紅葉シーズンのカナダ メープル街道の旅は船がオススメです

こんにちは!ピースボートセンターおおさか(ピーセンおおさか)でボランティアスタッフをしていますミケランジェロです。

10月7日にピーセンおおさかで行われた企画「わくわく寄港地 カナダ編」をブログでもお届けします。「わくわく寄港地」シリーズはピースボートで訪れる港(寄港地)を紹介する大人気企画です。

今回は「秋の紅葉シーズンのカナダ ケベックシティー&モントリオール」ということで、紅葉シーズンのカナダを知り尽くした野々村修平(通称:オイスター)がその魅力を紹介しました。

それでは、オイスターによる「わくわく寄港地 カナダ編」をどうぞ!

まずはカナダ 基礎情報

北は北極圏と重なり、南は米国と接する北米の国。冬季オリンピックが開催された都市バンクーバーやカナダ最大の都市トロントが有名ですが、首都はオタワです。

面積は998万4670㎢。ロシアに次いで世界第2位の大きさ。

公用語はフランス語と英語。ケベック州にはフランス移民が多かったことから今もその名残で主にフランス語が、それ以外の地域では英語が第一言語として話されています。

ロッキー山脈やナイアガラの滝などさまざまな観光名所があり、人気の高い旅行先です。

紅葉に染まるメープル街道

カナダでは、9月下旬から10月中旬頃に紅葉のベストシーズンを迎えます。

ピースボートもこの時期にカナダを訪れています。しかも、セントローレンス川を遊覧していきます!

北はケベックシティから南はナイアガラの滝まで全長800キロにおよぶエリアは、カナダの国旗にも使われている楓の木(メープルツリー)が多く群生し、日本では「メープル街道」の名で親しまれています。

色とりどりの美しい紅葉はもちろん、街道沿いには歴史的な史跡が数多く存在していることから別名「ヘリテージ(史跡)街道」とも呼ばれています。

赤やオレンジ、黄色といった様々な色に染まるメープルの美しさは、まさしくカナダの秋を代表する風景ですね。

このような美しいセントローレンス川沿いの光景を船の上からゆったりと見られる時間は、まさに至極のひとときです。

セントローレンス川を遊覧しながら、ピースボートはモントリオールとケベックシティーの2つの街に寄港します。

モントリオール

Wissam HajjによるPixabayからの画像>

モントリオールは、ヨーロッパの雰囲気漂う気品あふれた美しい街で、「北米のパリ」とも呼ばれています。街中にはアーティスティックなデザインが施され、気軽に芸術に触れることができます。

また前述した通り、英語とフランス語が同時に話される地域柄から、世界中から語学留学生が集う都市としても有名です。

高層ビルが立ち並ぶ新市街地がある一方、石畳の旧市街地を歩けば古いヨーロッパにタイムスリップしたような気分に浸ることができます。このギャップにも注目してみてくださいね。

モントリオールの有名な観光地をいくつか紹介します。

ノートルダム大聖堂

旧市街地に建つ「北米で最も美しい寺院」と呼ばれる聖堂です。青を基調としたステンドグラスと世界最大級のパイプオルガンが有名で毎年多くの観光客が訪れます。

1994年にはセリーヌ・ディオンが結婚式を挙げた地として有名にもなりました。

国際議事場

プラス・ダルム駅から直結していて、1階部分は自由に出入りすることができます。

内部は、天井まであるカラフルなガラスから光が差し込んでいて、ものすごく目立つ国際会議場です。

内部にはレストランやお土産屋さんもあるのでぜひ見に行ってみて下さい。

巨大地下街「RESO(レソ)」

モントリオールには「RESO(レソ)」と呼ばれている世界最大の地下街があります。

モントリオールは11月~3月は極寒で、時には-30°にも及ぶのだとか。そんな極寒の冬に地上に出ずとも移動や買い物ができるように、1960年代から地下街の開発が進められてきました。

