世界の絶品フード9選!地球を旅するピースボートスタッフ思い出の味 2021

みなさん、こんにちは。ピースボートスタッフの森田幸子です。

朝晩はずいぶん涼しくなってきましたね。いつの間にか秋の虫も鳴いています。すっかり秋です。食欲の秋です!

ということで、ピースボートスタッフが世界をめぐる中で出会った絶品料理アンケートを取ってみました。

スタッフに聞いてみると、その国の名物料理から、ピースボートの船旅で訪れたからこそ味わえた地元の味、そして意外なものまで、「これ、めっちゃおいしかった!」と自信を持っておすすめする世界の料理が出るわ出るわ…。

今回はこちらの9つの地域からおすすめ料理を、スタッフの思い出とともにご紹介します。

トミーのおすすめ
手作りカレー(インド・コーチン)

地球一周しながら世界のことを学ぶ地球大学プロジェクトのツアーで、インドに1週間滞在しました。

毎日毎日本場のカレーを食べ続け、手で食べるのもかなり上達!中でも美味しかったのは2日間ホームステイした時に食べたお母さんの手作りカレーです。

滞在したのは南インドの村。とろみが少なくスープ状で辛みが強いのが南インドカレーの特徴です。私たちでも食べられるように辛みを抑えたカレーを作ってくれたそうです。スパイスが効いていて旨味たっぷりのあの味は忘れられません。

テーブルはなく食事は床に座って食べるスタイルです。家族全員一緒に食べると思いきや、ゲストの私たちだけに振舞ってくださりファミリーの皆さんは私たちを囲んで立ち見。

おもてなしの心は嬉しかったのですがめちゃくちゃ食べずらかったです(笑)。つたない英語で説得してなんとか一緒に食べることができました。

また外国人が訪問するのは珍しいようで、近くに住んでいる親戚中のお家を紹介してくれてその度に毎回チャイやバナナ、お菓子が振舞われて大歓迎を受けました。チャイの美味しさにも感動。

日本でもインドカレーやチャイは食べられますが、やはり本場で食べる地元の料理は最高です!

あゆのおすすめ
蟹みそスープ饅頭(中国・上海)

上海の観光スポットになっている豫園(よえん)エリアで有名な蟹黄汤包(蟹みそスープ饅頭)を食べるために、行列のできている人気のお店「南翔饅頭店」に入りました。

見た目は小籠包のふた回りほど大きなサイズ。中身はカニの身とミソとスープが入っていて、大胆にもストローを挿してスープを吸っていただきます。

まさにジュースを飲むようにストローが刺さっているのですが、熱々のカニスープが口に入る瞬間はビクッとしてしまいます。

スープを飲み終わったらお箸で皮と中身をいただきます。味は素材の味そのままで、とてもあっさりとしています。

もちろん蟹黄汤包は、お店で手作り。蒸しあがったばかりの熱々を是非お試しください。

こんぶのおすすめ
ソーセージと野菜の煮物(マダガスカル・エホアラ)

子どもたちとサッカー交流をするツアーに参加しました。様々な理由で親元を離れている子どもたちが暮らす施設に訪問し、一緒にランチをとりました。

ご飯と一緒に食べたポトフのような煮物がおいしかったです。ソーセージや野菜、ジャガイモなどたくさんの具材が入っていました。

ポトフのほかにもパンにつけるツナマヨみたいなペーストもおいしかったです。結局何のペーストかは最後までわかりませんでした(笑)。

かつてフランスの植民地だったことも影響しているのかどことなく洋風な味付け。パンもフランスパンでした。

子どもたちと交流しながら食べた料理はどれもおいしかったです!子どもたちと一緒に過ごした時間こそが今思えば最高のスパイスだったんだと思います。

ゆりゆりのおすすめ
ピラニアの唐揚げ(パナマ・クリストバル)

中南米の国パナマにて、エンベラ族に会いに行くツアーに参加しました。エンベラ族とは元々コロンビアの先住民族で、十数年前にコロンビアからパナマへ移住して来た少数民族です。

エンベラ族の村へは、港からバスで移動し、湖を小舟で移動して向かいます。村に着くと陽気な音楽で村の人たち総出で歓迎してくれました。

歓迎セレモニーのあと、昼食をごちそうになりました。メニューはピラニアの唐揚げ、米を炊いてスティック状に固めたもの、パイナップルやオレンジ、パッションフルーツなどの果物でした。バナナの葉っぱがお皿になっているのも印象的でした。

フルーツはもちろんですが、ピラニアの唐揚げが想像以上に美味しかったことがとても印象的でした。味はカレイに似ていました。

ピースボートでこの交流ツアーに参加する人は、食事もぜひ楽しみにしてください♪

アニマルのおすすめ
ヨーグルト(ギリシャ・サントリーニ島)

地中海に浮かぶサントリーニ島は島全体が観光地となっていて、”青”と”白”が映えるとても美しい島です。

最初は一人で散歩する感じで歩いていましたが、小さな島なので行く先々でピースボート参加者と出会いました。お昼はたまたま合流したメンバーで、眺めのとてきれいな屋外レストランでランチ。

目でも舌でも楽しめる素敵な場所でした。料理はどれもおいしかったのですが、衝撃だったのはギリシャヨーグルト。

日本のヨーグルトも色々種類はありますし、日本でギリシャヨーグルトも食べたことあるんですが、全然違うんです。舌触りはもったりとして、なめらか。味は濃厚。砂糖の甘さとは別の甘味。なかなか言い表せないですね(笑)。

もう一回食べたい。まさかのデザート的な感じで食べたヨーグルトにこんな驚くとは…!という、印象が強く残ったギリシャヨーグルトでした。ギリシャも場所によるかもしれませんが、ぜひお試しください!

