「ピースボートの船には人生最高の瞬間がつまっていた」小川裕太郎 

ピースボートセンターおおさか(ピーセンおおさか)ではたらくスタッフを紹介します。今回はポスター担当の小川裕太郎です。

小川 裕太郎 Ogawa Yutaro(通称:小松菜太郎)

石川県出身

小学校から高校までは野球に明け暮れ、今は休日になると愛車のロードバイクでサイクリングするスポーツ大好き青年。

趣味はラーメン食べ歩きで、最近のおすすめはピーセンおおさかのすぐ近くにあるラーメン屋さん「香澄」のまぜそば。一緒に食べ歩きする人募集中。

ピーセンおおさかで、ポスター張りを担当している菜太郎のモットーは「常に笑顔でいること」。いつもほんわかした雰囲気のニコニコ(たまにニヤニヤ)笑顔を見せてくれてます。

地球一周の船旅は20~30か国に寄港しますが、多くの時間を船内ですごします。菜太郎にとってはその船内での経験が地球一周のなかでもっとも印象に残っているようです。

ピースボートと運命の出会い

マンネリ気味の生活から脱出

僕は子どものころからスポーツが好きで、ずっと体育の先生になりたいという夢がありました。でも大学受験に失敗して、高校卒業後は就職しました。毎日仕事をこなす生活が続いて、日々の生活がマンネリ化していくことにモヤモヤした気持ちを抱いていました。

ちょうどそんな時に運命の出会いがあったんです!僕が働いていた会社にピースボートのポスターを貼らせてほしいと言う人が訪ねて来ました。ポスターを見て「地球一周の船旅」の事を知って、元々海外に行きたいと思っていた気持ちが再燃。今しかできないことをしよう!と仕事をやめて乗船しました。

地球一周の船旅は人生をかえる?

「船に乗れば人生がかわる!」というあんまり根拠のない自信とともにはじまった僕の船旅は、新たな挑戦の連続でした。学校の先生になりたかったのに、これまでは勉強が一番の苦手。船ではその苦手な勉強にも挑戦。水先案内人(船で講座をしていただく各界の著名な方や専門家の方々)の講座に参加したり、自分で企画を運営したりもしました。

ピースボートの船には年齢も職業も違う約1,000名の参加者が乗っています。人生の先輩たちや自分と違う生き方をしている同世代と話す機会も多くあって、そんな中で自分の人生を見つめなおすことができました。

船に乗って人生が一気にかわったわけじゃなかったけど、手を伸ばせば一歩踏み出せるんだと実感したし、自信にもつながりました。そして、自分の嫌いなところも少しずつ許せるようになってきました。

地球一周の船旅は僕をつよく成長させてくれました。

 

本気で打ち込んだ運動会でいろんな感情が爆発寸前

ピースボートの地球一周の船旅では毎回、洋上大運動会をやっていて、参加者が4つのチームに分かれて玉入れや大縄跳び、パン食い競争などで競い合います。船内でもっとも盛り上がるイベントと言っても過言ではありません。

僕はこの運動会で赤団の約200人を束ねる団長をやりました!そして、優勝しちゃいました!

赤団のみんなと優勝を喜んだ。中央のちょっとヘンな髪形してるのが僕。

優勝が決まって、団長として1,000人の参加者が見守る中であいさつしました。

「最高!! みんなが笑ってる、この場所に立てて、ホント、最高です!!」

そんなことを話しながら壇上から1人ひとりの顔を見ていると、運動会の準備をする時からいろんな人が協力してくれたことへの感謝や団長という大役を成しとげた喜びや、いろんな種類の興奮がかけめぐって感情が爆発しそうでした。

心の中はもう感情の花火大会状態です。大人になってからこんなに一生懸命なにかに打ち込んだ経験ははじめてでした。

菜太郎が船を出し続ける理由

地球一周の経験は最高に楽しかったし、僕の人生を変えるきっかけになりました。人生を変えたい、自分を見つめ直したいと考えている人には絶対おすすめします。

かつての僕と同じように今までの人生に疑問を持っている人やこれからの生き方を見つけたいと乗船する若者も多くいます。長年勤めあげた仕事を定年退職して、夢だった地球一周を叶えるシニア世代の方もたくさん乗船しています。

みんなに船に乗ってほしいから、ピーセンおおさかに来た人、一人ひとりが地球一周できるようにお手伝いしていきたいです。

ピースボートの船には1,000人の人生最高の瞬間がつまっている

 

Interviewer:Morita SACHIKO