22歳にして人生初めての選挙に行ってみた

みなさん、こんにちは。ピースボートセンターおおさかの田上健です。

ついに冬の訪れを感じられる季節になりましたね。朝からすごく寒い日々が続いていて、お布団出たくないです。

そんな話はさておき、今週末の10月31日(日)は衆議院議員総選挙の日です!

お恥ずかしい話、22歳を迎えて僕は初めて選挙に行きました。その体験を今回はブログに残したいと思います。

ところどころで、僕が選挙行くまでに役立ったり、オススメしたいサイトや記事のリンクを貼っていますので、おもしろそうって思ったらそちらも覗いてみてください。

選挙って、僕にすごく関係あることだった

最初は、選挙と聞いて興味なかったし、どんなものか高校で知識は止まっていて、絶対自分は関係ないなと思っていました。

でも、周りの大人たちや同年代だけど選挙のことをいっぱい調べて真剣に考えている同僚をみて、気になって、みんなに色々教えてもらいました。

知れば知るほど、僕たちと選挙はつながってるんだと知りました。

お金がなくて、給料が上がらなくて困っている人がいたり、差別に苦しんでいる人がいたり、結婚したくても異性じゃなきゃできなかったり、すぐ近くの国と仲悪かったり、コロナのことだったり…。

こういうのって全部政治につながっているし、その政治を動かしている国会議員は僕たちが選挙で選んだ人たち。

おかしいと思うことや、大変だと思うことが少しでもなくなった方がいいから、それにもっと住みやすくなった方がいいから、選挙に行くことにしました。

衆議院議員選挙ってなにしたらいいの?

本当にこれまで選挙に関わってこなかったんで、まずは選挙ってなに?ってところから学びました。

選挙は私たちの権利です

衆議院と参議院。学校で習いましたね。今回は衆議院の選挙です。衆議院の国会議員になれるのは465人。この465人を選ぶ選挙になります。

基本的に、衆議院議員の任期は4年間となっています。オリンピックと同じ間隔で開催されてるんですね。また、衆議院が解散となった場合も行われるらしい。これまで知りませんでした。

そして、この衆議院議員を選ぶ権利を持っているのは、日本国籍を持つ18歳以上の人。

僕も18歳から選挙権を持っていたのに、22歳まで気づきませんでした。

2つの選挙に投票します

衆議院議員選挙では、小選挙区(289人)と比例代表(176人)という2つに投票します。

小選挙区とは?
自分の選挙区で立候補している人の中から、1人を選んで投票します。一番多く票を集めた人が当選します。全国を289の選挙区に分けて、1選挙区から1人の議員を選ぶ選挙です。

比例代表とは?
こちらは政党を選んで投票します。全国が11の選挙区(ブロック)に分かれていて、政党ごとに候補者の名簿を作っています。政党の得票数に応じた数の名簿登録者が当選します。

日本に暮らしているけど選挙権がない人たちの声

今回の選挙に合わせて、ピースボートでは勉強会も行ないました。

日本国籍を持つ18歳以上の人が持つ選挙権。日本には選挙権を持たない人もたくさん暮らしています。そんな人たちが選挙について語りました。いろんな国の選挙事情も知ることができて面白いです。

こちら↓からアーカイブ動画を視聴できるので、興味ある方はぜひ!(11月1日(月)23:59までの限定公開中)

衆院選!選挙権のない私からあなたへ

そして、この企画にも出演していたオーストラリア出身のピースボートスタッフ、メリ・ジョイスのインタビュー記事がネットに公開されていますので、こちらもどうぞ!

僕の投票レポート

<これから投票に行ってきます!>

そもそも僕は熊本出身で、今も住民票は熊本。選挙は住民票があるところで行ないます。なので今回は「不在者投票」を利用して選挙に挑みました。

不在者投票は、選挙期間中に別の場所に滞在しているため、地元で投票ができない人が対象です。あらかじめ地元の選挙管理委員会から投票用紙を送ってもらうことで、今いる場所の投票所で投票することができます。

