初夏の北欧は観光のベストシーズン

一度海の上から見る北欧の街に魅了されてしまうと、再び訪れたいと思う魔法にかかってしまいます。

まるで絵本の世界に迷い込んだかのような北欧の街並みと大自然が作り出すフィヨルドの神秘的な美しさは、多くの人々の心を魅了して離しません。

北欧の魅力とは一体どういったものなのでしょうか?

北欧へはクルーズ旅行がおすすめ

こんにちは。ピースボートセンターおおさかの野々村修平です。

今回のブログでは、ピースボートがよく訪れる、そして私が大好きな北欧の2つの都市を紹介していきます。

実は北欧をしっかりと観光するには、飛行機のパッケージツアーよりクルーズでの旅行がお勧めです。

そもそも「北欧」とは北ヨーロッパを指し、スカンジナビアン3王国(デンマーク・スウェーデン・ノルウェー)、アイスランド、フィンランドに加えてバルト三国(エストニア・ラトビア・リトアニア)の8ヵ国の総称です。

しかしながら、一般的にはバルト三国を除いた北欧5ヵ国が有名でしょう。インターネットで「北欧5ヵ国旅行」と検索をしてみると、その多くは人気のフィンランド・スウェーデン・デンマークの3ヵ国の旅行を表しているようです。

飛行機での旅行では北欧地域を効率的に回ることは実は難しく、とりわけアイスランドが北欧の西に位置するノルウェーから約1500km離れた島国であることも起因しています。

北欧のクルージングが人気の理由はいくつか挙げられますが、個人的なオススメのポイントを考えてみます。

ヨーロッパの多くの都市が貿易の関係上、港が中心となり開発されていきました。つまり港周辺が非常に栄えています。

湾岸の都市にならぶ街並みの雰囲気は本当に息を飲むような美しさを感じられます。そのような街の美しさととともに海と調和している景観が人々の心を虜にしてしまうのではないでしょうか?

歴史と文化と自然が調和した都市、フィンランドのヘルシンキ

私の大好きな都市、1つ目はフィンランドの首都ヘルシンキです。

ヘルシンキは歴史と文化が街を彩る美しい都市です。ネオクラシック様式の建物や人目を引く現代建築が街に溶け込んでいます。

フィンランドは作曲家シベリウスや建築家アルヴァ・アールトなど西洋文化における一流の芸術家を数多く輩出してきました。これらの名前を知らなくても、彼らの作った作品には知らない間に触れてると思います。

ムーミンを描いたトーベ・ヤンソンもヘルシンキ出身の小説家です。ムーミンの作品はフィンランドの自然の雰囲気を忠実に再現しています。森と自然が街に溶け込む雰囲気も大好きです。

北欧雑貨はついつい手にとってしまう魅力があります。シンプルで可愛らしいデザインと機能が両立した雑貨や食器類はお土産物として大人気です。

また、初夏の北欧は白夜シーズンです。日本にいるとあまりイメージが湧きませんが、白夜とは日照時間が長いため昼間の時間が長く夜間が短い現象です。

<深夜24時に撮影>

私が初夏の北欧を訪問した当時の体感では、夜の時間はおよそ2〜3時間程度しかありませんでした。

自然を愛する北欧の方々は初夏の時期に自然と調和し日光を存分に味わいます。そして夕方になっても街は活気に溢れているので、観光客も後を絶ちません。

フィヨルド遊覧の玄関口、ノルウェーのベルゲン

続いては、街の美しさと共にフィヨルドの玄関口としても知られるベルゲンを紹介します。

ベルゲンはノルウェー第2の都市です。ヨーロッパでは最大規模のクルーズ客船寄港地としても名を馳せています。

ハンザ同盟の交易の街として栄えたことで有名であり、当時(14世紀頃)に作られた木造の倉庫群がある港周辺のブリュッケン地区は世界遺産にも登録されています。ヨーロッパで最も保存状態の良い町のひとつでもあります。

作曲家グリーグの生家があることから毎年多くのクラシック愛好家も訪れます。

<ソグネフィヨルド>

ノルウェーのフィヨルドは、険しい山々、切り立った岩、氷河、滝など大自然に囲まれた絶景を誇ります。

ノルウェー最大のフィヨルドであるソグネフィヨルドは、やはり客船で遊覧をしながらその景色を十分に体感していただきたい場所の一つです。

この遊覧の時間を外して、北欧の船旅を語ることができません。北欧クルーズ最大のハイライトです。

またノルウェーといえば海産物が大変有名な国です。言わずもがなノルウェーサーモンは必食です。

脂の乗った新鮮なサーモンをはじめ、ムール貝やその他海産物とともにビール片手に乾杯するのはいかがでしょうか?

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今回は北欧の魅力に迫りました。コロナウイルスも落ち着きをみせてきた昨今、久しぶりの海外旅行は北欧周遊旅行をぜひ検討ください!

ピースボートセンターおおさか 野々村修平

北欧6か国をめぐる地球一周の船旅
2024年4月出航のピースボート地球一周の船旅 Voyage117は、初夏の北欧をおとずれます。詳しくは以下をごらんください。
ピースボート地球一周の船旅 2024年4月出航 Voyage117(北欧&アラスカコース)