滋賀でピースボートの地球一周ポスター貼ってきました

滋賀県出身のスタッフ・もこみちが滋賀の魅力をお伝えします!

こんにちは。琵琶湖の生きる伝説ことピースボートスタッフの小道誠也です。みんなからはもこみちと呼ばれ、とても愛されています。冗談です(笑)。

今回は2泊3日の滋賀キャラバンに7人で行ってきました。キャラバンというのは簡単に言うとポスター合宿です。大阪から少しはなれた地方で宿泊しながらがっつりポスターを貼るので、なかなか貼りにいかないような地域に行ける楽しみはもちろんのこと、みんなで仲良くポスターを貼ることができるのがキャラバンの面白さです。

今回の記事では滋賀県出身の僕が滋賀の魅力、そして滋賀キャラバンでの物語を綴っていこうと思います。

滋賀といえば琵琶湖!滋賀県民の心のよりどころ

1日目の朝にみんなで大阪を出て電車に揺られながら滋賀県の県庁所在地・大津の大津駅で下車しました。そこから10分ほど歩いた場所にこの度お世話になるゲストハウスがあり、そこを拠点に滋賀県全域をめぐるポスター貼り物語の1ページが始まります。

ポスターを貼るボラスタ(ボランティアスタッフ)のみんなは各場所に移動してポスターを貼り、僕は少し時間が空いたのでゲストハウスから歩いて5分ほど北に進むと目の前に広がる琵琶湖に足を運びました。

やっぱりここが僕の故郷だなと心で唱えていると、琵琶湖から吹いてくる風がどこか「その通りだよ」とその想いに応えてくれている。そんな気がしました。滋賀県の1/6を占める日本一大きい琵琶湖。ただの湖だと思われるかもしれませんが、滋賀県出身の私たちにとっては自分たちの居場所なのかなと感じます。天気自体はよくなかったものの琵琶湖を見つめているだけで僕の心は晴れていきました。

もこみちのちょこっと豆知識「キャッチ&NOリリース!」

琵琶湖にはどんな魚がいるか知ってますか?琵琶湖特有の魚やエビなどたくさんの生物が生息しているのですが、外来魚(ブラックバスやブルーギル)がたくさん住んでいるのも事実です。なんと外来魚は琵琶湖の魚を食べちゃうんです!

だからバス釣りをされる方は知ってるかもしれませんが、外来魚を釣ったらもう琵琶湖に戻しちゃダメなんです!!キャッチ&NOリリースなんです。知らない方も多かったのでは?外来魚専用の回収BOXも琵琶湖の湖岸沿いにたくさんあります。

じゃあ、外来魚食べれないの!?と思ったそこのあなた!あまり食として広まってませんでしたが、近年ではブラックバスを調理して商品として提供しているお店も増えています!コロッケや天ぷらなどで提供してるお店があります!僕も食べたことがあるんですが見た目は普通の白身魚!臭みなどもなく口に入れた瞬間、淡泊な味わいが広がります。特にタルタルソースとの相性は抜群でとても癖になります!

1日目が幕を閉じ、ゲストハウスに帰ってきたみんなの顔はとても疲れきっていました。1日で100枚くらいのポスター貼ってるんです。たくさん動き回ってたくさんのお店に入ったんです。その表情を見てれば分かります。本当にみんなお疲れ様でした。

地球一周と琵琶湖一周と……

2日目、朝早く起きたみんなの顔は少し元気がなかったんですがみんなで励ましあう姿、ポスター貼りに向かっていく背中がとてもかっこよかったです。僕も元気をもらいました。

ふと外を歩いていると近くには大津港があり、そこに停泊している船を見つけました。

もこみちのちょこっと豆知識「琵琶湖一周の船旅」

滋賀県の小学5年生は全員、「滋賀県立びわ湖フローティングスクール~うみのこ~」という学習船に乗船して琵琶湖をぐるっと回るんです。宿泊しながら学びを深め交流をする船旅。

なんかピースボートっぽいなぁと感じました。ピースボートは国際交流をコーディネートしている船旅。船だからこそゆっくりと時間をかけて旅をする。確かに長い時間が必要になります。地球一周ともなると100日間。でもだからこそ一緒に乗船する仲間と話し合ったり、自分と向き合えたり、海の広さを感じたりとたくさんの気づき、そして出逢いがあります。

一番の近道は回り道かもしれませんね。ちなみに僕は地球を2周しました。でも琵琶湖は車やママチャリなどで3周しました(笑)。地球と一緒で何度回っても飽きない旅がこの滋賀県には詰まってます。

2日目も終わり、みんなで一旦打ち上げ!ちょうど折り返し地点。みんな満面の笑みでお食事を楽しんでました。「大変やったわ」「思ってるより貼れなかった」などでてくるその言葉から、みんな大変だったんだろうなと感じました。だけどみんなでその困難を乗り越えていく。乗り越えた先に見える景色をみんなで共有できる。それがたまらなく最高なんですよね!

だれかの地球一周の夢を後押しするポスター貼り

そしてついに最終日を迎えました。この物語もついに最終話。どこか寂しく感じてしまう部分があります。

最終日は僕もポスター貼りに参戦しました。みんながポスター貼っている間、ゲストハウスで事務仕事をしている僕(今まで遊んでたわけじゃありませんよ!)なんですが、みんなが頑張ってポスター貼りをしてる姿に胸を打たれ「じっとしてられん!」とポスターを貼る決心をしました。

みなさんも見たことはあるポスターは何のために貼ってるのか。お分かりになりますか?それは見た人に地球一周という人生の選択肢を提供するためです。気づくからこそ選択肢ができて、選択肢が多ければ多いほどそれが豊かさにつながる。僕はそう考えています。

興味を持った人はポスターについてるハガキなどで資料を請求しますが、ポスターを貼ってると興味を持って話しかけてくれる人などがいます。そういった人に無料の資料請求をいかがですかと提案し連絡先を書いてもらったハガキを持ち帰ることをピースボートでは「ドリーム」と呼んでいます。

誰かの背中を後押ししたことからそう呼んでいるんですが、僕も最終日見事にドリームをいただくことができました。誰かのためになったのかなと想うと自分事のように嬉しく、一緒に地球一周できたらもっとおもしろいだろうなぁ。ポスター貼りもやっぱ楽しいわ!と思った瞬間でした!

無事にみんなポスター貼りを終えて電車でピースボートセンターおおさかに帰宅。みんなでやり切った3日間。大変でしたが大きく変わることができたキャラバンであり、一人一人が成長できたのかなと想います。

滋賀キャラバン物語   完結


ご一読いただきありがとうございました。ぜひみなさんもボランティアスタッフをしてポスター貼りにチャレンジしてみてください!

ピースボートスタッフ 小道誠也

 

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