軌跡~5年間の世界一周~

みなさんこんにちは、ピースボートセンターおおさかの田上健です。

この度、6月末でピースボートを離れることになりました。気付けばピースボートに出会ってからもう5年という長い時間が過ぎていました。

これまでの軌跡を振り返りながらこのブログを書こうと思います。

<マチュピチュ(ペルー)の絶景を眺める。>

私は、18歳でピースボートの「地球一周の船旅」説明会に行き、その場で世界一周を決めました。

そして、大阪でボランティアスタッフ活動をして3ヶ月間の世界一周に行きました。

<地球一周の船賃全額分のボランティアスタッフ割引を貯めて、船に乗る準備は万全!>

今考えると、世界一周することを決めた説明会から今日までが全部、世界一周の思い出になると思います。私の「5年間の世界一周」の思い出です。

<大阪の面白いスタッフ、ボランティアスタッフたちに囲まれて毎日が刺激たくさんでした。>

どの思い出をこのブログに綴るのか、あまりにも多くて正直決めきれなかったです。

なので、私がこれまでの思い出の中で気づくことができた大切なことを3つにまとめてお伝えします。

<ボランティアスタッフ時代の思い出はたくさんありますが、みんなで浴衣をきてお祭りに行ったのは特に思い出に残っています。>

1、日々愛が溢れていること

私は、この5年間多くの人に愛をもらって、いや愛という名の元気や勇気をもらって今の自分があると思います。

私の人生は、いつも思っていますが何事も中心に立たせてもらえる経験ばっかりさせてもらっていると思います。

<船のデッキで開催した「オーシャンロックフェス」。ボーカルを務めました。人生最高の夜でした。>

ピースボートと出会う前も、学校では生徒会や学級長、運動部ではキャプテンなど、目立つのが好きなこともあり率先していろんな経験をしてきました。

ピースボートと出会ってからのこの5年間は今まで自分がしてきたことと似ているが少し違いました。

それは今までしてきたことよりも覚悟が必要なことばっかりだった気がします。

例えば、世界一周を決めた時。当時高校生だった私は同級生や先生から大きく反対されました。

<青で染められた街、モロッコのシャウエン。幻想的な青の世界を堪能。>

世界一周を終えてピースボートのスタッフになることを決めて、東京で研修を終えピースボートセンターおおさかに来た時も右も左もわからず失敗もいっぱいして、思うようにいかないこともたくさんありました。

そんな時、私が本気で落ち込むことはなかったです。

それは、周りの人間に愛が溢れていたからです。

<ピースボートのみんなでキャンプにも行きました。笑い合い、語り合い全てが新鮮。>

高校生の時はどんな選択をしても親は何事も応援してくれましたし、ピースボートセンターおおさかにきてからは多くの信頼できる仲間や先輩にいっぱい助けてもらい、その度に「あなたならできる」と言ってくれる人ばかりでした。

そんな愛が溢れている環境に出会えるのはそうないと思います。今後は、私自身がそんな環境を作れる人でありたいと思います。

そしてこんな愛が溢れていると気付けるのもピースボートに出会わなければなかったです。

<世界一周が始まってすぐの港、シンガポールにてマーライオンと民族衣装でパッシャリ。楽しくて仕方なかった。>

2、両親への感謝

この5年間でいろんな人に出会い感謝しきれませんが、一番この5年間で感謝したいのが家族です。

中でも両親に本当に感謝しています。どんな選択も応援してくれます。

<「紅の豚」や「魔女の宅急便」のモデルになったと言われるドブロブニク(クロアチア)の街並みとアドリア海の美しさに感動。>

普通に生きていれば両親への感謝の気持ちはどんどん薄れていくと思いますが、私はそれが絶対ないと思います。

この5年間楽しい思い出を作ることができたのは絶対に両親がいたからです。

当たり前のことですが、それに気づくことが大事。

ありがとう両親。これからはもっと自分が感謝される人になります。

<いろんな国に行ったけど、私が一番楽しかったのは間違いなく、船の中。年齢、国籍、性別を超えた。繋がりができた。>

3、大きな自信

3つ目は、一番自分がこの5年間で気づくことができて嬉しいことです。

それは大きな自信が身についたことです。

私自身、ピースボートと出会うまでは自信があるようでないような感じがしていました。

冒頭でも言いましたがなんでも中心でやらせてもらっていたので、人前でしゃべることや何かを見せることは得意で自信がありました。

でも、ピースボートに関わってからの5年間はもっと人前に出るようになり、人に自分の伝えたいことを伝えることが多くなりました。

<船上の運動会では赤団の応援団長をしました。>

そして今までできていたと思っていたことが全然浅いことに気づき、その度にできるように自分で頑張りましたし、周りの人に支えていただきました。

その結果この5年間で大きな自信になり。間違いなく自分の想いを自信を持って周りに伝えられる自分になりました。

<船上ミュージカル「アラジン」では主役に。地球一周中は、今の自分に自信を与えてくれるような経験がいっぱいありました。>

そしてそんな自信が満ちた自分が好きです。

これから先も嫌いになることは絶対ないでしょう。大好きです。

<ピースボートセンターおおさかのポスター担当として、多くの人に支えてもらってポスターイベントを行なってきました。イベントをやるたびにいろんな人と出会うことができて本当に楽しかった。>

これが、ピースボートでの5年間で数多くの人と出会ったことで気づくことができた3つのことです。

<アメリカのニューヨークにてパッシャリ。どこにいっても刺激があったニューヨーク。友人たちといろんな場所をくまなく回り尽くしました。>

今ブログを書いている私は世界一周してよかったと叫んでいます。

最後にみなさんにお伝えしたいです。

「大きな一歩を踏み出す時はかなり力が必要だがその一歩がなければ人生は楽しくない。

多くの人がいろんな理由で自分の選択を曇らせてしまうが、どんな時も選択は自分が強く求める方を選んでほしい。

それが一番人生を楽しめるから。」

<海の上で迎えた19歳の誕生日。>

 

ピースボートセンターおおさか 田上健