夏真っ盛りの今だから「地球一周 ビールの思い出」

みなさん、こんにちは。ピースボートセンターおおさかの森田幸子です。

毎日、暑い日が続きますね。キンキンに冷えたビールがおいしい季節になりました。

地球一周の船旅で世界を巡ると、その土地ならではのビールに出会います。

その地域の風土にぴったり合ったおいしいビールを楽しめるのはもちろんのこと、ビール片手に地元の料理を味わったり、共に旅する仲間や現地で仲良くなった人たちとおしゃべりしたり、美しい景色を堪能したり…。

今回は、わたしたちがいろんな国で出会ったビールの思い出を集めてみました。

こちらの地域からお届けです。

それでは、どうぞ!

ギリシャ・ピレウスのミソス

レタスの思い出

北半球を巡るクルーズで必ず寄港するピレウスは、ギリシャの首都アテネからほど近い港です。

パルテノン神殿や坂にカフェテラスがオープンし賑わいを見せるプラカ地区を観光した後、無形文化遺産にも登録されているギリシャ料理を楽しむため港近くのテラスのあるレストランへ。

そこで飲んだのがこの「ミソス」です。「ミソス」はギリシャ語で神話という意味です。

ギリシャ神話発祥の地で飲むのにこれほどピッタリな名前のビールはないでしょう!

味もフルーティーで、オリーブやヨーグルトをふんだんに使ったギリシャ料理との相性も抜群です。ピレウスでの1日を振り返りながら美味しくいただきました♪

ジャマイカ・モンテゴベイのレッドストライプ

トミーの思い出

ジャマイカの三大名物といえばコーヒーのブルーマウンテン、レゲエ、そしてレッドストライプ!見た目もカッコイイので大好きなビールの1つです。

軽めのアルコールで飲みやすく、ソウルフードのスパイシーなジャークチキンと相性バッチリ。

第80回クルーズではモンテゴベイに寄港した際に本場のレゲエライブが聴けるツアーに参加しました。

サンセットの時間帯、浜辺でジャマイカの美しい海を見ながらレゲエの音に揺られます。最高のシチュエーションで飲んだレッドストライプは忘れられない味です。

カンボジア・シアヌークビルのアンコールビール

アイフルの思い出

カンボジアと言えばアンコールワット!そしてカンボジアのビールと言えばアンコールワットのラベルが目印のアンコールビールです。

カンボジアの港町・シアヌークビルにあるアンコールビール製造工場を見学しました。

工場見学って日本でも人気ですが、巨大な建物の中で次々と商品が作られてベルトコンベヤーで運ばれていくのを見るだけでもなんだかワクワクします。

工場見学の後は、もちろん出来たてのビールを楽しみました。私は普段あまりビールを飲みませんが、アンコールビールは苦みが少なくてあっさりしているので、おいしかったです。

水分補給気分でゴクゴク飲めちゃうんで、飲みすぎ注意です。

ドイツ・ケルンのケルシュ

オイスターの思い出 

こんなにも飲みやすいビールと出合ったことがない!

「ケルシュ」は、大学時代にドイツにて合宿をしているときに発見しました。

このビールは、見た目も味もどちらもオススメです。まずは透明感がすごく、透き通った中で黄金に光るような見た目を楽しみ一口。

きめ細かい泡がシュワシュワと音を立てながら、どこかフルーティーな香りとすっきりとした味わいでとっても飲みやすい!

ドイツでは、ビールひとつひとつで実はグラスが異なります。ビールを最大限に美味しく飲むためにはグラスにもこだわりましょう!

ケルシュは細長いグラスの「シュタンゲ」が専用グラスです。

現地で飲める機会があれば、世界最大のゴシック建築のケルン大聖堂を臨みながら乾杯!

