寄港地調べ~北欧の国スウェーデン~

こんにちは。ボラスタのかづきです!私は、来年の春出航予定の111回クルーズを目指していて、111回クルーズでは北欧を巡るので、少しでも情報を集めてから行きたいと思い、今回はその中でも気になっていたスウェーデンについて調べてみました。皆さんにもその内容をシェアしたいと思います。

~スウェーデンはどんな国?~

スウェーデンは北欧スカンジナビア半島に位置していて、お隣の国はノルウェーとフィンランドです。またスウェーデンの国面積は約45㎢で、北欧1大きな国です。これは日本の約1.2倍の大きさで、日本とさほど変わりません。ですが、全人口は約1,000万人程で日本の12分の1程度とかなり少ないです。

またスウェーデンといえば毎年幸福度ランキングで上位に選ばれる事で有名ですよね!幸福度が高いのには明確な理由があり、それは世界トップレベルの福祉制度の充実からきています。消費税は25%と日本と比べるととても高額に感じますが、その分手厚い保証がスウェーデンでは約束されています。

例えば

・子どもが16歳になるまで児童手当と両親手当が支給される。

・育児休暇を480日間、取得できる

・20歳になるまで医療費が無料。

他にも出産費用や大学までの費用も無料などなど…。これだけの手厚い保証があると、とても安心して子育てや勉学に集中できそうで、国民の幸福度が高まっているのも納得できます。また、スウェーデンはキャッシュレス最先端の国で、街中の至るところでキャッシュレスオンリーの看板を目にするそうです。公共機関も現金を使えないので、寄港する際はクレジットカード必須ですね!

北欧のヴェネツィア「ストックホルム」

スウェーデンの首都は、“ 水の都”として有名なストックホルム。北欧のヴェネツィアと呼ばれています。ストックホルムにはなんと、100以上の博物館・美術館があるそうです!他には、ジブリ映画「魔女の宅急便」の舞台になったと言われている旧市街の“ ガムラ・スタン“もあり、風情のある石畳や迷路のような細い路地など、どこをとっても絵になる街並みが広がっています。

~スウェーデンの文化~

皆さんは「スウェーデンの文化」と聞くと何を思い浮かべますか??スウェーデン初のインテリアブランド「IKEA」や、冬はマイナス気温でとても寒いなど、色々イメージできるかと思います!

「北欧インテリア」と呼ばれるインテリアブランドが数多く誕生した理由は、この「寒さ」と関係があり、北欧の冬はとても寒く、家の中で過ごす時間が多くなってしまう…。そこから、北欧の冬に負けまい!と心地よい空間を作る知恵が生まれました。だから、北欧デザインには自然をモチーフにした、温もりを感じるデザインが多くあるのかもしれないです。

ファストファッションブランドの「H&M」発祥の地

若い人を中心に絶大な人気を誇るファストファッションブランドの「H&M」も、実はスウェーデンが発祥なんです!H&Mは元々、女性ファッションのみを扱っていましたが、のちに紳士ものも扱うようになりました。

店名をもともとの「Hennes (ヘネス) 」から、「Hennes & Mauritz(ヘネス アンド マウリッツ)」に変更した時にその頭文字をとって、H&Mという今の名前になったそうです。1976年には、ロンドンに北欧以外の初の店舗をオープンさせて以来、現在は世界62カ国に4100店舗を展開しています。

会話を楽しむ時間 フィーカ

スウェーデン人は「コミュニケーションの場」をとても大切にします。それを表す文化が「フィーカ(Fika)」です。フィーカはコーヒーブレイクのことで、家庭や学校、職場など様々な所で行われます。

フィーカにちなんだお菓子もたくさんあり、その中でも有名なのがシナモンロール!スウェーデンでは、10月4日をシナモンロールの日としていて、この日は国民がこぞってシナモンロールを食べるそうです。他にもパンの中にアーモンドクリームとホイップクリームを挟んだシュークリームのような見た目のSemla(セムラ)も有名で、本場に行ったらぜひ食べてみたいです♪

