「ピースボートセンターおおさかで関わってくれたみなさんへ」オキタより

みなさんこんにちは! ピースボートセンターおおさか(ピーセンおおさか)でポスター貼り活動を担当しています、沖田卓矢(オキタ)です。

2023年春出航の「ピースボート地球一周の船旅 Voyage114」に乗船が決まりまして、これがピーセンおおさかでの一旦ラストのブログになります。

まあ、また戻ってくる可能性も0ではないので、一旦ということにしておきますね(笑)。

僕は2022年6月からピーセンおおさかにやってきました。

それまでは何をしていたかと言うと、ピースボートセンターとうきょう(ピーセンとうきょう)でポスター担当をしていました。

ピーセンとうきょうで約3年半過ごした後、ご縁がありまして2022年6月から大阪へやってまいりました!

実家が関東にあって、且つ職場も東京だったということもあり一度も関東圏から飛び出して生活したことがなかったので、今思うと僕にとっては相当な転機だったし、チャレンジだったな〜と思いますね。

大阪に異動した理由としましては、今大阪でいっしょに働いているスタッフの富岡あゆみさん(通称:とみー)と野々村修平さん(通称:オイスター)から、大阪に来ないかと声をかけていただいたのが最大の理由です。

とみーは、98回クルーズ(2018年5月出航)で僕が参加者として乗船していた時にスタッフとして乗船していたし、オイスターはそれまであんまり話したことなかったけど、現ピーセンおおさかの責任者。

ということで、この2人から声をかけてもらったら行かない理由ないなと思って、「はい!行きます!」と2つ返事で決めたこともつい最近のようです。

2022年の6月から2023年の3月までの約10ヶ月間で、ここピーセンおおさかでたくさんの思い出ができました。

てか、もう大阪に来てから10ヶ月経ったのか〜って思うことが驚きであっという間に時間が過ぎていきました。

それくらいとてもとても濃い時間だったし、そして何よりもボランティアスタッフ(ボラスタ)の力に助けられてここまでやってくることができました。

あれ、なんか締めの言葉みたいになりましたが、ここからこの10ヶ月間を振り返っていきますよ〜(笑)。

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<僕にとって初ピーセンおおさかの日。ポスターイベント開催していて盛り上がっていました!>

2022年6月に大阪へ来て、まず初めに思ったのが、当たり前なんですけど「関東と関西で雰囲気が違う!」でした。

これはピーセンとうきょうとピーセンおおさかにも言えることでもあります。

関西の方は、思ったことをズバッと言ってくれる人が多いな〜っていうのが最初来た時思いました。

僕はポスターの話になると熱く長く語ってしまいがちなのですが、しっかり想いを伝えていこうと思わせてくれたキッカケでもありました。

僕が最初に取り組んだことは、みんながポスターを貼りに行く場所(通称:エリア)を再確認するところから始めました。

そもそも大阪に住むのも初めてだし、観光でも数回ほどしか来たことがなかったので、大阪ってどういうところなのか?そしてポスター貼りの状況などを徹底的に調べました。

何年も同じエリアに行ってると、やはり前回は貼らせてもらえたが今回はちょっと…とか閉店してしまうお店も多々あり、ポスターを貼ることがどんどん厳しくなっていってしまいます。

そうならないために、エリアの見直しや改訂なども行っていきました。これが思ったより時間がかかって、改めて大変だなと気づきました。

でも、大変なのは当たり前のことで、ボラスタのみんながせっかく1日という貴重な時間を空けてくれてポスターを貼りにいくわけですから。

つまりちょっと大げさかもしれないけれど、人生かかってるわけですよね。

やっぱりその気持ちに僕も応えたいなって思うし、ポスター担当としては、エリアはしっかり作成してあげたいなと常に思っています。

そして、そのエリアは1回貼りに行ったら終わるわけではなく、2回、3回もっともっと続いていき、またエリアを改訂してまた何回も貼りに行くわけです。

ポスタ―貼りに行った人は、次に行く人がエリアを回りやすいように引き継ぎコメントを書くことになっています。

僕はピーセンおおさかのボラスタには、この引き継ぎコメントに相当高いレベルを要求してきたと思います。

「ポスター貼りは団体戦でありリレーです」

これは僕が4年以上ポスターを担当して思ったことです。

ポスターを貼りに行くエリアは1回で終わりではありません。その後も続いていくので引継ぎコメントはその次に行く人へのバトンでもあります。

僕がいなくなっても、みんなでポスターを貼れるようにそのバトンを繋いでいってもらいたいです。

そんなバトンを繋いでいるわけなんですけど、今でこそどうやったら次の人が回りやすくポスターを貼ることができるのか、しっかり書けてきていると思います。

ただ僕が異動してきた瞬間から、このような話をしてきているので、当時いたボラスタの皆さんには大変困惑させてしまったのではないかと思っています。

だって、前と今で言ってることが違うとか、今まではこうだったからそれでいいじゃん。とかそんなことは思って当たり前なのです。

そのなかでも、しっかり僕についてきてくれた方々には本当に頭が上がりません。

僕が来た当時に貼りに行ってくれて、ついてきてくれてありがとうございました。

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少し離れた地域にポスターを貼りに行くポスター貼り合宿(通称:キャラバン)にもたくさん行かせていただきました。