マチュのおすすめ
ブイヤベース(フランス・マルセイユ)

Mogens PetersenによるPixabayからの画像

世界3大料理の一つフランス料理。その中でも代表とも言っていいのがブイヤベースです。マルセイユの郷土料理とも言われています。

日本でいうと鍋みたいなものでトマト、玉ねぎ、セロリ、ハーブ、白ワイン、魚介類を入れて煮込む料理です。マルセイユの海沿いのお店にはどのお店にもブイヤベースがあります。

いったん魚を鍋から出し、スープと別の大皿に盛って、目の前でお店の人が魚を切ってくれます。

パンをスープにつけて食べたりして、調味料をほとんど使っていないので野菜や魚そのものの味を楽しめます。是非マルセイユに行く機会があれば食べてみてください。

たけるのおすすめ
パン(ペルー・マチュピチュ)

ペルーのマチュピチュ遺跡は、世界で行きたい世界遺産ランキングで、いつもトップ10入りしているぐらい人気の場所です。

マチュピチュ遺跡を観光した後、その近くにあるレストラン「TINKUY BUFFET RESTAURANT」に行きました。正直ペルー料理と聞いても全然想像がつきませんでした。

その中でもおいしかったのがパン。これを言うと「それ本当?」といつも疑われますが(笑)、ここで食べた丸いパンが人生で食べた中で一番おいしかった。

味は素朴な感じで特別甘いというわけではありませんでしたが、口の中に残る思い出のパンです。

パンをおいしくさせたのは、たぶんマチュピチュ遺跡本来のすごさだと思います。その景色とパワーの源で食べる料理はなんでもうまいのかもしれません。

ちっぷのおすすめ
ココナッツミルクの蒸し焼き(サモア・アピア)

ココナッツミルクにお塩を少々、みじん切りにした玉ねぎを加えて混ぜます。これをバナナの葉やココナッツの葉でくるんで蒸した料理を「ウム」と言います。ウム作りを体験しました。

蒸す前のココナッツミルクはほぼ液状ですが、これを現地の人々は葉っぱを手のひらでお椀のようにしてこぼれないように玉ねぎ入りのココナッツミルクを注いでいきます。

それを包んで、葉っぱの茎の部分をうまく使って開かないように固定したあと、別の葉っぱでまた包みます。この作業を3~4回繰り返して、最後はバナナの葉っぱでくるみます。

簡単に包んでいるように見えるんですが、やってみると意外と難しくて、なかなかきれいに巻けません。現地の方に助けられながらなんとか巻けました。自分で巻くとなんだか愛着が湧いてきます。これを1時間ほど蒸して完成です。

完成したウムの葉っぱを開いてみると液状だったココナッツミルクがモチモチになっていました。玉ねぎと塩がアクセントになっておいしかったです。

一緒にお昼ご飯を作って食べるという体験がさらにおいしさを増幅させたのかもしれませんが、なかなか日本では食べる機会がなく残念です。サモアに行った際はぜひ食べてみてください。

オイスターのおすすめ
バカリャウのコロッケ(ポルトガル・リスボン)

バカリャウって何?と、思ったそこのあなた!1度は食べないと損ですよ。

バカリャウはポルトガルの国民食なんです。Bacalhau:バカリャウ=干し鱈(たら)。鱈といえば、日本でもよく食べられる魚です。

では、塩漬けの干し鱈はどうでしょうか、想像できますか? ぜひご賞味あれ。

僕が紹介したいお店は、ポルトガルにある 「Casa Portuguesa do Pastel de Bacalhau」。 バカリャウを使ったコロッケのお店です。

異国のレストランで難しいメニューとにらめっこする必要は一切ありません。お手軽にオーダーできます。しかもメニューは、チーズ入りかチーズなしかを選ぶだけ。おすすめはもちろんチーズ入り!

ポルトガルワインとセットでオーダーしてくださいね!可愛らしいタイルの容器に入れられて出てきます。

僕が世界一周中に食べた、お手軽に食べられる世界No. 1の料理でした!コロッケを真っ二つに切って中からチーズが溢れ出るロゴを見つけたらLet’s go!

地球一周して世界の料理を楽しもう

いかがでしたか?世界の料理を堪能するのも旅の醍醐味。思わず地球一周に出かけたくなります。

世界中の人々と共に食を楽しむことが交流を深め、食を知ることが彼らの文化を理解することにつながっています。

ピースボート地球一周の船旅で、世界の絶品フードに出会いに行きませんか?

皆さんの参加をお待ちしています♪

 

編集:森田幸子