〜another ocean〜想いの数だけ旅がある 川添浩平

「another ocean ~想いの数だけ旅がある」と題して、現役のボランティアスタッフを紹介しています。今回紹介するボランティアスタッフは、地球一周出発直前!の川添浩平さんです。

自己紹介

こんにちは、12月27日出航の100回クルーズに乗船する川添浩平です。ピースボート センターでは、ゾエと呼ばれています。大阪生まれ大阪育ち、現在20歳で大学2年生です。大学を休学せずに地球一周をします!

ピースボートの地球一周を目指した理由

地球一周は人生の最大の目標として、おじいちゃんになって、お金が貯まったらしようと思っていました。ピースボートの始めの印象は怪しいしかありませんでした。調べてみると、地球一周が100万円で行ける、ボランティアをすれば船賃がタダになる、ということを知り、絶対に危ないやつやと思いピースボートに乗ろうとは思っていませんでした(笑)。

ある日、友達と呑みに行った時に酔っ払ってしまいかなりテンションが上がっていました。そこのお店のトイレにピースボートのポスターが貼ってあり、その時のノリで資料請求をしました。後日、資料が届き、電話がかかってきた時はやってしまったと思いましたが、電話で話すうちに説明会くらいなら参加してみようと思いました。でも一人で行く勇気は無いので友達についてきてもらい参加しました。

説明会が終わる頃には地球一周をすることしか頭になく、ピースボートに乗ることを決めました。しかし、学生が地球一周をするのにはたくさんのハードルがありました。まず、親の許可をもらわなければなりません。説明会に一緒に行った友達は親の許可をもらえず諦めてしまいました。僕も遅咲きの反抗期だったので苦労しました。お金の問題、学校をどうするかもすごく悩みました。休学することはできなかったので、休まずに済む方法を探しました。

なんとか100回クルーズなら冬休みと春休みを使えるので休む期間が短くて済むので100回クルーズに決めました。ですが学期末のテストを受けることができないことがわかり、担当の先生一人一人に交渉しに行きました。大量の課題を渡されたり、テストではなく、船の上からレポートを送ればオッケーにしてくれたり、元々1月にあるテストを僕のために全員12月に受けるようにしてくれたり、全員が応援してくれました。

今どれくらい割引たまってる?

11月27日までが割引を貯めることができ、その日までで100万と8千円、全額割引は出来ませんでしたが、目標にしていた100万円を超えることができました。初めてポスターを貼ったのは2月でしたが、学校とバイト、サークルとの両立が難しく、なかなかポスターを貼りに行けませんでした。夏休みからポスターを頑張ることを決めていたので、8月から本格的にポスターを貼りに行きました。自分はポスター貼りがあまり得意ではなかったので、自分のペースでコツコツ貯めていきました。

ピースボートセンターおおさかってどんなところ?

ピースボートセンターにはたくさんの人がいます。年齢も過去もバラバラでそれぞれいろいろな考えを持っています。ですが、全員が地球一周を目指しているという共通点があります。そんな人達と毎日のように話して、笑って、夢を見て、世界のことについて考えて…。普通の大学生では経験できないような刺激的な日々を過ごすことができました。

どんな旅にしたい?

ピースボートセンターに通い、いろんな人と話したり、勉強会などに参加していると自分は何も知らないということを知りました。自分が楽しいと思っていた世界は狭く、視野を広げて見るとこんなにも面白いことが沢山あるんだと知りました。

なので、僕は地球一周を通して、たくさんのことを知ろうと思います。そんな僕には地球一周しながら世界の事を学べる地球大学はぴったりだなと思いました。また、現地の人との交流も楽しみにしています。自分が知らない文化や生き方に触れてみたいです。元々は観光することが目的でしたが、今はたくさんのことを知りたい、自分の世界を広げたいと思います。

最後に一言

自分がここまで来るのにたくさんの人に支えられてきました。ポスター貼りが嫌でいつ辞めてもおかしくないなか気にかけてくれたスタッフや一緒に頑張ってきたボラスタのみんな、学校の友達や先生、親、ポスターを貼らしてくれた何千というお店の人など、自分だけでは絶対に地球一周することはできません。たくさんの人に支えられ、感謝の気持ちでいっぱいです。

自分が本気でやりたいという気持ちがあればなんだって出来ます。壁にぶち当たって悩んでいるなら、周りの人に頼っていいと思います。ピースボートスタッフは全力でサポートしてくれるし、同じように悩んでいる仲間もいます。たくさん人に頼って、悩んでいる人がいれば支えてあげてください。自分が本気でやりたいことを諦めたら絶対に後悔します。一度きりの人生を全力で楽しんで下さい。

 

文:川添浩平 編集:森田幸子

活動内容に応じて船賃が割引になるボランティアスタッフは、随時募集しています。詳しくは以下をご覧ください。
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