ピースボート地球一周の船旅 Voyage115 いってらっしゃい!

こんにちはー!ピースボートボランティアスタッフのなぎさいです。

愛媛県出身で、来年4月出航の「ピースボート地球一周の船旅 Voyage117」を目指しています。

現在、「ピースボート地球一周の船旅 Voyage115」が航海中です。この船は8月23日に神戸港を、24日に横浜港を出航しました。

私はどちらの港にも出航を見送りに行ったので、その時の様子をお伝えします。

私自身、ピースボートのボランティアスタッフとして活動しだしたのは8月上旬です。

これまで閉鎖的な職場で働いていたこともあり、こんなに大きな船の出航式は初めてで、どんなことをするんだろう?どんな人と出会うんだろう?と、緊張と期待で胸がいっぱいでした。

ボランティアスタッフとして神戸港出航をお手伝い

まずは8月23日の神戸出航です。この出航式では私はボランティアスタッフとして参加。荷物受取の誘導係として動きます。

ピースボートのシェアハウスで一緒に生活している友達たちと梅田から神戸まで移動。その後他のボランティアスタッフ達と顔合わせしたのちにスタンバイ。船旅に参加する方たちが続々と来られて乗船手続きが始まりました。

これから地球一周する人たちは年齢性別人種問わず、皆表情がキラキラと輝いていて、こちらまでつられて笑顔になってしまいます。

私は日本語以外話せないのですが、英語や中国語を話す乗船者の方もいらして緊張することもありました。

けれど皆さんの服か荷物のどこかにアニメキャラクターがいる!難しい英語はわからない…でもこのキャラ知ってる!

そこからは出川イングリッシュで誘導です。笑いながら返事をしてくれるだけですごくうれしかったのを覚えています。

私以外のスタッフさん達は冷静に、けれども乗船者の背中を押すように声をかけ無事手続きは終了!

いよいよ出航です。

船は私が想像していたよりも大きく立派でした。既に見送り組と乗船者はデッキに集合していました。

見送るボランティアスタッフがこの日のために作った横断幕を掲げていると、出航曲がかかりました。

<ピーセンで手作りした横断幕>

名前を叫ぶ人、感極まって涙を流す人、飛び跳ねて喜びを表現する人など様々でしたが、この時の盛り上がりは今思い出しても興奮しますね。

船が見えなくなるまで見送っていた友人もいました。

その後はスタッフさんたちと交流会に参加しました。なんと店に入った途端雷を伴う豪雨に見舞われて、船の事を心配しながら食事をしました。

出航式を見て、「私もあの船に乗れるようにポスター貼り(ボランティアスタッフ活動)を頑張ろうと思った」「出航っていつまでも見ていられるくらいよかった」など、これからの意気込みや感想を楽しくお話ししました。

交流会後はそのまま横浜へ向かいました。

夜の横浜港出航は幻想的

船は神戸を出航して横浜港に向かいます。次の日、8月24日は横浜でさらに参加者を乗せて、いよいよ大海原へ出航していきます。

横浜出航は私はボランティアスタッフ活動ではなく、お見送りだけです。

横浜は夜に出航するので、準備が整うまではVoyage114(2023年4月〜7月)で地球一周してきたばかりの人たちと中華街でランチ!船での思い出話を聞きながら食べる小籠包がおいしすぎました。

それから港に戻って過去に乗ったことがある乗船者や水先案内人さん(講演会やライブをしてくださる洋上のゲスト)とお喋りして一緒に写真を撮ったり、同じクルーズに乗る仲間を探したりなどしました。

そして、私にとっては昨日に続いて2度目の出航式です。神戸港の昼間の出航とは打って変わってあたりはとっぷりと暗くなって、乗船者の顔はあまり見えませんでした。

しかし、和太鼓でのお見送りや、乗船者や見送りに来た人たちがペンライトやスマホのライトを振って見送り、とても綺麗で昼とは違った船の顔が見られたような気がします。

全国のボランティアスタッフたちと交流会

横浜の出航には全国のボランティアスタッフたちが見送りに来ていました。出航の後は、交流会です!

なんと、総勢50名が集合。私はほとんどの人と初対面でしたが、私と同じVoyage117に乗るメンバーと同じテーブルでお互い自己紹介タイム。

同じ船に乗る仲間達にテンションが上がり、飲み物も進みます。他のテーブルにお邪魔して目まぐるしく人と出会い、怒涛の2時間でした。

「またVoyage116(2023年12月出航)の出航式で会おうね」とお互いに親睦を深めました。Voyage117に乗る人はそんなに多くなかったけど、そのぶん強い繋がりが出来たような気がします。

今回、神戸、横浜出航どちらも参加しましたが、船に乗る友人達との別れがあり、けれどその時にしかない出会いもたくさん溢れていて、とても素敵だなと思いました。

ピースボートセンターおおさか から横浜の出航に参加したボランティアスタッフは私だけだったので、初めはとても心細かったのですが、そんな自分に声をかけてくれる人、そばにいてくれる人が見つかるとても暖かい場だなと感じました。

次の出航見送りもまた参加したいです。

Vpyage115のみなさん、いってらっしゃい!よい旅を!

 

文:なぎさい 編集:森田幸子