街中でよく見るピースボートのポスターは地球一周をめざすボランティアスタッフたちが日々貼っています。
こんにちは。ボランティアスタッフのつよしです。先日、ピースボートセンターおおさか(ピーセンおおさか)ではポスター貼りウィーク、略して「ポス貼りウィーク」というものがおこなわれていました。普段は1人で行くポスター貼りですが、この1週間は2つのチームに分かれてみんなで協力し合ってポスターを貼りました。
ポス貼りウィークの様子をお伝えしながら、僕のポス貼りの日々をご紹介します。
※ボランティアスタッフは活動に応じて船賃の割引を受けることができます。
まずはピーセンで準備
朝9時、ピーセンにポス貼りに行くボランティアスタッフがやってきます。地図を見て自分が行くエリアを決めます。今は東大阪市でポスターを貼っています。市内を細かなエリアに分けていて、それぞれの担当するエリアを決めます。次に荷物の準備をします。この日は80枚のポスターを持っていきます。リュックにポスター、ハガキ、他に必要な小物等をいれます。
いつもはこのまま出発しますが、この日は最後にみんなで気合入れの円陣を組んでから出発しました。「行ってきます!」と元気よく出発。
ポスターはこうやって貼っています
この日僕が行ったのは近鉄枚岡駅周辺の商店街です。一軒ずつお店に許可をもらって貼ります。まずは大きな声で元気よくあいさつをしてお店に入ります。そして、ピースボートのポスターを見せながら「お店のどこかへ貼らせてもらえませんか?」とお願いします。
許可をいただけたら、店外や店内、お手洗いの中などどこに貼らせてもらえるかをお店の方と確認します。場所が決まったら、お店の雰囲気をこわさないようにきれいに丁寧に貼ります。
ピースボートのポスターは3か月に1回新しくなるので、以前のポスターを貼っていただいているお店でも許可をいただき新しいポスターに貼りかえます。最後は、「ありがとうございました!」と笑顔であいさつしてお店をでます。
もちろん許可をいただくことができないお店もありますが、「ありがとうございます」とお時間をいただいた感謝の気持ちを伝えることだけは忘れないように心がけています。
ポス貼りには人との出会いもあります
本当にたくさんのお店がポスターを貼らせてくれました。ある喫茶店でポスターを貼っているとお店の方が「ちょっと休んでいきなさい」とアイスを出してくれました。そして、僕がピースボートのボランティアスタッフとして活動をはじめた経緯を話したりしました。
最後に感謝を伝えてお店を出ようとすると「これ持っていきんさい」とさらにバナナとアメを持たせてくれ「頑張ってや!」と励ましてくれました。僕は「ありがとうございます」しか言えませんでしたが、感謝の気持ちと頑張ろうという気持ちがあふれてきました。
そのあと勢い余って、他のボランティアスタッフが担当する隣のエリアのお店にまでポスターを貼ってしまっていることが発覚しました。そんなときはお互いに連絡をとりあって解決しました。そんなことも時にはあります。
仲間がいるから頑張れる!
ポス貼り中は1人で行動することが多いですが、同じチームのボランティアスタッフがお互いに電話で連絡を取り合って、励ましあいました。(もちろん相手チームでも、ピーセンにいるボラスタやスタッフさんに連絡してもOK)
別の日には2人で1つのエリアに行きました。僕は大通りの右側を行くから、君は左をお願い!って感じです。なかなかポスターが貼れずつらい時、おもしろい出来事があった時にもすぐに話ができるのでお互いに励ましあってポス貼りを楽しむことができました。
楽しい「ポス貼りウィーク」でした
「ポス貼りウィーク」の期間は雨が降る日があったり、中々人数が集まらなく少ない人数で出発することや雨が降ってきてやる気が出ないときもありました。でもポスターを貼る仲間とのつながりがより深くなり、またあまり話すことがなかった仲間とも関係性を築くことができました。
つらい時もありますが、ピーセンの仲間やお店の人に励まされ、6日間楽しくポスターを貼りに行くことができました。
ピースボートのポス貼りは、ポスターを見た人の中から私も僕も地球一周したいと、船に乗る仲間が増えることを意味します。僕の貼ったポスターがきっかけで地球一周する人がいたらうれしいです。
文:大谷つよし 編集:森田幸子