大阪に来て、和歌山県、京都府、広島県、愛媛県、香川県、兵庫県、滋賀県、奈良県、岡山県とたくさんの地域をボラスタのみんなと一緒に貼って回って思い出を作ることができました。

まずキャラバンに一度でも参加してくれた皆さんありがとうございました。

キャラバンは短くて1泊2日、長くて1週間かけて実施することもありまして、ちょっと大変なキャラバンもありますが、積極的にキャラバンに行きたいですとボラスタから声をかけてもらい、みんなで貼りにいくことができました。

たくさんのキャラバンに行かせていただいて、どれもかけがえないのですが、個人的に2022年8月に実施した広島キャラバンと同年10月に実施した四国キャラバンが印象的です。

まず、広島キャラバンは僕が異動してきて初めての長期キャラバンだったこともあり若干の緊張もありましたが、1週間ボラスタみんなのパワーを感じたキャラバンでした。

<広島キャラバン!1週間頑張りました!このメンバーには本当に助けられました!>

今も広島キャラバンに参加したみんなが積極的にボランティア活動に励んでくれて、またそのキャラバンを通して一生ものの友達を作ってくれたことは引率していた僕も嬉しいと思っています。

四国キャラバンは、たぶん人生で一番ポスター貼りをしたキャラバンだったと思います。

普段は引率者として行くので、貼れるエリアはボラスタのみんなに行ってもらうのですが、このキャラバンはプレイヤーとして行きました。

自分でポスターを貼ってみて、がっつり貼れるエリアを連日行くのってこんなに体力使うのか!とか、ポスターを貼らせてもらえることに一層感謝しなきゃなって思わせてくれたキャラバンでした。

<香川県に行ってみんで本場のうどんを食べました!美味しかった〜〜!>

ボラスタの皆さん、せっかくボランティア活動、ポスター貼りをしているならば、1回はキャラバンに参加してみるのがおすすめです。

そりゃ、連日歩くし、疲れるし、大変なこともたくさんあるけど、それ以上にキャラバン中での楽しい出来事や、美味しいご飯が食べれたり、普段なかなか行かない地域に行ったり、方言があったり、地域性を楽しむことができます。

あと、シンプルにみんなと思い出を作れます。けっこうこれは大事です。

こんなに長々と書いていますが、つまりキャラバンって旅行みたいだなと思ってます。

1人で行くわけではないので、ポスター貼りの後にみんなで食べるご飯は最高に美味しいです。

こういった普段ではなかなか作れない思い出ができたりします。

そういった経験や発見は実際に行ってみないと体感できないことではあるので、まだ一度もキャラバンに参加したことない方はおすすめです。

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僕がこの大阪ピーセンにきて良かったって思ったのが、2023年の2月に開催された「P-1グランプリ」でした。

このP-1は全国5箇所のピーセン(東京、横浜、名古屋、大阪、福岡)でどこのピーセンがポスターを貼ることができるのかを競う大会です。

大体半年に1回程度開催されるのですが、4月からクルーズへの乗船が決まっているので、実質ピーセンおおさかでの最後のP-1グランプリでした。

さらに大阪に異動してきて、個人的には集大成だなって思っていたこともあり、全国に負けられないなと強い覚悟と結果を求めてイベントに挑みました。

このイベントは1週間かけて実施されたのですが、本当にたくさんのボラスタの方々がポスターを貼りに行ってくれました。

僕が大阪にきてから、一番多くボラスタがポスター貼りに参加してくれた期間だったので嬉しかったし、やっぱりたくさんの人がピーセンにいて、ボランティア活動をしているのっていいなってイベント終わった後に思いました。

<P-1グランプリ!みんなで出発!!最高に盛り上がったね!>

結果は4位でした。

5位中の4位という結果でした。

でも不思議と悔しいと思うことよりも、楽しかったな、やりきったな、このメンバーとイベントやれて良かったって思いのほうが強かったです。

そう思わせてくれたのは、このイベントでのみんなの頑張りです。

ほんとにみんなが出せるところまで力を出して、全力で取り組んだ結果が4位というだけです。

結果はついてこなかったとしても、それまでの過程、プロセスが大事だなって思っています。

あの時これだけ頑張れたっていうのは、今後何をするにしても、どこかの場面でも必ず活かされるところではあるので、参加したボラスタには今回のイベントの経験を自らの自信として思ってもらえたら嬉しいです。

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<ピーセンおおさかスタッフと。約10ヶ月間お世話になりました!>

最後に…。

まず、ピーセンおおさかでの10ヶ月間ありがとうございました!

全員が初めて仕事をするメンバーだったので、不安もありましたが、あたたかく迎えてくれてありがとうございました。

基本的にポスター業務は自由にやらせてもらい、みんなとたくさんの思い出を作ることができました。

僕はVoyage114に乗船するので、ピーセンおおさかにはいなくなりますが、この空間は続いていきます。

ピースボート、そしてピーセンの魅力は「人との出会い」です。

ボラスタ活動をしていると色々な人に出会います。それはピーセンでもそうだし、ポスター貼り中のお店の方だったり、街の人とか。

僕から最後に言えることは、とにかく「出会い」を大切にしてください。

一生ものの繋がりができたり、付き合う人ができたり、尊敬できる人ができたり、なんでもいいと思います。

その時、その瞬間の会話とか出来事に少しアンテナを張ってみてください。

また一つピースボートの魅力が見えてくると思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

沖田卓矢(オキタ)