ピースボート船上のキリン生ビール

あゆの思い出

ピースボートの船上には居酒屋「なみ平」があります。

世界一周をしながら日本食が食べられるということもあり、連日賑わっています。

後方デッキから水平線に沈む夕日を見ながら、カウンター席で生ビールと鳥のからあげを堪能。

日本でも飲める生ビールですが、潮の香りを感じ、大海原を見ながらだと一味違います。クルーズでしか味わえない生ビールなのです。

何よりゆるりと流れる家族の時間がとっても良かったです。

イースター島のマヒナビール

トミーの思い出

イースター島の地ビールを同じクルーズに乗船していた仲間からお土産にもらいました。

「MAHINA(マヒナ)ビール」は、イースター島のハンガロア村で作られています。「マヒナ」とは「月」という意味です。ラベルにもモアイと月の絵が描かれています。

このビール工場で製造しているのは、ペールエール、ポーター(黒ビール)の2種類。

イースター島滞在中に味わうのはもちろん、イースター島でしか買えないかなりレアなビールなのでお土産にもぴったりです。

今も大切に部屋に飾っています。

地球一周前に愛媛でビール講座

アニマルの思い出

番外編として地球一周前のお話です。

ビールの種類ってどれぐらいあるでしょうか?

実は100種類以上!

日本の90%以上のビールはピルスナーという同じ種類のもので、世界には色々なビールがあると教えてくれたのは、愛媛県にあるクラフトビール屋さんのオーナーさんです。ピースボートのポスターを貼るために、愛媛に行った時の事です。

上の写真はドイツ語で「ピルスナーの元祖」を意味するピルスナーウルケル。チェコのビールです。

ビールが苦手という話をしたら、それはもったいない!と先ほどの話をしてくれて、下のチェリービールを出してくれました。

そして、ビールは「温度」の変化で味を楽しむのだということも教えてくれました。

冷えたときのスッと喉を通る感覚から、温度が上がるとチェリーの甘味を感じるようになって…。1つのビールで味の変化を楽しむことが出来ました。美味しかったです!

ベルギー・アントワープのベルビュークリーク

オイスターの思い出 

バックパック欧州旅行でベルギーを訪れた際、現地在住の日本の方々にお勧めされた一品。

それが、BELLE-VUE KRIEK(ベルビュークリーク)です。

実は、この1つ前にアニマルが紹介していたチェリービールもこのベルビュークリークです。

ベルギービールは、醸造の途中でチェリーやカシス、桃やバナナにパイナップルなどを副原料に使用します。フルーツの果実が溶け込んだほんのり甘い香りが特徴。

このビールは「ランビック」という手法で醸造されます。ランビックは自然にある酵母で発酵させており、ベルギーでのみ発酵可能なんです。

酸味が強めのため食前酒や食後のデザートビールとして飲むのがベスト。

多くの人がお勧めするベルビュークリーク、本場で飲める機会があればぜひ挑戦してみてくださいね。

マレーシア・ペナンのタイガービール

レタスの思い出

マレーシアのペナン島にある世界遺産のジョージタウンは別名「アートの街」。そこには旅の終わりにピッタリな「レッドガーデン・フードパラダイス (紅園美食天堂)」という屋台街があります。

ここではマレーシアのローカルフードやタイ料理や中東料理など、色んな料理が食べられる上に、値段も安いのでとってもおすすめ!

ここへはペナン島を観光した最後に行き、みんなでタイガービールで乾杯しました。

シンガポール生まれのビールなので、暑い夜でもゴクゴク飲めるさっぱりした味わいのビール。当時はビールが苦手だった私でも飲みやすいと思ったビールです。

レッドガーデン自体、ネオンがカラフルでとっても映え空間!美味しい料理と映えを一緒に堪能できました。

エルサルバドル・アカフトラのピルスナー

トミーの思い出

日本のアニメや漫画は世界でも人気がありますが、日本から遠く離れた国エルサルバドルでも大人気だそうです。

アニメ好きをきっかけに日本語を学んでいる人も多く「日本語を学ぶ学生の家にホームステイ」というツアーに参加。

私は同い年のスーシーのご自宅に1人で宿泊させてもらいました。彼女のお部屋の壁紙はなんと桜模様、そして日本のアニメのフィギアがたくさん飾られていてびっくり。

夜はツアーの参加メンバーと一緒に現地のレストランへ。そこで飲んだビールがハートのラベルが可愛いピルスナーです。

爽やかな味わいでついつい飲みすぎてしまいましたが、ビール片手に日本語でのおしゃべりに夢中になった時間は大切な思い出です。

世界のビールを楽しもう

皆さんが気になったビールはありましたか?

世界中で親しまれているビールなだけに思い出話も尽きませんが、今回は10の国と地域からお届けしました。

最近は日本でもいろんな国のビールが楽しめるようになったけど、やっぱり本場で飲むのが一番おいしい!

地球一周の船旅に参加して、世界中のビールを堪能してください。

 

編集:森田幸子