ただいま日本!

こんにちは、ピースボートスタッフの野々村修平(通称:オイスター)です。今年4月に出航した「ピースボート第94回クルーズ」に乗船していました。帰国して、もうすぐ3ヶ月が経過するんですね。

世界各国で出逢ったみんなは、いったいどんな人生を歩んでいるんだろう?そう考えるだけで、ワクワクしてきます!自分の人生だけでなく、「旅」はたくさんの人の人生と出会えるところ。

洋上での105日間は、ひとりひとりのストーリーがあります。乗客は1,000人規模で乗船をしていますが、同じ経験を過ごした人なんて、誰ひとりとしていません。

「今までの人生の中で一番濃い時間だった!」

「世界を自分の目で見て、日本に帰ってやりたいことができた!」

「日本中にできた友人のところに旅に出る!」

「いや、世界中の友人に会いに行かなくちゃ。また会おうって約束したから…」

 

このような気持ちは、自分たちの中だけでは消化しきれないんです。

 

ピースボートの船旅は、スタッフやクルーだけが作っていくものじゃなくて、お客さんが主体となって、世界に一つだけしかない船旅を作っていきます。だから、一つのクルーズには、その船のカラーがあるし、ひとりひとりが輝ける場所が用意されています。

船に乗らないとイメージは湧かないかもしれません。でも、船の上のメンバーはいつの間にか、本当の家族のような存在になっています。それは、みんなでひとつの村を作り上げていくようなもの。だから、僕が感じたことは、僕個人のものではありません。

久しぶりに大阪にそろった同じクールズのメンバー。やっぱり落ち着きます!

洋上の記憶が新鮮なうちに伝えたい「旅」

そのような想いが集まり、9月24日に「第94回クルーズ 地球一周報告会」開催しました。 多くの皆さんに参加をしていただき、僕たちが楽しみながら船旅を報告できただけでなく、 聞いてくださったみなさんが笑顔になってくれたことが何よりも幸せです。

残念ながら、「都合が合わず参加できなかった。」そんな声も多くいただきました。 そんな方々に向けて、今回はブログを書かせていただきます。

「第94回クルーズ地球一周報告会」のテーマは…

「思わず旅に出たくなる」

「参加者も楽しいけどイベントを作る94メンバーはもっと楽しく!」をコンセプトにしました。 旅の話を聞いたときの、あのワクワクする瞬間が僕は大好きなんです。 そんな気持ちにみなさんがなってくれますように。

【新しい旅の魅力を拓(ひら)く地球一周】と題して、94回クルーズは、4月12日に横浜を出航し7月26日に神戸に帰港しました。 北欧航路に加えて「はじめて」が勢揃いな地球一周!

ピースボート初のフランスを流れるセーヌ川を通航!

そして、カリアリ(イタリア)、バレンシア(スペイン)、ポルト(ポルトガル)、ルーアン(フランス)、ハミルトン(バミューダ諸島)にピースボートが訪れるのもはじめてです!

 

 

 

 

 

 

 

そんな「はじめて」がいっぱい詰まった94回クルーズの報告会の様子をご覧ください!

魔女の宅急便の舞台。物語の世界観を肌で感じる

右から二人目、キキの格好をしているのがはらちゃん

「こんな楽しみ方もあるんだ!」

そう声をあげたはらちゃんは、ジブリ「魔女の宅急便」のモデルになったスウェーデンのストックホルム大聖堂の目の前で映画を再現!ストックホルムの街中で一際目立っていました。

乗船前は仕事の都合で、「ボランティアスタッフやイベントに参加できませんでした。だから、正直1人で船に乗ることがとても不安で…」そのように、はらちゃんは語ります。でも「こんなすてきな仲間と出会えることができました!」と目を輝かせて、みんなの前で話してくれました。

はらちゃんが申し込んだ船室は4人の相部屋。はじめて会う人との相部屋って聞くだけで、とてもドキドキしますよね。 でもその気持ちはあなただけではなくて、みんな同じなんです。

だから、ドキドキをワクワクに変えてしまいましょう!

はらちゃんは、こうも語ってくれています。 「ピーセンに通ってボランティアをしているメンバーが正直うらやましかった。」

ピーセンには全員が地球一周の経験を持つスタッフをはじめ、 すべてのボランティアスタッフが地球一周を目指しています。 そのような場所で活動していると、みんな自然と仲良くなっていくもの。 そんな仲間たちと乗船前に出会えるだけで、船旅がもっと楽しくなるかもしれません!

ピーセンでは、定期的にイベントを行っているので、「ボランティアをする時間がないよ」という方でも気軽にお越しください!

オーバーランドツアーのグランドスラム

「自分の人生に後悔したくないから、観光は1人でも行ける」

そう語ったのは、たっちょん。彼は、6年前にポスターを見てピースボートを知りました。 当時も「行きたいな」と思っていたけど、彼にとっての仕事である保育士が大切だったので諦めていたようです。 でも、30歳を目前にして「行ける時に行かないと後悔する!」と感じ、94回クルーズに思い切って乗船の一歩を踏み出しました。

前列、一番右がたっちょん。

様々な国で、主に子どもたちと交流するツアーを選んでいた、たっちょん。船旅を離れて隣国を訪れるオーバーランドツアーにも積極的に申し込みました。

  • カンボジアの地雷問題検証ツアー
  • ポーランドのアウシュヴィッツ強制収容所訪問
  • ドイツ国際平和村訪問

これらは、94回クルーズを代表すると言っても過言ではない大型ツアー。 94回でこの3つのツアーすべてに参加した男こそがたっちょんなんです。

「この機会を逃したら絶対に行かないだろう。このチャンスを最大限に活かそう。」

船から下りた後も、この言葉通りの経験が彼の人生を支えています。

ボランティアをして船賃ゼロ円で乗船!

