「思い切って飛び出してみたら、世界は僕を受け入れてくれた」平林ヒロ昂我

ピースボートセンターおおさか(ピーセンおおさか)ではたらくスタッフを紹介します。今回は、植物をこよなく愛する平林ヒロ昂我です。

平林ヒロ昂我 Hirabayashi hiro Cougar(通称:こんぶ)

アメリカLA生まれ、山梨育ち。

こんぶの趣味は、読書とギターを引くこと、特技は料理、マイブームは登山とキャンプ。

植物をこよなく愛するこんぶ。最近はミニ盆栽とガジュマルを育てているそうです。

好きな言葉は「『ない』ものではなく『ある」ものに目を向ける」。南アフリカで国際協力活動をおこない、ピースボートの水先案内人(船内のゲスト講師)としても乗船していただいたアフリカ日本協議会AJFの津山直子さんの言葉です。

ピースボートでは、地球一周を目指す方に対する電話でのサポートをしています。また、ピースボートのオンラインイベントの配信も行っています。

ここじゃなければ生きていける

僕がピースボート地球一周の船旅に参加者として乗船したのは2018年の冬。2年半ほど前になります。ピースボートに出会う前は音楽の専門学校に通っていました。

その当時は学校生活や将来のことに悩んでいて、自分のこれからの選択肢があまりにも少なく、限られたものしかないように思えて絶望していました(笑)。

学校にも行かず家に引きこもりがちだった時に、ふと「ここじゃないところなら生きていけるかもしれない!」と、半現実逃避みたいなことを思ったのが始まりでした。

ピースボートを知ったきっかけは本当に偶然で、たまたま高校時代の友達と話しているとき、「こんなのがあって面白そうなんだよね〜」と持ち出されたのがピースボートの地球一周の船旅でした。

そこからは速いもので、ボランティアスタッフをしながら乗船の準備をすすめて約1年。気づいた時には船の上でした(笑)。

<船のデッキで>

現実逃避から始まった旅でしたが、地球一周を経て強く感じたのは、「僕はどこででも生きていける」ってことです。

自分が知っている環境や社会の中にしか選択肢がないと思っていた僕にとって、認めてくれる、受け入れてくれる場所が世界中にできたということは大きな救いになりました。

「豊かさ」と「貧困」を学ぶ地球一周

<「地球大学」でいっしょに学んだ仲間と>

僕が参加したのは、アフリカ大陸や南米の国々、南太平洋の島など、南半球をめぐる地球一周の船旅です。知らない土地に降り立つこと自体が刺激的でしたが、それと同じぐらい船旅で得た出会いと学びは僕にとって大切な経験になりました。

船旅を通して世界の「いま」を学ぶ地球大学。船では受講生としてゼミに参加するのが日課でした。その中で「豊かさ」や「貧困」について考える機会が多くあり、南半球を旅しながら多くのことを感じさせられました。

一緒に学ぶ仲間と船内であれやこれや議論したのをよく覚えています。今まで自分の身の回りの外で起きていることに無関心だった僕にとって、地球一周は「気づき」の連続でした。

<マダガスカルの孤児院で子どもたちとサッカー交流>

写真はマダガスカルで子供たちと交流したときのものです。マダガスカルは世界的に見ればあまり豊かな国ではありません。ですが、そこで暮らしている子供たちはとてもいきいきとしていました。

豊かさとはいったいなんなのか、と考えさせられたのを今でも鮮明に覚えています。

みんなが生きやすい社会をつくりたい

貧困は決して遠い国だけの話ではありません。世界中で多くのことを学んだ後、僕は「日本から貧困をなくす」そして「多様性に寛容な、認め合える社会」の土台を作っていくために、ピースボートのスタッフになりました。

そして、誰かの選択肢の一つとして、ピースボートの船旅があり続けられたらと思っています。

 

文: 平林ヒロ昂我  編集:森田幸子