RESOは全長約33㎞にも及び、7つの地下鉄の駅とショッピングセンター、ホテル、学校、商業施設などが続いています。

ケベックシティー

<ケベックシティのシンボルでもあるホテル「フェアモント・ル・シャトー・フロンテナック」の前で>

「ケベック旧市街の歴史地区」はユネスコ世界遺産に指定され、北米唯一の城塞都市として名を馳せています。

その町並みは北米のものではなく、ヨーロッパの古い町並みをイメージしていただくことが早いでしょう。

またこの美しい旧市街の全景を見るには、セントローレンス川の川面から覗くことが一番だと言われています。まずは寄港の前に船上からの大絶景を楽しみにしてください。

街に入ると坂道がとても多く、アッパータウン(城壁に囲まれた崖の上)とロウワータウン(崖の下)に分かれています。アッパータウンからは街全体の絶景を見ることができます。

ケベック州議事堂

世界一美しい議事堂として知られていて、無料で入れます。

テラス・デュフラン

セントローレンス川沿いに続く遊歩道。海や船が見え、昔は要塞だったため大砲なども間近で見られます。

プチシャンプラン通り

北米最古の繁華街として知られ、石畳が広がる通りにはおしゃれなカフェやアンティークショップなど50以上もの店舗が並ぶ人気の観光名所です。

ケベックシティのシンボルでもあるホテル「フェアモント・ル・シャトー・フロンテナック」がそびえる丘の麓にあります。

モンモランシーの滝

モンモランシー川とセント・ローレンス川に合流する地点にある滝です。

ナイアガラの滝より約30m高く、滝の上には吊り橋で作られた遊歩道が設けられていて、無料で渡ることができます。

知られざるカナダのグルメ

カナダのグルメといえば?そう聞いてとっさに答えられる方は少ないのではないでしょうか?

カナダは太平洋や大西洋から水揚げされる新鮮な海の幸、広大な大地で育てられたフルーツや牛肉など、大自然で育まれた食材が盛りだくさん。

またトロントを代表するように文化の多様性が尊重されていて、世界中の人が移り住んでいるカナダでは、世界各国の味が楽しめます。

どの料理をとってもハイレベル。カナダが誇る料理を少しだけ紹介していきます。

プーティン

肉汁から作ったグレイビーソースと粒状のチーズカード(熟成前のチーズ)をプライドポテトにかけたファーストフード形式の食べ物です。

代表的なカナダ料理で、ちょっと小腹が空いた時に食べる国民的な食べ物。1人分のサイズも多く高カロリーなので、皆んなでシェアして食べるのがオススメです!

メープルトフィー

煮詰めたメープルシロップを、雪の上にかけて、それをアイスキャンディーのスティックを使ってクルクル巻いて食べます。

口に入れる頃には、水飴のようになっていて、とても美味しいと有名です。

サーモン

サーモンといえばノルウェーサーモンが有名ですが、カナダも多くのサーモンが捕れます。

カナダのお土産はこれ!

最後におススメのお土産情報です。

roots

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カナダを代表するアパレルブランドで、2004年アテネ五輪では、カナダ代表の公式ウェアになっています。

ビーバーのロゴで有名で、シンプルかつデザイン性が高く、サイズもとても豊富でS以下のサイズも用意されてます。お土産としてもとても人気が高いです。

メープルシロップ

やっぱりカナダといえばメープル!沢山あるメープルシロップの中で最も美味しいものを選ぶ方法は、「pure100%」という表記を見つけること。

50%などの商品は砂糖水等を混ぜているため味が薄いことがあります。せっかくカナダで選ぶのだから、ぜひ「pure100%」を選んでください!

次は2023年に紅葉のカナダを訪れます

以上、オイスターによるメープル街道とモントリオール、ケベックシティーの紹介でした。

この2つの都市はピースボートで度々訪れています。現在発表しているクルーズでは、第115回ピースボート地球一周の船旅(2023年8月出航)で、紅葉真っ盛りのカナダに寄港します。

第115回クルーズではどんなカナダを見せてくれるのか、今から楽しみです。

文:武田詩歩  編集:森田幸子