【イベント報告】ジブリからみる社会問題

みなさん、こんにちは。ピースボートセンターおおさかでボランティアスタッフをしているかづきです!ピースボートセンターおおさかでは定期的に、世界の社会問題や環境問題について学ぶ勉強会を開催しています。今回は、先日あった勉強会の内容をご紹介します。

ジブリに込められたメッセージ

 

今回はピースボートスタッフのアニマルさんがスピーカーとなって、「ジブリから見る社会問題」と題してジブリの有名な作品達の裏側に隠された様々な社会問題や環境問題をたくさん紹介してくれました。戦争や流行病、大気汚染や地球温暖化など、ジブリの世界の中に描かれている様々な環境問題や社会問題に皆で触れていきました。

今回の企画の中で、「一貫して子どもに向けて作品を作り続けている。目の前の子どもに”生まれてきてくれてよかった”って言いたい気持ちがあるから映画を作ろうと思うんです」という宮崎駿さんのジブリへの思いを聞いて、すごく素敵だと思いました。

天空の城ラピュタ

 

今回はたくさんの作品の紹介があった中で「天空の城ラピュタ」の内容を皆さんにもシェアしたいと思います。天空の城ラピュタは戦後40年を過ぎた1986年に公開されました。カンボジアにあるベンメリア遺跡やマチュピチュ遺跡がこの映画のモデルになったと言われています。

この作品は戦争を忘れかけた日本人に対する宮崎駿さんからのメッセージが込められた映画で、19世紀の終わり頃には、多くの労働者階級の、特に男性の間で人気を集めたそうです。ラピュタは19世紀からのイギリス労働者階級の文化をある程度知ってから見ると、非常に面白い作品になっています。

作品の中に登場するムスカは、宮崎駿さんが初めて監督をした「未来少年コナン」に登場するレプカの子孫だそうで、「未来少年コナン」と「ラピュタ」の世界はリンクしているということも知りました!私は未来少年コナンをまだ見た事がないので、見てみたいと思いました。そしてその後、改めてラピュタも見たいと思います!

見逃した方はインスタライブをチェック

他にも実はシブリの作品同士が繋がっていたり、監督の宮崎駿さんの知らない一面などが知れて、とてもおもしろい内容でした。今回聞いた事を知った上で、もう一度ジブリを見返すと、また違った視点で見ることができるかもしれないです!

今回の勉強会を見逃してしまった方も、ピースボートセンターおおさかのInstagramアカウントにアーカイブとして残っているので、ぜひ見てみてくださいね♪

文:かづき  編集:村上佑理