地球一周の思い出～船の上でミュージカルに初挑戦！～

皆さん、こんにちはピースボートセンターおおさかの田上健です。

最近は、どんな風に皆様お過ごしでしょうか？こんな状況なので、どこかに出かけるとかはなかなかできませんが、その分自分の以前の思い出に振れる機会が増えたんじゃないでしょうか。

僕の中で一番ワクワクした思い出は、やっぱり2018年にあった第99回ピースボート「地球一周の船旅」に乗船して、約1,000名の方と世界一周したことです。

なんと、それからもう3年も経ちました。早いです。

先日、そんな第99回クルーズに乗船した皆さんとオンライン交流会をしました。そこで僕がお話ししたクルーズ中の思い出をご紹介します。

ピースボートオンライン同航会

同好会ではなく、船なので同「航」会です。

ピースボートの乗船者は、日本各地にいます。今の状況だから、なかなかオフラインで集まろうと思うと難しいし、日本各地なので何処に集まるか？費用などもかかってしまいますがオンラインを使えば何も心配いらず。

第99回クルーズが出航してから早3年。このクルーズに参加した人同士で集まるこの同航会 を通じて、3年前の思い出を動画や参加者同士の交流で思い出そうと開かれました。

思い出いっぱいの洋上ミュージカル

同航会では、質問形式で皆さんと話を進めました。その中で、船上での一番の思い出を聞かれました。

僕の一番の思い出は、船で出会った仲間20人ぐらいで行なったミュージカル「アラジン」。今思い出すと、本当によく作り上げたなと思います。

練習期間は一か月間ありましたが、そもそもミュージカルをやったことがあったのは20人中たった1人だけでした。

そこから、オーディションをやって1人ひとり役を決めていき。僕は、やったことなかったけど主役に応募して何とアラジン役をすることになりました。

でも踊りも台本も難しく…。これを1か月間で覚えることができるのか、すごく不安でした。

なんとか、怒られながら、時には泣きながら…。諦めそうになったこともありましたが練習を続けて、本番は大成功でした。

最後に握手会を開いたのですが、60歳ぐらいのおじいちゃんに言われた素敵な言葉を今でも覚えています。

「僕は、日本の未来を見ました。いつ死んでもいいよ」と言われた時には、当時18歳でこんな経験をさせてくれる第99回クルーズに本気で感謝していました。

そして、この話には続きがあります。同航会でこのミュージカルの思い出を話したのですが、後日ある方から連絡がありました。

「同航会ありがとうございました。アラジンの男性が60代の人に励まされたと言ってたのは私だと思います。私の言葉が3年経っても残っていて感激しました。その時の写真を見ながらまた思い出が増えました」

3年前にこの言葉を言ってくれた男性からでした。僕にとってすごく感動的な思い出に、3年越しにまた感激のエピソードが増えました。

地球一周で人生が変わった

実際、一緒に地球一周した方たちと3年越しにオンライン上で顔を見合わせて会ってみたけど、本当に第99回クルーズはいろんな人が乗っていたなと改めて思います。

あの時は大学生だった友達が、もう社会人になり人の役に立つ仕事をしていました。あの時はやりたいことがないと言っていた人が、やりたいことを見つけてそれに向かって全力で取り組んでいる姿を見ると、自分もどこか成長できたのかと考えるいい時間にもなりました。

そしてやっぱり、地球一周してそれに感化されて今後の人生が変わった人って多いなと感じます。

僕も乗った当初は、右も左もわからず海外旅行だとウキウキしていましたが、3か月間のクルーズが終ってみれば、海外に行った経験も含め自分の幅が広がった気がします。

なかなか、地球一周直後にはこの感覚にはなりませんでしたが、2～3年経ってみると自分の中でどんなことに対しても自信を持てるようになった気がします。

乗る前は、どこか、何事に対しても自信があったようでなかった気がします。この気持ちを何年たっても忘れないようにします。

地球一周してよかった！

同航会を通じて第99回クルーズの人たちと話して、改めて地球一周できてよかったなと思います。

現在は、コロナウィルスの影響もあって不安に感じながら地球一周を目指している人たちもいると思いますが、「人生の中で一度は世界一周したい！」と気持ちがあるなら、絶対行った方が人生が楽しくなると思います。

地球一周は最高だ！！！！！！

 

田上健