こんにちは。ピースボートセンターおおさかでボランティアスタッフをしています、武田詩歩(あだ名:ミケランジェロ)です。今回は先日行われた「全クリ体験談」の様子を紹介します。
そもそも全クリとは・・・
ボランティアスタッフはセンター内でできる事務作業(内勤活動)やポスター貼りの実働量に応じて船賃から割引になる「ボランティア割引」を貯めることができますが、船賃全額分の割引を貯めることを「全クリ」と言います。
今回は実際に全クリを達成している梅本崇司(あだ名:そーし)、才ノ元美里(あだ名:アメパ)、ピースボートスタッフの田上健(あだ名:健)の3名に登壇していただき、お話を伺いました。
◎ボランテァイスタッフ時代の思い出
そーし
思い出はたくさんありますが、中でもシェアハウスでの生活が楽しかったです。みんなでご飯を作ったり、全クリをした時にはシェアハウスでパーティーもしました。
時には、寝ているスタッフの顔に落書きをしてちょっとした悪ふざけも・・・(笑)。何気ない毎日が気づいたら素敵な思い出の日々に変わっていました。
アメパ
地方に泊りがけでポスター貼りに行く「キャラバン」で岡山に行ったとき、17万円分の割引を貯めました!しかも、この記録は今も誰にも抜かされていません!
健もスタッフ人生で初めてのキャラバン引率だったけど、思わぬアクシデントが発生して、私を慰めるために自動販売機でジュースを10本以上買ってもらったり、とっても思い出に残っています。
また、2020年1月に台風19号が福島に直撃した際「ピースボート災害支援センター(PBV)」がボランティアの募集を行っていたので、現地に出向いて災害支援活動もしました。
なかなか日常ではできない事で、ピースボートに携わっていたからこそ出来た経験でしたね。
健
船に乗る前にピーセンおおさかのボランティアスタッフとスタッフでBBQや、運動会を開催したことが思い出に残っています。
◎ポスター貼りのコツ
そーし
ひたすらに楽しむこと!一緒にその日行くメンバーをライバルと思い競い合ったり、今日は貼りに行ったメンバーの中で一番貼ってくるぞ!という熱い気持ちを持ちながらいつも貼っていました。
アメパ
笑顔と感謝を忘れずに!お店に貼ってYES!NO!と単純に考えてみること。あとはスタッフの支えがあったから頑張れました。辛かったらいつでも相談してみてください。
健
周囲の人間全員が支えてくれていましたね。自分ひとりでは出来ないことも、同じ地球一周を目指す人がいたから出来たと思います。
◎ベテランとして意識する事
そーし
あくまでも相手が主役でベテランは補佐だと思ってました。せっかくの機会なので楽しんでやってもらいたい!
実践編ではなるべくすでに貼っていただいているポスターの貼り替えをしてもらって、たまに新しくお店に貼る交渉にも挑戦をしてもらう機会を提供したり自分なりに工夫してました。
アメパ
フルボラ(ピーセンおおさかの運営をお手伝いするボランティア)のベテランをしていたが、このメリットは最初に来た人と深く関われること!一緒に世界一周に行く仲間として迎え入れる気持ちが大切ですね。
健
大阪はベテランにすごく力を入れている。出来るだけ多くのボラスタに経験をしてほしいと思っています。ベテランは一番最初にポスターを知ってもらう役割りだと思うので、今までのベテランから繋いできたバトンを毎回のポスター貼りで繋いで行ってほしい。
◎みんなにとってピースボートセンターおおさかとは
そーし
いつでも帰ってこれる場所。久しぶりに来ても受け入れてくれる場所です。
アメパ
嫌なことがあっても今の自分で良いと思える、ピーセンおおさかにくると「船に乗ろう」と思わせてくれます。船に乗れると信じて1年心待ちにしています。
健
ここにいないと違和感があるし、ここに毎日来たいと思える場所です。自分にとって欠かせない場所とも言えますね。
ピースボートは3回楽しめる?!
①乗船前のボランティアスタッフとしての活動
②乗船中
③乗ってから続く関係
として3回楽しめることが出来ると聞いたことがあります。3名のお話を伺っていると1つ目の「乗船前のボランティアスタッフとしての活動」の楽しさを充分実感することが出来ました。
ポスター貼りや内勤作業は誰にでも出来る活動ですが、難しさは「継続すること」です。様々な困難を乗り越え継続し続けた3名だからこそ「全クリ」という経験をすることが出来たのかなと思います。
また、乗り越えられた理由の一つには、きっとそこでしか出会えなかった「仲間の支え」という大きな存在があったはずです。
現在ボランティアスタッフとして奮闘している方も、ピースボートに乗るか悩んでいる方も、きっとピーセンおおさかに来たらこれから素敵な仲間と経験があなたを迎えてくれます。
いつか船に乗るそんな日を夢見て、共にかけがえの無い仲間と一歩ずつ進んでいきましょう。
文:武田詩歩 編集:和田有紀