で特に楽しみにしている寄港地は2ヶ所あって、1ヶ所目がエジプトです。歴史の長い国でもあり、テレビでしか見たことないピラミッドを見たいです。
日本から離れているので実際に見る機会も多くないですし、誰もが知ってるが実際に見たことある人は多くはないと思いますので、その少数派に私は入りたいという気持ちがあります。
後はピラミッドというイメージが強いので実際に行ったときに意外性が多そうな国で、新たな気付きや発見が得られそうな国だと思います。
2ヶ所目がギリシャです。学生の時に行こうと試みてた国です。色んな事情があってまだ行けていなかったので、この機会に行きたい国です。
そして中学社会科、高校地歴公民の教員資格も持っているので、折角ですし地球一周しながら世界のことも勉強したいです。
ピーセンおおさかってどんな場所?
私も含めてだと思いますが、個性豊かでユニークな方が多いと思います。年代層は学生さんや社会人の方など幅広く活動しています。
スタッフさん達は心が広く優しい方達ばかりですよ。私の個人的な感想ですが、ピーセンおおさかに1年半通って、一度も嫌な気分にならないぐらいアットホームな印象でした。
最後にひと言!
ここまで読んでいただきありがとうございました。
私は仕事の休みの日にポスター貼りをしていました。仕事しながら全クリできました。これは勿論スタッフさんたちが暖かく見守ってくださったことで長期的に活動できたからです。
特別なものは特になく地道に重ねてきました。世界一周の旅をしたいという気持ちで乗り切れました。
他のボランティアスタッフの方は、仕事を辞めてポスター貼りに専念される方、学業とアルバイトやサークルを両立されてポスター貼りをする方、休学してポスター貼りに専念する方などもいます。やり方は十人十色ですし、間違いはないと思います。
色んな方の意見を聞いて最終的には自分に合ったプランで自分らしく過ごせた1年半のボランティアスタッフ活動でしたので後悔もなくできました。
次は地球一周を楽しみ、20代の締めくくりと30代のスタートダッシュができる旅にしていきますのでよろしくお願い致します。
長い人生なので、みなさんも恐れず色んなことに挑戦してください。
読んでいただきありがとうございました。
文:菅誉 編集:森田幸子