こんにちは、ピースボートスタッフの野々村修平です。7月3日(月)〜5日(水)にかけて和歌山キャラバンが開催され、2泊3日にわたってピースボートのポスターを貼ってきました。
今回はピースボートのキャラバンの魅力をお届けします。
ピースボートのキャラバンは現代版ドラゴンクエスト!
そもそも、キャラバンとはなんでしょう?
私のイメージは小学生時代に培った記憶。大人気ゲーム「ドラゴンクエスト」の主人公を起点に縦一列に並んで世界中を冒険することです。
キャラバンとは「目的のために組まれた集団」という意味があり、遠くの各地を遠征するグループを表す言葉として使われます。
ピースボートの地球一周という目的を持ったメンバーが、ポスター貼りのために遠征しながら目的に近づいていく。つまりピースボートのキャラバンは現代版ドラゴンクエストです。
そんな楽しそうなイベントに参加するほかありません!
※ピースボートのボランティアスタッフ活動をすると内容に応じて地球一周の船賃の割引(最大で船賃全額分!)を受けることができます。
なぜ遠方にポスターを貼りにいくの?
ピースボートセンターが存在しない地域の人にも地球一周を知ってもらうため、遠い地域にも貼りに行きます。
SNSが急速に発展している昨今ですが、やはり美しい色彩と寄港地・世界遺産がプリントされたデザインのポスターは人々の気を引きます。
街中でポスターを見て初めてピースボートのことを知ったり、知ってはいたものの「ちょっと問い合わせしてみようかな?」という一歩を踏み出すアクションに繋がります。
実はこのポスターには魔力があります。普段は視界に入らないのですが、突如として視界の中に入りこんでくる日がやってきます。
ポスターが気になることは世界に興味が出てきたタイミング!その瞬間から、あなたの旅は始まっています。
さあ、和歌山に向けて出発
早朝からピースボートセンターに集合して、7人のボランティアスタッフ(以下、ボラスタ)といっしょに和歌山県に向けて出発です!
和歌山は海と山に恵まれ、それぞれの地域で雰囲気がかなり異なっています。和歌山キャラバンは南部から徐々に北上していき、大阪府南部エリアにも貼りながら大阪に戻る2泊3日の行程です。
初日は、和歌山南部の田辺市と南紀白浜周辺、2日目と3日目は、和歌山市周辺のエリアや大府南部の岸和田市と泉佐野市でポスターを貼りました。
今回訪れた地域をちょこっと紹介 ~南紀白浜・田辺市・和歌山市~
南紀白浜は、和歌山県の南部に位置します。兵庫県の有馬温泉・愛媛県の道後温泉と並ぶ日本三古湯の 1 つに数えられる白浜温泉があります。
一年を通じて穏やかな気候と自然美に恵まれている人気の観光地です。
太平洋の恵みに満ちたこの地では、新鮮な海の幸を始めとする、四季折々の食材が楽しめます。
田辺市は、和歌山県中部に位置し近畿地方で最も面積の広い市です。西側が田辺湾と太平洋に接している一方、北東方面は紀伊山地に面した熊野古道エリアで、海と山の両方の観光資源を有しています。
また2004年7月に「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産に登録された熊野三山に数えられる熊野本宮大社への観光拠点となっています。
海外からも人気のエリアのようで、駅前やカフェには海外からの観光客がたくさんいました。
熊野本宮大社は、他の神社よりも厳かな雰囲気が漂っているので、このエリアのポスター貼り担当になったボランティアスタッフはラッキーですね。
和歌山市は、徳川御三家の一つ、紀州藩の居城・和歌山城をはじめ根来寺など史跡が多いエリアです。徳川家ゆかりの地で歴史に想いを馳せつつ、ポスター貼りを楽しむことができますね。
私のキャラバンのルーティーン
ここでキャラバンの時におこなう私の習慣を少し紹介します。
