こんにちは、ピースボートセンターおおさかでスタッフをしています和田有紀です。みんなからは「ちっぷ」と呼ばれています。
ピースボートセンターは全国5か所にあります。各センターのInstagramでスタッフオススメ交流ツアーを紹介しました。今回はそんなピースボートならではの体験ができるツアーの魅力をまとめてご紹介します。
Instagramもぜひご覧ください↓
ピースボートセンターとうきょう
ピースボートセンターよこはま
ピースボートセンターなごや
ピースボートセンターおおさか
ピースボートセンターふくおか
ピースボートで行く旅
ピースボートは通常の商業型クルーズとは違った一面を兼ね備えています。「サステナブルツーリズム」をテーマに持続可能な社会に向けて地球一周クルーズを行っています。
例えば、2002年の国連経済社会理事会にて特別協議資格を取得しており、地球を旅しながら人々の声を国連に届ける活動も同時に行っています。また、その国連が掲げている「SDGs(持続可能な開発目標)」の公式キャンペーンシップにも認定され、船体にはSDGsのロゴマークをペイントして世界の海を渡っています。
SDGsは国連が掲げている2030年までに達成するべき17の目標のことです。環境・教育・貧困など世界の様々な問題をよりよくしていくためのもので、世界中の国や企業が推進しています。ピースボートクルーズでは船内企画や、オプショナルツアーにもSDGsの内容を織り交ぜてイベントやツアーを行っています。そのため、自分で行く旅ではできないような体験ができるのがピースボートの旅の良さでもあります。
ピースボートの旅はツアーの種類が豊富
1つの寄港地で予定されているツアーの数は平均7種類ほどあり、内容は様々です。ツアーは大きく分けて4つにカテゴリー分けられます。
「観光」「見聞」「検証」「交流」
観光:世界遺産や観光地を効率よく巡る、いわゆる日帰りバスツアー
見聞:世界各国を訪問するなかで、直接見たり聞いたりして見聞を広められるツアー
検証:社会問題や過去の歴史に目を向けて現地の専門家の案内で学びを深めるツアー
交流:言葉の壁を越えて現地の文化に触れて、日本の文化を紹介する文化交流ツアー
今回は、観光ツアーを除く、ピースボートでしか体験できない「見聞・検証・交流」ツアーの中で各センターのスタッフオススメツアーをご紹介します。
ピースボートセンターとうきょう「みおさき」オススメ!
こんにちは!ピースボートセンターとうきょうでスタッフをしています、三尾早希(みおさき)です。みんなからはそのまま「みおさき」と呼ばれています。
私がオススメするピースボートの交流ツアーは「先住民族クナ族の文化体験」です!パナマのクリストバルに訪れた際に毎回おこなわれているツアーなんです。ちなみに、私は2回!!参加しました。
クナ族のモラという刺繍は知っていますか?クナ族の女性たちはモラを縫い、身に着けることを誇りに豊かな伝統文化を守っています。このクナ族だけに伝わるモラづくりを特別に体験させてもらいます。
実際に私も体験しましたが、細かな手作業になるのでとてもとても苦戦しました。ツアーの時間でできたのはほんの少しでしたが、その繊細な作業を繰り返し繰り返しおこない、伝統を受け継いでいることを感じることができてとても貴重な体験でした。
刺繍体験以外には、子どもたちからのダンスや歌の披露があったり、私たちから支援物資を届けたりと、とても有意義な時間でした。言葉は通じないけど、笑顔と文化交流があれば距離は縮まります。そして、個人では行くことができない場所に訪れられる。それがピースボートの交流ツアーの魅力です。
是非ピースボートに乗船する時は、「先住民族クナ族の文化体験」に参加してみてください!
ピースボートセンターよこはま「みーな」オススメ!
こんにちは!ピースボートセンターよこはまでスタッフをしています、金子美奈(かねこみな)です。みんなからは「みーな」と呼ばれています。
私がオススメするピースボートの交流ツアーはキューバ(ハバナ)で参加した「大学生とハバナ旧市街を歩こう」です。
私自身も参加者として乗船したときにこのツアーに参加しました。現地の大学生とグループになり、街歩きを楽しんだり一緒にご飯を食べたりするツアーです。言語が違う中、ジェスチャーや簡単な英語などでお互いの文化について教えあったり、日本からもってきた着物の着付け体験をしてもらったりしました。最後は現地の小学校に行って劇をみて、絵のプレゼントももらいました。
遠い国キューバに友達ができて、観光だけでなくリアルな現地のお話も聞くことができる本当にオススメのツアーです。
ピースボートセンターなごや「なつき」オススメ!
