The Last Message

9月末でピースボートを旅立つスタッフの小道誠也から最後のごあいさつ

Hello, everyone!

跳ねるイセエビことピースボートスタッフの小道誠也です。みんなからはもこみち、もしくはパーピーって呼ばれています。僕はこの度、ピースボートセンターおおさか、そしてピースボートから卒業することになりました。簡単にですが、募る想いをこの記事に記します。

2年と9カ月お世話になったピースボート。ここでの経験を生かして、違った環境で新しいチャレンジをしていきたいと思って、退職を決断しました。心境の大きな変化が近年でたくさんあり、特に約1年間ピースボートセンターおおさかで勤務し、たくさんの地球一周の夢を目指す仲間を見送らせて頂いたことが大きな理由です。

1人1人が一歩一歩、地球一周という夢に向かってボランティアスタッフ活動をして努力している姿に心を打たれ、自分自身も環境を変えてやりたいことに積極的にチャレンジをしていきたいと考えるようになりました。また語学を勉強して、これから進む道の可能性を広げたいと思ってます。

地球一周に参加者としてはじめて乗船したのは約3年前。「”あたりまえ”を”ありがとう”に変える旅」をテーマに地球一周しました。僕はこれまで、物であふれた日本で生きてきました。そしてその環境があたりまえになっていました。でも僕が思っているあたりまえのことも他の国ではあたりまえではない。一周することで、これまで気づけなかった世界に出逢いたいと思いました。

いざ地球一周をした僕は、なんだか自信を失いました。船ではたくさんの企画に参加したりして、まずは知ることから始めるように心がけていました。でも、想い描いていたほど自分から主体的に動けない地球一周になり、どこか後悔が残っていました。

そんな自分には何が必要なのか考えた時に、それが「人間力」だと気づきました。自分にとっての人間力は人を惹きつけるスキルだと思います。そんな人間力を試したくてピースボートスタッフになりました。不安もたくさんあったのですが、スタッフのみんなは僕が尊敬する人ばかりで、何よりも考え方が豊かでかっこいいと思いました。

最終的な決め手となったのは、あるスタッフに言われた一言でした。

「一番想像できない選択をしたほうが人生は面白い」

僕がスタッフとなって一番得たものは、自分を信じて考動(自分で考えて行動)する自信がついたことです。この経験はどんな生き方をするとしても活きてくると思うからこそ、自信を持って旅立ちます。なによりも誰もができるわけではない地球一周という経験が財産になりました。

僕は、地球一周する前はピースボートセンターおおさかでボランティアスタッフをしていました。そして卒業するのもピースボートセンターおおさか。この場所が僕のピースボート人生の始まりと新たな自分の始まりの地になりました。

今から考えるとたくさんの想い出があります。

地球一周を夢見る青年が実質0円で地球一周できることに衝撃を受けた22歳の夏
僕に希望の光が差した

ボランティアスタッフ時代にポスターを貼らせてもらったお店でその店主からラーメンをおごってもらったり

地球一周で行ったバハマの首都ナッソーでスパイダーマンのコスプレをして100人以上の人と笑顔の写真を撮ったり

ハワイでは20人以上でスカイダイビングをしたり

スタッフとして、地球一周をめざすボランティアスタッフ一人一人と向き合い、いっしょに考えたり悩んだり

スタッフとしても1回の地球一周と3度のショートクルーズに乗船させていただきました

僕がこの記事を書く上で一番伝えたいのは、たくさんのスタッフに迷惑もかけてまいりましたが何よりもたくさんの感謝を伝えたいということです。スタッフの方々、ボランティアスタッフの方々、一緒に乗船した参加者の方々、僕に関わってくれたすべての人にありがとう。

 

小道誠也のピースボート人生、ピースボートセンターおおさかを愛し、ピースボートセンターおおさかに花を咲かす。

 

ピースボートの跳ねるイセエビ 小道 誠也