「another ocean ~想いの数だけ旅がある」と題して、ピースボートセンターおおさか(ピーセンおおさか)で活動するボランティアスタッフを紹介しています。今回紹介するボランティアスタッフは、4月21日に出航する第101回ピースボート「地球一周の船旅」に参加する須川千裕さんです。
自己紹介
みなさんこんにちは!2月に、大阪府内の高校を卒業した、須川千裕です。あだ名はちーぼーです。毎日着ていた制服も、四月からはコスプレになります、悲しいです!
私は、4月21日に出航する101回クルーズに乗ります。実は、両親が24年前の17回南太平洋クルーズと18回地球一周クルーズに乗っていました。どうも、サラブレッドです(笑)。
ピースボートの地球⼀周の船旅を目指した理由
話が長くなるので、はじめにざっくりと言っておきます。私が地球一周をするのは、「自分のやりたいことだけをとことんやって、それを職業にしたい」という野望のような夢のために、もっと自分を知って、これからの人生の第一歩にするためです。
10月のある日、大学進学のために勉強をやらないといけないのに、YouTubeでヨシダナギさん(アフリカをはじめとする世界中の少数民族の撮影をするフォトグラファー)とジョーブログのジョーさんの動画を時間を忘れるほど夢中になって見ていました。夜になってふと我に返ったとき、あれ?本当に自分がやりたいことってなんなんやろって、考えたら、大学に行くことではなく、アフリカに行ってみるということでした。
そこで大学受験をやめる決断をした決め手は2つあります。 1つ目は、今、もし、大学に行っても、行った先にやりたいことがないので、高校まではあまり勉強してこなかったのですが、きっと大学でも勉強しない。そうなると、お金も時間ももったいない。そう思ったからです。
2つ目は、ヨシダナギさんと、ジョーブログさんに強く憧れているからです。クレイジージャーニーというテレビ番組で見たヨシダナギさんの影響で、アフリカにハマってしまい、昨年の夏から、彼女が出ている番組を見たり、ナギさんのブログを読んでいました。普段日本にいて聞くアフリカの情報といえば、危険だということばかりなのに、ナギさんのブログでは面白くて楽しそうで……。いつのまにか、実際に自分の目で見てみたいと思うようになっていました。
また、ジョーブログのジョーさんはアフリカだけでなくアメリカ横断、南米縦断などしていて、私も旅をしたいと思うようになりました。 ナギさんもジョーさんも、好きなことをとことんやって、仕事にできているので、そのような生き方もあるんだということを知り、私も好きなことをしようと思いました。
「高校卒業したら、大学行くのやめて(いきなりアフリカに行くのは、海外経験がほとんどなく、お金のことも不安だったので)タイに行きたい」と母に伝えると、「だったらピースボートに乗ってみたら?」と。ピースボートなら、世界中の国を見られるし、船では年代も職業も経歴も違う、いろんな人と話せて、学びの多い旅ができそうだと思って、ピースボートに乗ろうと思いました。
今どれくらい割引貯まってる?
ボランティアスタッフは活動に応じて船賃の割引を受けることができます。
10月末から貯め始めて、85万円分を貯めることができました。 1月いっぱいまでは学校があったので、土曜のポスター貼りを中心に、できる範囲でボランティア活動をやって、コツコツ割引を貯めていました。授業が少なくなった1月からは毎日のようにポスター貼りに行っていました。学校無欠席で頑張りました!褒めて(笑)!
色々大変なこともあるけど、色んな知らない土地に行くことができて、人の優しさを直に感じられるポスター貼りが結構好きでした。(雨の日以外はですけど……。)
どんな旅にしたい?
色々な人と話すことによって、自分自身をよく知る旅にしたいです。自分がハマって、続けられそうな好きなことを見つけたいし、また、どのように行動していけばその好きなことを職業にできるか、自分なりに定めていきたい! フットワーク軽く、やりたいことはすぐにやる! そして出会いを大切にする!
ピーセンおおさかってどんな場所?
学校では学べないことを学べて、刺激をもらえるところです。 みんな個性的で、かつしっかりとした考えを持ってる人が多くて、話すとめちゃおもしろいし、楽しいところ! ピーセンにいる人はみんな「割引を貯める」という、共通の目的があるから、励まし合いながら頑張れます。
最後に一言
私は、ピーセンおおさかが大好きです。 正直、ピーセンにいるだけですでに、ピースボートに乗ることを決めてよかったなって思えるくらい楽しい(笑)! そんなピーセンをつくりあげてくれているみんな、大学に行かない私の考えを尊重し、ピースボートを提案してくれて、応援してくれるお母さん、理解してくれたお父さん、私がピースボートで地球一周すると聞いて応援してくれた友だち、 ポスターを貼らせてくれたり応援してくれたお店の方々、みんなみんな本当にありがとう!
自分の、船に乗る目的を果たせるように、全力で楽しみながら、全力で頑張ってきます。いってきます!
文:須川千裕 編集:森田幸子