こんにちは!ピースボートセンターなごやでスタッフをしています、大城夏希(おおしろなつき)です。みんなからは「なつき」と呼ばれています。
私がオススメするピースボートの交流ツアーはジャマイカ(モンテゴベイ)で参加した「ラスタ・ビレッジで“ラスタファリズム”にふれる」です。レゲエミュージックの源流“ラスタファリズム”に則って、自然とともに暮らすラスタ・ビレッジ(コミュニティ・ビレッジ)にて、歴史や文化を学び、実際の生活風景を見学させてもらいました。
またこのツアーでは「アイタル・フード」と呼ばれる科学調味料を一切使用せず、健康的で地球にも優しい自然食をいただきました。ちなみにとてもおいしかったです。
そのあとはドラムの生演奏を披露してもらったり、ビレッジ内のハーブ園や、ドラム職人の作業風景なども見学させてもらいました。多くを持たず、自然にあるものを最大限に生かし、他の生き物との共存を目指す生き方がまさに持続可能な社会そのものだと感じました。
他にも伝えられる魅力は山ほどありますが、今後参加する人のために紹介はここまでとします。ぜひ、気になる方は実際にツアーに参加して体験してみてください!
ピースボートセンターふくおか「みしょー」オススメ!
こんにちは!ピースボートセンターふくおかでスタッフをしています原口美星(はらぐちみしょう)です。みんなからは「みしょー」と呼ばれています。
私がオススメするピースボートの交流ツアーはペルーで参加した「カヤオから行ける砂漠にできた住民自治の街を訪れる2日間」です。
交流ツアーでも2日間滞在するツアーは珍しいです。ピースボートは普通ではまずいけない場所も、長年地球一周をしているからこそ、現地の方とのつながりがあるので安心していくことができるんです。治安や環境が整っていない国で、まだ小さな子どもが非行や犯罪に走ってしまわないように音楽や芸術を通して、子どもたちの夢を守っている現地の施設を訪れました。
2日間が濃厚すぎて、交流なんて船に乗るまであまり知らなかった私も「行ってよかった!」と心から思っています。地球一周するときにはぜひ1つでもいいので、交流ツアー をとってみて下さい。
ピースボートセンターおおさか「ちっぷ」オススメ!
最後は、私がオススメするピースボートの交流ツアーのご紹介です。実際参加してみて印象に残っているツアーはタヒチで参加した「マオヒの文化体験」です。
このツアーでは現地の人とタヒチの新鮮な食材を使って一緒にお昼ご飯を作りながらタヒチの伝統文化に触れます。タヒチの料理にはココナツを使用されることが多く、ココナツの割り方や、削り方、また殻を捨てずにお皿として再利用することなども学びました。見ていると本当にゴミを出さないように工夫がされているなと感じることが多くあります。
竹を短く折って半分にしてトング替わりに使用したり、髪を洗うのもシャンプーではなく植物から採れる蜜を使用していたり、エコで持続可能な生活がそこにはありました。
ただ、そこの人々は意識をしてエコな暮らしをしているわけではなく、自然と生活のなかに取り入れられていることにも驚きました。もしかしたら日本人も昔は同様な生活を行っていたのかもしれませんね。
第100回クルーズで訪れた時は、お礼に日本の食文化「手巻き寿司」を一緒に作ることにしました。
普通の手巻き寿司では面白くないので、ピースボートセンターおおさか名物「ロング手巻き寿司」をタヒチで再現!みんなの気持ちをひとつにしないと巻けないので、言葉の壁を越えて息をひとつに、気持ちをひとつに、魂込めて、みんなで一斉に巻きました。
力を合わせて巻くことでグッと距離が縮まった気がします。タヒチに行くクルーズに参加する方はぜひご参加ください。
まとめ
ピースボートのクルーズでは様々なオプショナルツアーが予定されています。その中でもオススメはやはり交流ツアーです。私が地球一周をして帰ってきてからも思い返すのは、世界遺産やきれいな街並みではなく、交流ツアーで出会った人々やそこで過ごした時間や体験です。
私自身も初めての海外がピースボートだったので、ヨーロッパへの憧れがあり交流ツアーよりも観光を取ってしまった寄港地もいくつかあります。全て交流ツアーではなくてもどこか1か所でもいいから交流ツアーに参加してもらうことでかけがえのない出会いや経験を得ることができます。
また、交流ツアーに参加することにより期待していなかった国ほど印象に残っているということも多いです。他にもオススメ交流ツアーはまだまだあるので、どのツアーがいいか迷ったときはピースボートセンターのスタッフにご相談ください♪
ピースボートスタッフ 和田有紀