輝かしい新春を迎え、謹んでお慶びを申し上げます。
昨年は、新型コロナウィルスの影響も絶えまなく、平凡な日常が奪われ、「当たり前」が尊いものだと気付かされた一年でした。
更には「何を大切に生き、何を人生の土台にしたいのか」と、取りざたされた一年でもありました。
迎えた2022年。
厳しい状況は続きますが、私たちの想いはひとつ。
大きく多様化する世界にあっても、私たちの夢は変わりません。
心と身体、そして想いを乗せてくれる“船”をつかって、今年こそ世界を知り、感動を共有しましょう。
自分の意志の灯を絶やさず、その火を心に満たすことができたとき、それが再び旅にでる合図です。
本年の「ピースボートセンターおおさか」の抱負は、
“旅だけでなく、その先の体験も一緒に提供できる場所”にすること。
人が思いきり迷い、悩める空間を創り上げ、楽しいことも苦しいことも共有でき、そして、旅が旅だけで完結するのではなく、地球一周が起点となり、これからの人生を彩る。
このような空間を、みなさまと共に作り上げる所存です。
最後に、私の心の糧となっている中国大陸のことわざを紹介します。
「有緣千里來相會,無緣對面不相逢。」
縁ある人はどんなに離れていようとも出会う運命にあり、無縁な人は目の前にいようとも決して出会うことはない。
大切な人生のひと時に、「地球一周」を志し、日々ボランティア活動に携わる、ボランティアスタッフのみなさまには感謝の念に堪えません。
そしてこれから、ピースボートセンターおおさかに訪れるみなさまとの出会いを心待ちにしております。
これらの縁をなによりも大切にしながら、私たちはこれからも、みなさまと共に世界へ舵を取り続ける覚悟です。
略儀ながら新年のあいさつまで。本年もピースボートセンターおおさかを、変わらぬご交誼を賜りますようお願い申し上げます。
ピースボートセンターおおさか 野々村修平
