およそ100日間で地球をぐるっと一周するピースボート地球一周の船旅。訪れる港は20を越えます。その楽しみをさらに大きくしてくれるのがピースボートの「オプショナルツアー」。多種多様なツアーの魅力をお伝えしたい!ということで、実際にスタッフが参加したツアーの体験記をお届けしています。
こんにちは! ピースボートスタッフの大西真央です。
人気シリーズ「ピースボート流地球の遊び方」でついに私の番がきました✨
前回はメキシコでサッカー交流、前々回はパプアニューギニアで伝統料理づくり、そして今回は、ピースボートでも根強い人気があるポルトガルの首都リスボンです!
2019年9月出航の第102回ピースボート地球一周の船旅で私が体験したツアーを紹介します♪
地元っ子と日本語で楽しむリスボンの街散策
リスボンは別名「7つの丘の街」と言われており、石畳の坂が多い街です。
トラム(路面電車)や、高低差を利用して建てたビルのエレベーターを使って街歩きをするのが地元流だとか。
旧市街や路地裏に出れば、オレンジ色の屋根やパステルカラーの壁が可愛らしい建物が並んでいます。
そんなリスボンで私が参加したのは「日本語を学ぶ人たちとリスボン街歩き」ツアーです。
日本語の公開講座を開講している先生のコーディネートで、日本語を学ぶ学生たちと交流をしました。
現地で待ってくれている学生たちは日本の漫画やアニメ、J-POP、武道など、日本が大大大好き!
そんな大好きな国出身の私たちのこともとても温かく迎えてくれました。
観光だけじゃわからない魅力がいっぱい
集合地点に着いたら、ランダムに現地の方とチームを組み、紙に書かれたミッションをクリアしていきながら街散策を楽しみます。
私は5人グループになりました。学生だけでなく社会人の方もいて、みんなとっても日本語が上手でした。
これで日本に来た事がないなんて信じられない!
ミッションは、こんな感じです。
・アウグスタ通りの有名なエッグタルト屋に行く
・コメルシオ広場の勝利の門へ行く
・キングジョゼ像に動物は何匹いる?
簡単に見えますが、現地の子たちに聞かないとガイドブックなしでは見つけにくい場所やお店です。
日本語で彼らに尋ねて、目的地まで連れて行ってもらいます。
向かっている間も「なぜ日本語を学ぼうと思ったの?」「今日本でなにが流行っている?」「このアニメ知ってる?」など、お互いのことを質問したり、文化や流行を伝え合いました。
私のチームのみんなは、日本語講座を受ける前からアニメで日本語を聞いていて勉強していたそうです。
その時日本で大人気だった『鬼滅の刃』など最新アニメではなく、動画サイトなどで字幕がついている『NARUTO』や『ドラゴンボール』など少し昔のアニメをたくさん繰り返し見ていました。
「そっちか〜!」と反応した記憶があります(笑)。
みなさん本当に親切で、ミッションでエッグタルト屋さんへ行きましたが、「もっと美味しいエッグタルトあるよ〜」と地元の方がよく行くお店を紹介してくれました。
そして「リスボンに来たならGinjinha(ジンジーニャ)は飲んで帰らないと!」と特産のサクランボのお酒を教えてくれたり、「リスボンは缶詰も有名でお土産にいいよ」とスーパーを紹介してくれたり、私たち観光客だけでは得られない情報をたくさん教えてもらいました。
本当に有り難かったです。このGinjinhaはとっても美味しくて思い出の味になりました。
遠く離れた日本のことを好きになってくれて感動
ミッションの最後の目的地は、再集合地点のレストランでした。他のグループも帰ってきてみんなでランチをしました。
メニューはグラタンとオリーブのマリネ、パンなど。
ポルトガルはオリーブも有名です。私は大のオリーブ好きなんですが、この地球一周中に食べた中でこのレストランで食べたオリーブのマリネが一番美味しかったです!
食事を食べ終わった後も、折り紙で遊んだりお話をしたり…。最後は学生たちが練習した日本の歌を披露してくれました。
こんなにも遠い国のことなのに、本当に日本が好きなんだなぁと感動しました。
日本のことを知っておくと、もっと国際交流が楽しくなる
このツアーは半日くらいの短いツアーでしたが、とっても楽しかったです。
日本人の私たちでも知らないアニメや文化を彼らは知っていたので、もう少し自分達の国についても知っていれば…と少し恥ずかしくなりました。
この記事を読んで、このようなツアーに参加してみたいなと思った方は、ポルトガル以外にも地元の方と交流するツアーがあるので、参加される際は日本のことも紹介できるよう少し調べていくことをオススメします!さらに街歩きが楽しくなりますよ。
ぜひ乗船するクルーズに交流ツアーがあれば参加してみてください♪
ピースボートセンターおおさか 大西真央