中央の赤いジャージを着ているのがぷくちゃん。

船の生活だけではなく、ボランティアスタッフの話も聞いてみたい! という意見もあったので、このボラスタを紹介します。 広島出身のぷくちゃん

たまたま、職場の近くで開催していたピースボートの「地球一周の船旅説明会」 に参加したことがきっかけで乗船することに。 広島から、大阪のシェアハウスに引っ越し、コツコツとボランティアを続けました。 そして、全クリ(船賃の全額を割り引くこと)を見事達成!

夢にまで見た「地球一周」を「ゼロ円」で成し遂げてしまったんです。

「最初は、1人で大阪にやってきて不安だった。 でも気がついたら、私の周りにはたくさんの仲間がいました。」と明るく話すぷくちゃん。

無料の船旅のチケットを手にしたとき、 一言では言い表せないようなたくさんの想いがよみがえりました。 みんなが彼女の努力を知っていたから、 自然とぷくちゃんの周りには素敵な仲間が集まったんですね。 でも、大変な思いをしたからこそ彼女の地球一周は、何倍も価値のあるものにふくらみました。

“離脱”ってなに?

最後は、僕から。船旅と聞いてこんなことを考えたことはありませんか。 「ひとつひとつの港の観光時間って短いよ」 「どうしても行きたいところがあるけど港から遠い…」

実は、船を一時的に下船することができるんです。 僕は、タイ、ポーランド、ベネズエラで一時下船をし、それぞれ一週間ほどの時間をかけて現地を観光し尽くしました。(※離脱は、すべて自己責任での行動となります。本船との合流も自分自身の力で行ってください。)

出港するピースボートの船をバックに。一番右が僕、オイスターです。

この写真は、2カ国目に寄港したタイでさっそく船を離脱したときのもの。 船でできた友人と、ちょうどタイを旅していた友人とも合流! 船から降りて、各々の自由なプランで行動することが可能なんです。

離脱でしか味わえないことはこんな感じ…

  • 時間を気にせずその国を観光できる!
  • 港の無い国にも行ける!
  • 宿や飛行機の手配をするなど、旅ならではのスリルを体験できる!

ときにはハプニングもあります。 僕は、ロストバゲージ(空港で預けた荷物が行方不明になること)にあって放心状態になったことも。 でも、全部終わったいまだからこそ笑い飛ばせる!それが旅の醍醐味!

その他にも、ベネズエラの「地球最後の秘境」に行きました。そこには、世界最大の落差をほこる「エンゼルフォール」があります。 この一文を読むだけで、ワクワクしませんか? 実際、そんな勢いで行ったのですが。旅なんて勢いだと思っています!

なんとこのエンゼルフォールは、979mの落差があり、 地面に到達するまでに水滴が拡散し霧になってしまいます。 光景のすべてが、ファンタジー映画の世界観。 「ナルニア国物語」とか「ハリーポッター」の一場面に出てきそう。 まさに絶景とはこのこと!

 

最後に、僕もたっちょんと同じくアウシュヴィッツのツアーに参加しました。(ツアー内容についてはこちらをご覧ください→【94回クルーズレポート】負の世界遺産アウシュヴィッツ強制収容所を訪れて

 


「歴史を知らなければ、また歴史は繰り返される。」

この言葉が何度も何度も現地で繰り返されました。 決して安いツアーではありませんが、 学校の教科書などで見た「負の世界遺産」を、 自分の足で歩くこと。 自分の目で確かめること。そして、自分の意志で考えること。 どうせ地球一周をするなら、自分の知らない世界へ、一歩踏み出してみませんか?

寄港地だけじゃない!ピースボートの船内生活

夏祭りや紅白歌合戦があったり、音楽Fes、洋上運動会に結婚式まで!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これらの様々な企画は、 参加者自身が一から作り上げていきます。すべてがオリジナルなんです!だから、参加者のひとりひとりが 本気になれるのかもしれません。

 

参加者自身で企画を立ち上げるということ

船内の企画は、ピースボートが主催するものもあれば、参加者自身が企画する「自主企画」というものがあります。 読んで字のごとく、「自主企画」とは、自分の専門性や趣味、特技を生かし企画を立ち上げることです。洋上は「ただの移動時間」「暇な時間」ではないんです。

朝から夜まで船の上では、誰かが作った企画であふれています。だから、飽きることなんてありません。勉強系の企画に出て自分の知識も広げるのもよし、ダンスを習って発表会を行うのもよし、時には海を見ながらゆっくりしてもいいんです。

船の上では、自分の生活のスタイルが自然に出来上がっていきます。本日の「94回クルーズの報告会」はまさに、みんなでひとつひとつ作り上げてきた「自主企画」だったのではないでしょうか?

最後に僕から、アドバイスをできるとすれば「今まで興味の無かったこと」や、「やりたくても手を出せなかったこと」に果敢に挑戦してください!世界を知ると同時に、自分の価値観を一気に変えるチャンスがこの船旅にはあると思っています。

このチャンスを逃すのはもったいない!

人生を豊かにしてくれる地球一周クルーズ

「船から降りても、逢いたいと思える人がきっと見つかります!」地球一周を経験した僕たちだからこそ、みんなに伝えられるんです。

乗船しなくても人生は進んでいきます。でも、船の上での生活は、きっとあなたの人生を豊かにしてくれるに違いありません。

僕たちが簡単に口ずさむ「できない」という言葉には、常に枕詞が隠れていると思っています。それは、「いま」という言葉。自分の決断次第で、人生はどうだって動いていきます。

「いまはできない」から「いつかはきっとできる」へ

このブログを読んで、少しでもみなさんの「地球一周」が近づきますように。

 

Peace Boat Staff  Oyster