~スウェーデンの食文化~

続いてはスウェーデンならではの食文化を紹介していきます!1つ目に紹介するのはスウェーデンの夏の風物詩の「ザリガニ」です。「ザリガニ」と聞くと少し驚いてしまうかもしれませんが、スウェーデンでは定番の食材で、味はエビに似ているそうです。スウェーデンでは毎年8月8日、ザリガニ漁の解禁を祝い、みんなでザリガニを味わう「Kräftskiva(クレフトシーヴァ)」=ザリガニパーティが開催されます。

2つ目はスウェーデンの家庭料理のミートボール。少し酸味と苦味のあるりんごベリージャム(コケモモジャム)をミートボールにつけて食べるのがスウェーデン流。家庭によってお肉の種類や調理法も異なっていて、スウェーデンのお袋の味の1品です。ザリガニとスウェーデン風ミートボールはIKEAで食べることができるので、気になる方はぜひ食べてみてください(^^)

また、スウェーデンでは毎週金曜日を[Fredagsmys!(居心地の良い金曜日!)]と呼んでいて、タコスを食べるのが習慣だそうです!スーパーにはタコスコーナーがあり、どの家庭にもサルサソースやアボカドのワカモレなどが常備されていて、タコスはスウェーデンの国民食なんだとか。スウェーデンに行った際は、皆さんもぜひスウェーデン名物を堪能してみてくださいね♪

おすすめの観光地①ガムラ・スタン

さきほども紹介したガムラ・スタンは、スウェーデンならではの古い街を見たい!という方におすすめの場所です。まるで中世の世界に訪れたような街並みは散策するだけでもきっと楽しめるはず。カラフルな建物が並ぶ“ストールトルゲット広場“ や“フィンランド教会“など他にも見所がたくさんあります。

フィンランド教会には“アイアンボーイ“と呼ばれる小さな鉄像があり、撫でると「願いが叶い幸せになる」と言われています。ガムラ・スタンには、思わず立ち寄りたくなる可愛いカフェや北欧雑貨のお店もたくさんあるそうなので、地球一周中のお土産選びに良さそうですね(^ ^♪

おすすめの観光地②イエテボリ魚市場

ここはヨーテボリにある魚市場で、たくさんの新鮮な海鮮類が手に入ることから、毎日賑わっているそうです。日本では見たことがないような珍しい魚も多く仕入れられており、見ているだけでも楽しめそうですよね!また、この魚市場内にあるレストランでは、新鮮な魚介類を使った質の高い料理をリーズナブルに食べられたり、先程も紹介したスウェーデン名物のザリガニや新鮮な牡蠣なども提供されているので、とても大人気の場所となっています。

スウェーデン語紹介

最後にちょっとしたスウェーデン語を皆さんにご紹介したいと思います。

1.「Hej (ヘイ)」=「こんにちは」

2.「Hejdå! (ヘイドー)」=「さようなら」

この2つは気軽に使うことができる挨拶です。現地に行った時には店員さんなどに使ってみてもいいかもしれません。

3.「Ursäkta. (ウーシェクタ)」= 「すみません」

こちらは英語でいうExcuse meにあたる表現になります。人に何かを尋ねたいときや、人ごみを通る時などに使える表現です。

4.「Tack såmycket. (タックソミュッケ)」=「ありがとう」

タックソミュッケは英語でいう、Thank you very muchと同じで、これも必須表現ですよね!お礼を言うときには、ぜひ使ってみてください。たとえ英語で道を聞いたとしても、お礼だけでもこの表現が使えたら現地の人も喜んでくれると思います♪

今回のブログだけでは紹介しきれない位に、他にもたくさんの魅力がたくさんあるスウェーデン。実際にスウェーデンに訪れて、この目で色々な文化や観光地を見てみたいです!

文:水野華月 編集:村上佑理