ピースボートスタッフの新藤あゆみです。
連日ウクライナ情勢の報道を見て心を痛めない人はいないはず。
全世界の人々の「一刻も早い停戦、撤退」への願いもむなしく、ロシア軍の軍事侵攻は続けられています。
私がはじめてピースボートクルーズに参加したのは20年前。夢と希望を抱えて乗船したオリビア号には多くのウクライナ人がクルーとして乗船していました。
サンキューより、スパシーバを覚え、初めて飲んだニコラシカ。
旅の思い出の中には、船内生活を支えてくれたクルーたちと過ごした時間もたくさんあります。
そして、オーシャンドリーム号で長年ピースボートクルーズの船長として共に旅をしてきたウクライナ在住のアリモフ船長。
2018年のショートクルーズで乗船した際、ブリッジで「君たちを待ってたよ~」と笑顔で子どもたちを歓迎してくれた事がとても印象に残っています。
彼らは今、平穏な日常から突然見通しのつかない不安と命の危険を感じながら日々生活をしていることでしょう。
一日も早く平和な日々が戻りますように願ってやみません。
募金活動を開始しました
ピースボートとピースボート災害支援センター(PBV)は、ウクライナの戦火を逃れ、日常を奪われてしまった人々への支援を行なうため、「2022年ウクライナ緊急支援募金 ‐ All for Ukraine ‐」を開始しました。
全国のピースボートセンターでは、街頭募金活動を実施しています。大阪の募金活動の中心となっている野々村修平から街頭募金報告です
ピースボートセンターおおさかでは、センターに近い梅田駅近くの堂山交差点で3月中は継続して街頭募金活動を行っています。
初めて募金活動をしたボランティアスタッフは、「初めての募金活動で、不安が強く大きな声も出すことができなかったが、こんなにも多くの人が立ち止まってくれて、わざわざ財布をバックから取り出し、お金を入れてくれる姿に少し泣いてしまった」と感想を述べてくれました。
青色と黄色の目立つウクライナ国旗のバナーを作り、みなさんにご協力をお願いしています。
ウクライナの被害が拡大する中で、日本にいる多くの人たちも、これらの報道を目にしています。
そのような影響もあるのか、本当に多くの方が立ち止まって、支援の手を差し伸べてくださいます。
この数には正直驚くばかりです。感謝の気持ちしかありません。
実際日本にいてできることは限られています。だからこそ、今までウクライナとパートナーシップを築き上げてきた、私たちが声を上げて、彼らの力になりたいと思っています。
野々村修平
ウクライナ緊急支援にご協力ください
皆様からお預かりした募金は、ウクライナの隣国・ルーマニアを拠点として活動する「Peace Action, Training and Research Institute of Romania (PATRIR:ルーマニア平和研究所)」を通じて、ウクライナからルーマニアへ逃れた人々を人道支援するために使います。
ネット募金や銀行振り込みでもご支援を受け付けています。みなさまのご協力をよろしくお願いいたします。
くわしくは以下のリンクをご覧ください。
ピースボートセンターおおさか 新藤あゆみ
■ピースボートによる声明「ロシアによる侵攻を非難しウクライナの平和を求めます」