【イベント報告】社会人向けトークイベント~仕事を辞めて世界一周してから3年たったワタシの今~

世界一周の船旅への不安を解消!3年前ピースボートに乗船した「かほりんさん」のビフォーアフター

皆さんこんにちは!来年9月出航予定の第102回クルーズを目指してボランティアスタッフをしています木曽智美(通称:たまねぎ)と申します!

<地球一周めざしてボランティアスタッフ活動中の元栄養士、たまねぎです。>

11月8日(木)に開催された「仕事を辞めて世界一周してから3年たったワタシの今」という社会人向けトークイベントに参加させていただきました。

仕事をしながら地球一周をめざす人向け「社会人交流会」

このイベントは、月1回のペースで開催している社会人交流会の一つです。普段お仕事で忙しく、中々ピースボートセンターに行けないという方向けに開催されています。この交流会では、同じクルーズを目指す友達を作ることができたり、旅トークを楽しめたり、地球一周する前に情報を得ることができる、様々なきっかけ作りの場となっています。

私はなぜ参加したのかと言うと、「船に乗った後、どうしよう、何をしよう」「船に乗ればいろいろな刺激を受けてやりたいことも見つかると思っているけど、本当に見つかるのかな」という不安がありました。そのタイミングで、実際過去に乗船された方から直接お話を聞けるということで「これは不安をちょっとでも取り除けるのではないか、これからの自分に必要なことが聞けるのでないか」と思ったのがきっかけでした。

かほりんさん流船の楽しみ方はやりたいことはとにかくやる!

話してくださったのは第88回クルーズ(2015年8月21日~12月6日)に乗船された「かほりんさん」。友達から一緒にピースボートに乗ろうと誘われたのがきっかけで、一般企業を辞めて乗船したそうです。その誘ってくれた友達は都合が合わず結局乗らなかったそう。もしその友達が誘ってくれなかったら……、そもそもその友達と仲良くなかったら……そう思うと、やっぱりこの世の中何が起こるのかわからなくて面白いなと改めて思いました。

<地球一周中、メキシコで交流ツアー「アミーゴを作ろう!」に参加したかほりんさん(右から2人目)。>

乗船していた3ヶ月間は、休む暇もなく常に何かをされていたそうです。「私は忙しく過ごしているほうが好きだから、船内でたくさんのイベントの役割担当をして休む暇もなかった」と話されていたのですが、とても充実した船旅だったのだなと感じるくらい楽しそうにお話されていたのが印象的でした。

出発前に乗船する目的を決めたほうが得るものが大きいのではないかと難しく考えていましたが、かほりんさんみたいに「とりあえずやりたいことはやって、忙しく動く!」という考え方でも、自然にたくさんの学びや気付きの場が増え、自分を変えてくれるきっかけになるのだなと強く感じました。

地球一周しながらゼロからはじめる英会話レッスン

そして、乗船後のかほりんさんの人生を変えたと言っても過言ではない「GET(英会話レッスン)」のお話をしようと思います。GETとはGlobal English Trainingの略で、洋上で英語を学ぶことができるプログラムです。私は、地球一周をしていろんな国に行くという滅多に出来ないことをするのだから、自分に何か残るものをたくさんしたいと思っています。だから、船のなかで英語を学んで訪れた国ですぐにその英語を生かせるGETというプログラムに惹かれていました。

<英会話プログラム「GET」の卒業式でクラスメイトと。前列左がかほりんさん。>

もともと特別英語が好きでもなかったかほりんさんですが、GETで企画されたたくさんのイベントを楽しみながら英語を学ぶことで、英語に興味を持ち、帰国後お金を貯めてオーストラリアへワーキングホリデーとして1年行きました。「乗船前は、まさか自分がワーキングホリデーに行くとは思わなかった。英語に興味が沸くことになるとは思わなかった」とお話をされていました。

私は、英語に興味はあるけど英語を喋ることができないのでGETをとることを諦めていましたが、初心者でも楽しんで学ぶことができるし、反対に英語ができる人はこのGETは取らないというお話を聞き、とても勇気付けられました。興味が少しでもあるのならやった方がいいし、動かないと何も始まらないし、自分を変えるきっかけになるのかもしれないなと思い、かほりんさんのお話を聞いたおかげでGETをとろうと思いました。今からとっても楽しみです!

地球一周後の不安も解消

現在かほりんさんは今年の夏にワーキングホリデーから帰国して日本で働いていますが、将来、英語に関わる仕事がしたいとお話されていました。こうして、かほりんさんの人生を変えたピースボートに、私も乗ることができると考えると、今からとても楽しみでしかたがありません。

地球一周後の自分がどうなっているのか不安でしたが、この交流会に参加して自分のこれからの生き方の選択肢を増やすことができ、とても有意義な時間を過ごせました。乗船まで時間はあるので、これからも乗船した人達のお話をたくさん聞いて、有意義な船旅にしたいと思っています。

 

文:木曽智美 編集:森田幸子