投票用紙が届き、近くにある大阪市北区の役所に行って投票をしてきました。かなりの人が投票をしにきていて結構びっくりしていました。

役所に入ると案内の人がいて、「不在者投票の方は、別の部屋で書いてもらいます」と通常の投票とは別ルートへ。

そこで熊本から送られてきた資料を係員の人に渡したところ、ここで問題が発覚しました。

僕もその時初めて知りましたが、不在者投票の投票用紙は自分の手元に届いても開けてはいけなかったのです。

一旦開けてしまうと投票権の効果がなくなり、投票が無効になってしまいます。

僕は、届いた瞬間にうれしくなって開けてしまい、係の方から叱られてしまいました。

不在者投票をするみなさん、届いても絶対に開けたらダメです!なんなら、ちゃんと封筒にも開封したらダメ!って書いていました。

確認してもらったところ、開けてしまった袋の中に入っている“絶対に開けてはいけない袋”は開けていなかったので投票はできました。

(対応してくれた方、すみませんでした。お手数おかけしました。次は絶対に開けません。)

小選挙区の候補者と比例代表の政党名が書かれたリストも一緒に入っていたので、それを見ながら自分が決めた候補者と政党をぞれぞれ記入しました。

あともう一つ、今回の選挙では最高裁判所 裁判官の国民審査というものもありました。こちらも事前に調べて記入をしました。

裁判官の国民審査

最高裁判所 裁判官の国民審査についてはこちらのNHKのサイトに詳しく載ってるので見てみてください。国民審査の仕組みやそれぞれの裁判官がこれまでどんな判決を出したかがわかります。

以上3つの投票用紙を封筒に入れ、係の方にお渡しして、僕の投票が終わりました。

(僕は不在者投票だったので、このような形でしたが、通常の投票をする場合はそれぞれの用紙を順番に渡されて、投票箱に入れていきます。)

行く前はちょっと緊張したけど、丁寧に案内してもらえて、けっこう時間もかからず終わったなーというのが正直な気持ちです。選挙結果を楽しみにしたいと思います。

日本がもっといい国になった方がいいから投票しました

選挙ってこれまでは、なんか難しいし、自分とはかかわりがないものと思っていましたが、意外と調べてみると自分にも関係あるものだとすごく思いました。

今の新型コロナウィルスのことに関しても、政府の政策が間違っているという意見を聞いて、自分もそれにつられてあまりよく考えずに「そうだ、そうだ」と思ってただけ。

でも、その政策を作っている国会議員を決めているのは自分たち。そのことに改めて気づきました。

だから投票して、自信をもって政治のことを話せたらいいなと思いました。

それでも、やっぱりいきなり投票に行こうと言われても困りますよね!

僕もそうだったけど、ある程度どんな政党があってどんな人がいてって調べてみると、けっこう楽しかったです。

自分にぴったりの候補者と政党を見つけよう

投票するってことは事前にどんな人たちが立候補しているか、どんな政党があるかを調べないといけません。

今だったらネットでほとんどの情報を見ることができます。大事な1票なんで、これは考えた方がいいです。

実際に探してみる

誰に投票したらいいかわからないって人は、投票の参考にこういうのもあります。

えらぼーと
立候補者が回答した同じアンケートに答えることで、政党や立候補者の考えがどれだけ自分と一致しているのか数値化してくれます。質問は全25問で、そんな多くないので答えやすいです。

あなたにマッチする政党は?
こちらも25問のアンケートに答えて意見が近い政党を見つけられます。政党が決まれば自分の地域で出ている立候補者がどの政党に属しているのかで僕は決めることができました。

上の2つは実際に僕が投票先を決める時に使いました。

そんなたくさんの政策を考えるのはむずかしいっ!って人は自分の興味あることで調べてみるのもいいです。たとえば…

高等教育無償化プロジェクト
学生が作っているサイトで、高等教育(大学や高等専門学校)の無償化を推進している候補者がわかります。

人権政策に関する政党アンケート2021
人権問題に取り組んでいるNGO「ヒューマンライツ・ナウ」のサイトで、LGBT、選択的夫婦別姓、同性婚などの人権に関する政党の考えをまとめています。

議員ウォッチ
ピースボートも取り組んでいる核兵器禁止条約への賛同・不賛同を表明している候補者がわかります。

選挙に行こう!

10月31日まで、もう少しですが時間はあります。ぜひ調べてみてください。

僕を知ってる人は、声かけてもらったら僕が直接教えます!

私たち1人ひとりが投票権という、この国を形作っていく大きな権利を持っていることに気づいてもらえたらいいと思います。

最後にお得情報です。選挙に行くことで割引が受けられるお店があります。

こちらは選挙割についての記事です。

僕は選挙割を使って一風堂で卵を無料でゲットしようと思います。

この記事に書かれているものだけでなく、飲食店、美容室、アパレルショップ、スポーツ施設、塾…、調べてみるといろんなお店で選挙割をしています。お得です。

みなさん、ぜひ選挙に参加してね!

 

ピースボート 田上健