第100回ピースボート地球一周の船旅 報告会

アフリカ、南米、南太平洋をめぐる96日間の船旅から帰ってきた100回クルーズ参加者に地球一周に役立つ情報を教えてもらいました。

<ブラジルとアルゼンチンの国境にまたがるイグアスの滝>

こんにちは!ピースボートセンターおおさか(ピーセンおおさか)でボランティアスタッフをしているレタスアニーこと大西真央です。今年9月に出航する102回地球一周クルーズに乗船します。5月11日、100回地球一周クルーズから帰ってきたみなさんによる地球一周報告会が行われました。

報告会では、地球一周から帰ってきたばかりの方に、地球一周中に経験したことや船内の様子や、これ持って行ったらいいよ〜など、船旅をさらに楽しむための情報を話していただきました。これから乗船予定の方や、乗ろっかなぁと考えている方にはとてもありがたいイベントですね!報告会の中から、地球一周する人に役立ちそうな情報を私が厳選してお届けします。

船内での過ごし方は千差万別

海の上での生活はどんなものなのでしょうか?船内の過ごしかたを紹介していただいたのですが、起きる時間が日によって全然違ったり、船内チームと呼ばれるチームのミーティングに参加したり、いろんな作業する時間だったりと忙しい部分もある反面、海をボーッと眺めたり昼食を2回とったり、ゆったりした時間も過ごしていた様子でした。

たとえばこんな感じ。

地球一周経験者に聞く旅の必需品

これはリアルに誰もが気になるトピックだと思います。沢山出ましたがその中で3つほど抜粋してお伝えします!さて、100回クルーズに乗船したみなさんは何を持って行ったのでしょう?

パソコン

パソコンは持っていると使い道が沢山あります。例えば、船内や寄港地で写真をこれでもか〜!ってほど撮りますよね?すると、あっという間にスマホやカメラの容量が満杯になります。そんな時にパソコンがあるとデータをパソコンやSDカードに移すことができるのです!これで気兼ねなく旅の思い出を保存できますね。

<絶景といえばここ!ボリビアのウユニ塩湖。>

また、船内では船内チームという企画や映像、音響などの制作チームに入ることができます。イベントなどの運営をするチームなのですが、企画書を作ったり映像や音楽を編集したりするのにパソコンがあると作業しやすく、共有もしやすいとのこと。制作や運営に興味のある方はパソコンを持っていくのを考えてみてもいいですね。

加湿器

はい、女子必見のアイテムが出てきましたよ。船内はすっっっっっごく乾燥しているらしく、ペットボトルにチョンッとつけるような簡易加湿器では間に合わなかったそう(笑)。本格的な加湿器を持ってきた方の部屋がオアシスに感じるほど、あったら快適に過ごせたんだとか。

初挑戦できるもの

滅多にない地球一周ができる機会。せっかくだから新しいことに挑戦しようという気になりやすく、普段の生活ではイマイチ踏み出せなかったことにも挑戦出来るチャンス!!この「挑戦できる」という波に乗って、何か始めてみるのも自分のレベルアップにもなって良いですよね。

ちなみに、私はダンスとバンドに挑戦したいと思っているので、教えてくれる方、一緒にやってくれる方、常に募集しておりますので興味ある方はレタスまでお願いします(笑)。

地球一周のおこづかいはいくら必要?

<歴史の授業で習ったあの喜望峰(南アフリカ共和国)へ。>

気になるお財布事情ですよね。大体ツアー代と船内や寄港地で使うおこづかいは20万円という方が多かったです。そんな中でなるべくお金を使わずに世界を楽しみたいといった方はおこづかい5万円にまで抑えていました!すごい!!!

他には地球一周の途中で、船からいったん離れて個人的に行きたい国に行くための資金として20〜30万円用意した方もいました。

自主企画~みんなでつくるピースボートの船~

船内では、自分で企画を持ち込んでみんなで盛り上がることができる自主企画というものがあります。
同い年集まれ!や寄港地でスカイダイビングしたい人集まれ!など呼びかけて、それに興味のある人たちとお話ししたりイベントをしたりできます。呼びかける人によって色が違う自主企画、100回クルーズに乗った方達は何を企画したのでしょうか?

新喜劇

大阪・関西圏の皆さんなら誰でも知っている新喜劇!これを自主企画で上演したそうです。台本作りから始め、新喜劇に馴染みのない地方の方たちも一緒に制作したんだとか!

よさこい

よさこいとは高知で踊られている伝統的な踊りのことなのですが、なんとこれも自主企画で制作・上演!しかも、衣装作り・振り付け・フォーメーション・曲作り全てオリジナルで一から作ったそう!制作風景や本番のステージまでみせていただいたのですが、乗船前から布を買って船にミシンを持ち込み、ソフトを使って作曲するといった徹底ぶり。衣装も途中で色が変わるカラクリ付きの本格的なもの!直接みたかったですね〜。

最後に

船での過ごし方や経験を生で聞けて、すごく船に乗るのが楽しみになりました!帰ってきたみんなは「本当に楽しかった!」「行って正解だった!」って大きな声で言っていて、私もそう思える船旅にしたいし、船旅での経験は絶対将来自分にとってためになるものだと思います。102回クルーズのメンバーとめーいっぱい楽しみます!みんなよろしくね。

報告会のあとにはご飯を食べながら話す交流会もありました。ピーセンだからある特別な情報交換の場ですよね。私も、実際に過去乗船者のお話を聞けるのは滅多にない機会だったので、今回参加できて、そして、その様子をこんなふうにブログで皆さんにお伝えする機会ももらえて良かったです!

 

文:大西真央  編集:森田幸子