「~another ocean ~想いの数だけ旅がある」と題して、ピースボートセンターおおさか(ピーセンおおさか)で活動するボランティアスタッフを紹介しています。今回紹介するボランティアスタッフは、ピーセンおおさかの愛されキャラ・井頭達也さんです。
自己紹介
どうも!102回地球一周クルーズに乗船予定の井頭達也です。ピースボートのみんなからは「よだん」と呼ばれています。出身は石川県で年齢は25歳です。趣味は旅行と散歩です。特技は世界の首都を答えることです!
ピースボートの地球一周の船旅を目指した理由
私は小さい時から世界に興味がありました。小学2年生のクリスマスプレゼントに地球儀をもらったり、社会科の授業で使う地図帳を暇な時に読んだりしていました(世界の首都はこうして覚えていきました)。あと、家族旅行をすることが多く、知らない場所に行くことの面白さを知る機会にも恵まれていました。
実際に海外に行くことの面白さを知ったきっかけは、大学生の時に個人旅行や海外ボランティアで何回か海外に行ったことです。例えば、ヨーロッパの街中を歩いたり、カンボジアで農業のボランティアをしたり、フィリピンの島に滞在して現地の人と交流したりしました。それぞれが今でも忘れられない一生ものの思い出です。
社会人になってからも、まだまだ海外に行き足りないと思う日々を過ごしていました。その内に心の中で、
「この世界に生まれたからにはもっと世界のことを知りたい」
「一度きりの人生、後悔だけはしたくない」
「どうせなら地球一周に行きたい!」
という思いがふつふつと湧き上がってきました。その中で、色々な国を周りながら地球一周ができて、船内や寄港地で色々な人と交流できて船の中でも色々学べるピースボートに乗ろうと決めました。
今どれくらい割引貯まってる?
ボランティアスタッフは活動に応じて船賃の割引を受けることができます。
去年の10月末からボランティアスタッフ活動を始めて、先日6月5日に129万円分貯まりました!
102回地球一周クルーズの船賃全額分の割引を貯めることができました。内訳はポスター貼り活動がほとんどで、それ以外はピーセン内での作業や街頭募金活動です。地球一周中に使うおこづかいも必要なので、これからはバイトで現金を貯めて出航日を迎えようと思っています。
どんな旅にしたい?
船内には老若男女国籍問わず、色々な人がいます。それらの人たちみんなと仲良くなりたいです。
ピースボートの船では参加者自身が考えた企画をやることができるので、私はピースボートに乗るまでの自分史やこれまでの旅行の思い出を語り合う会をやりたいと思っています。星が好きなので星空を見ながらみんなで語り合う会もやりたいです。
船上ではいろんな専門家の方による講座も多く開かれているので、世界のことももっと学びたいです。そしてグアテマラやパナマでは現地の方と交流するツアーをとっているので、そこで出会う人たちと仲良くなって、世界のいろいろな考えを吸収したいです。
ピーセンおおさかってどんな場所?
一言で言うと「居場所」です。
私がポスター貼りに行くときに「いってらっしゃい!」と送り出してくれて、これから頑張ろうという気になれます。帰ってきたときは「おかえり!」と出迎えてくれて、その日のポスター貼りの内容がどうであったとしても救われた気持ちになります。そこで色々話しているうちに「次も頑張ろう!」という気になれました。
さらにピーセンには様々な人がいます。それぞれ色々な個性があります。その個性を受け入れてくれる懐の深さを感じました。
他にもみんなノリが良くて、私が大学生の時に入っていたサークルを思い出して、とても楽しい気分になりました。正直言うとピーセンの人たちに出会えただけでもピースボートに乗ろうと決めて良かったと思うくらいです。
最後にひとこと
実はボラスタ活動をする前は、成功体験があまりありませんでした。運動音痴でスポーツは珍プレーの連発で周囲の嘲笑の的でした。部活動は勝ちよりも負けの方が圧倒的に多かったです。就活は希望していた会社には受からず、なんとか内定を取った会社はすぐに辞めてしまいました。ボラスタ活動も正直言って最初は「自分にできるかな……」と不安しかなかったです。
しかし、やっていくうちにピーセンの人たちやポスターを貼らせてくれたお店の人たちなどの支えもあり、無事に割引を全額貯めることができました。この成功体験が自分にとって大きな自信になりました。
船内でも色々なことにチャレンジします!
そしてこれまでの人生で1番の思い出を作って最高の船旅にします!
文:井頭達也 編集:森田幸子