実はお参りなんです。エリア内にある心願成就の神社でキャラバンの成功、そしてボラスタみんなの地球一周の成功をお祈りすることを習慣にしています。
今回選んだスポットは田辺市の世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」に登録されている「鬪雞神社」です。
鬪雞神社の名は平家物語壇ノ浦合戦の鶏合せの故事に由来します。
源氏と平氏の双方より熊野水軍の援軍を要請された武蔵坊弁慶の父であると伝えられる熊野別当・湛増(たんぞう)が、どちらに味方をするかの神意を確認するため、神社本殿の前で赤を平氏、白を源氏に見立てた紅白7羽の鶏を闘わせました。すると、ことごとく白(源氏)の鶏が勝利したため、源氏に加勢することを決め、熊野水軍200隻を出陣させました。熊野水軍の加勢が合戦の勝敗に結びついたともいわれます。田辺観光協会より
本殿には弁慶社といって智・仁・勇を体現した武蔵坊弁慶を祭るために建立された社殿なども見られます。
私は個人的に、能の演目でもある「勧進帳」の武蔵坊弁慶と源義経の世界観が好きなので、弁慶にゆかりある、かつ源平合戦の勝敗を大きく変える役目をになった闘鶏神社に行こうと思いました。
きっと運気が上がるでしょう!
ピースボートは3回楽しむことができる
ピースボートと言えばやはり「地球一周の船旅」ですが、それだけではありません。ピースボートは3回楽しむことができるんです!
その最初の楽しみが、乗船前のボランティアスタッフ活動です。2つ目が洋上での100日間の地球一周、3つ目は船で出会って下船後にも続く一生の友人たちとの時間です。
ボラスタ活動には、一緒に地球一周を目指す仲間との出会いがあり、今しか感じることができない時間を送ることができます。
ボラスタ活動の中でもポスター貼りキャラバンは特に仲間との思い出がたくさんできます!
真夏のポスター貼りは正直楽ではありません。汗をかいて、くまなくエリアを周って、でも途中で心が折れない理由は、今を全力で頑張ればこの先に地球一周のチケットが手に入るからです。
実は今回のキャラバンに参加したメンバーの多くはボラスタ活動を通して地球一周船賃の全額分の割引を貯めています。
短期間に集中して割引を貯めることができるキャラバンは、地球一周への近道だといえます。
今この瞬間に頑張っているボラスタへ、心のそこからエールを送りたいと思います。
地球一周を目指してポスター貼りキャラバンに参加しよう
私がボラスタ時代、初めて参加したキャラバンは四国キャラバンでした。7年ほど前に私も地球一周を目指してボランティア活動に励んでいました。
キャラバンに参加して我武者羅に頑張るみんなの気持ちは人一倍に理解しているつもりです。
だからこそ、僕が引率するキャラバンでは、ボラスタが輝けるようにみんなをサポートをして少しでも心の支えになれたらなと思っています。
ボラスタのみなさん、今はしんどかったり大変な時もあると思うけど、きっとそう思うのは今だけ。この瞬間、みんなは地球一周に向けて着実に一歩づつ前進しているから自信を持って!
和歌山キャラバンもあっという間に終了。2泊3日だと本当に一瞬で時が過ぎ去ってしまいます。
さあみんなにとってどのような3日間でしたか?楽しいと思ってもらえたなら嬉しいです。私もみんなの成長する姿を見られたことを誇りに思います。
キャラバンはボランティア初心者の方も大歓迎です。引率スタッフがいるので慣れていない方には、付きっきりでレクチャーさせてもらいます。
「地球一周に近づきたい」「同じ船に乗る仲間と交流したい」キャラバンは定期開催していますから、どんな動機でも構いません。参加希望があれば、ぜひスタッフまでお気軽にお声かけください。
やはりキャラバンを走り抜いた達成感は、参加したメンバーにしか味わえないかけがえのないものです。次はあなたの番です!
ピースボートセンターおおさか 野々村修平